2007/02/26 - 2007/02/26
302位(同エリア310件中)
胡桃陽さん
ウメ(梅)は、バラ科サクラ属の落葉高木、またはその果実のこと。学名はPrunus mume。中国原産で日本には古代に渡来した。日本の気候に馴染んでいないため、2月頃という花粉を媒介してくれる虫の少ない時期に花を咲かす。アンズの近縁種であり、容易に交雑する。野梅系の果実は小型であり、果実を利用する豊後系ではアンズとの交雑により大型化している。ただし、完熟しても果肉に甘味を生じることはない。
花芽はモモと異なり、一節につき1個となるため、モモに比べ、開花時の華やかな印象は薄い。1〜3月に5枚の花弁のある1〜3cmほどの花を葉に先立って咲かせる。花の色は白、またはピンク〜赤。葉は互生で先がとがった卵形で、周囲が鋸歯状。果実は2〜3cmのほぼ球形の核果でみの片側に浅い溝がある。6月ごろに黄色く熟す。七十二候の芒種末候には梅子黄(梅の実が黄ばんで熟す)、とある。梅には300種以上の品種があり、野梅系、紅梅系、豊後系の3系統に分類される。梅の実を採るのは主に豊後系である。
江戸時代以降、花見といえばサクラということになっている。平安時代以前は「花」といえば梅を指すことが多かったが、平安時代からの和歌などで単に「花」とあった場合、多くは桜のことである。
ウメの語源は中国語の「梅」(マイあるいはメイ)といわれる。伝来当時の日本人は、鼻音の前に軽い鼻音を重ねていた(現在も東北方言などにその名残りがある)ため、meを/mme/(ンメ)のように発音していた。これが「ムメ」のように表記され、さらに読まれることで/mume/となり/ume/へと転訛する。一方で、今も「ンメ」のように発音する方言もまた残っている。
ただし/ume/が先にあって、唇音の/u/が次にくる唇音の/m/に同化する音韻過程により/mme/へと変化したとする説も存在する。他にも幾つかの異説があり、現在のところ、どれもまだ定説となるに至っていない。
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