2006/10/30 - 2006/10/30
8位(同エリア12件中)
サボ10さん
デナ・ポイントは南カリフォルニア、オレンジ郡の南にある町です。 デナ・ポイントのキャピストラノ・ビーチをアメリカのリビエラと呼ぶ人もいます。
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デナ・ポイント は リチャード・ヘンリー・デナ・ジュニア(Richard Henry Dana Jr) の名前を付けています。 写真は彼の銅像です。
彼はハバード大学在学中に はしか にかかり、目を悪くしたために大学を中退。 健康を回復するには海が良いだろうと船乗りになりました。 1834年のことです。 そうしてケープ・ホーンを廻ってカリフォルニアに着いたのです。 ただそれだけでは有名にならなかったのでしょうが、彼の航海の経験を書いた本 Two Years Before the Mastが当時のベストセラーになりました。 彼は1836年にはボストンに戻りハーバード大学の法科を卒業。 -
デナが航海してきた船、二本マストの帆装船(Brig)の名が the Pilgrim です。 今デナ・ポイントにその船の模造があります。 この船を運営しているのが オレンジ郡海洋協会。 週末には子供達を乗せて近くを航海します。
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デナが着いた場所がデナ・ポイント、当時サンタ・バーバラからサン・ディエゴの間にあった唯一の港だったのです。 波止場と云ってもただ小さな湾 (natural cove) になっていただけなのですが。
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ピルグリム(Pilgrim)を管理運営しているのがオレンジ郡海洋協会(Orange County Marine Institute)。 この写真は崖の上から協会の建物を撮影。 インサートは海側から撮っています。 建物の中には小さな水族館もあります。
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写真の右上がデナ・ポイント・リゾート、ケープ・カッド(Cape Cod、マサチューセッツの避暑地)風のビクトリアンの建物(ホテル)です。 その横にあるのがガゼボ(見晴らしやぐら)、崖からの写真をガゼボから撮影しました。
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ガゼボから撮影したマリナ(ヨットハーバー)。 このハーバーは人造2500のボートが停泊しています。
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崖の上にコンクリートと木(橋)で歩道を造っています。 花はフランスの探検家ルイ・アントアンドブーガインヴィーュ(Louis Antoine de Boughainville)の名をとったブーゲンビリア。 「綺麗な赤い花」と思われますが、ブーゲンビリアの花は白いのです。 赤や紫の花に見えるのはブラクツ(bracts)、改変した葉なのですね〜。
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歩道を歩くとこの写真の場所にきます。 ここはウッドラフと云う金持ちが建てようとしたホテルなのです。 建設中に株価が暴落、アメリカが大不況Great Depression となり、彼は全財産を無くし、彼の夢、ここにホテルを建てるのを断念しました。
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更に歩道を歩くとこの銅像につきます。 これは毛皮を海に投げている銅像なのです。 昔々のこのあたりの商売と云えば毛皮商、海に投げた毛皮を船が集めていました。
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しばらく歩道を歩いて違う角度から写したハーバー。
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崖から降りて海洋協会とピルグリムを撮影。 花はハイビスカス。 ハイビスカスと云えば南洋の花になっていますが、原産地は中国なのです。 ですからハイビスカスの(英語の)別名は中国のバラ(China rose)。
インサートの大きなハイビスカスはチャイニーズ(中国の)ハイビスカスと呼ばれる種類。 中国の花にわざわざ中国のと付けるのは変な感じですが、それだけハイビスカスが南洋の花になってしまったのでしょう。 -
海洋協会の裏(海側)の景色。 綺麗な海です。
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