ビクトリアの滝周辺旅行記(ブログ) 一覧に戻る
今日はビクトリアの滝のザンベジ川でラフティングを一人95ドルで申し込んだ。<br />8時からスタートで朝食を食べてから待ち合わせ場所に8時に行くと朝食が用意されていた。<br />スターに参加する人たちは体力に自信のありそうな大柄のオーストラリアやヨーロッパ人がもりもりと<br />朝食をほうばっていた。8時25分小屋に集まってビデオを見せられ、怪我や命を落としたとしても<br />会社は一切の責任は持たない。救急車を手配などはするが、それらの費用は持たないと断言させられ<br />紙に署名をした。ヘルメットと浮き袋をつける。顔の大きな父はヘルメットが小さくて耳が痛そうだ。<br />トラックに乗ってザンベジ川の上流のところにアクセスするための道で下ろされる。<br />川にたどり着くまでの道は滑りやすい岩場を20分ほど歩く。母はひざを悪くしていたので心配で<br />両親のオールを持って降りる。足場が悪いので下りただけなのについたときには肩で息をしている母は<br />大丈夫か心配になる。川にはラフティングのボートに乗り込む。母はボートに乗るのも一苦労といった<br />感じである。経験のありそうなスタッフがボートの両サイドの人の配分を見ながら練習する。力のある<br />若い男の人が前に乗り両親は私の後ろの最後尾にいる。練習でオールの漕ぎ方やこぎながらGET DOWNといわれたら<br />しゃがみこむという練習をする。母は大きな体をしながらもオールで漕ぐ気はさらさらないらしかった。<br />激流がないときでさえもボートにしゃがみこんでつかまっているのに平たいところにいるときは<br />彼女の体重分みんなで漕がないといけないので重労働である。父は漕いでいるものの <br />GET DOWNと言われる前から 自分が怖いとボートの中に勝手にしゃがみこんでいるので<br />スタッフにしっかり漕げと注意を受けていた。(スタッフも母のことはあきらめているらしかった。)<br />小さい流れのところでGET DOWNを練習しながら、いよいよ本番に行くぞーと出発した。<br />目の前で流れの速いところが ゴゴゴゴーとものすごい音を立てているとみんなオールを漕ぐのをやめて<br />GET DOWN。確かにスリルはあるが怖い! 一番初めの激流を下ってみんな必死になってボートのわきに<br />つかまる。自分のことで一生懸命で一瞬のことで何が起こったのかもわからないほどの激流。それを超えきり<br />はっと後ろを見ると母の姿がないので where is my motherと叫ぶ、<br />もともとは母このラフティングに来るのを躊躇していた。父と私でいってこいという<br />母の瀬を無理やり押してここまで来たという感じであったのだ。60歳の母に対して<br />自分のやりたいというわがままに申し訳ない責任の念にかられ、白い渦巻いている急流を<br />目をこらえて探すが見当たらない。この底知れぬ川の中でもがき沈んでしまったのかという絶望感すら<br />よぎる。探そうにもそこの淵は広く両岸の岩には激しく水があった砕け散っていた。するとスタッフが<br />あそこだーといった指差していた先には母が哀れに川に飲み込まれアップアップ泳いでいた。<br />もうひとつの緊急用のボートが母を救助して母は隣のボートでオートにおとなしく捕まっていた。<br />こっちのボートに乗るか?といわれたが、母は拒否をしてラフティングに乗りなれてるスタッフの<br />ボートでちょこんとしゃがみこんでいた。<br />練習の時には鬼軍曹のように支持してくるスタッフに不快を感じていた父も 猛烈な流れの混乱の中にもぐりこむ<br />とその練習の重要さが分かってきたようだった。最初よりさまになっていた。<br />その後、その激流以上の大きな流れに 何人かがボートから落ちてしまった。その後全員で落ちることもあった。<br />私は2度ほど落ちてしまったがだんだんそれが楽しくなってくる。滝の中に入るとただラフトの動きにしがみついて<br />アンバランスな猛烈な力と格闘するのだ。まったくの混乱の中に放り込まれる。<br />一番上手にやるには余り目の前の恐ろしく荒れ狂う流れを見ないことだ。目をそらし、目をつぶり、<br />何がなんだか分からないと案外簡単に猛烈な流れを超えることができるのだ。8つ目の流れのときに<br />私も皮に放り出されたが、とにかく一瞬の出来事で気づいたときには川の急流の中にいてもがいている<br />といった具合なのである。落ちるのは簡単だがボートに乗り込むのは一苦労だ。今日会ったばかりの人たちが<br />みんな協力し合ってボートに乗るのを手伝ってくれた。スタッフは極流のところにくると<br />その強さをSTEP1から5までにあらわした。父たち右側の人たちがみんな落ちたNO6はstep5(一番強い)<br />で天国への道と呼ばれているらしい。(the way to the heaven)<br />途中ラフトをみんなで降りてそのラフとボートを担ぎながら川を下るところで母と合流する。<br />朝は一日中ラフティングすると張切っていた父も 半日コースの人帰りますよーというと<br />私たちも(父と母)半日コースに切り替えたいと帰る準備をしていたので、私は両親とそこで別れ<br />一日コースに進むことにした。簡単なランチを食べ出発した。みんな体力に自信のある人が残ったという感じ<br />で、人数は半分くらいになった。前半に比べると激流が少なくオールで漕ぐことが多いので<br />手が疲れてきてかえって大変ではあるが、きれいなビクトリアの滝周辺を眺めることができた。<br />最後までつくと自然にみんなで拍手をする。すがすがしい気持ちになったが、この急斜を登れとのことだった。<br />山道は激しく斜めになっているのですごく登りずらい。スタッフの人は<br />まるでサルのようにするすると登っている。それも何十キロもあるボートを持ってだ。<br />1時間ほど登ってやっとでトラックのあるところにたどり着いた。ビールや水が出てくる。ありがたいサービスだ。<br />ウォーターフロントにつくと夕飯をレストランで食べてツアー終了だ。両親もレストランにいてビールを飲んでゆっくりしていたようだ。<br />ラフティングの仲間も私の両親はこの人たちにとって強烈な印象だったのだろう、見つけるとすぐに<br />’ご両親無事戻ってこれてよかったわね’といっていた。<br />私は一人できているドイツ人のお父さんくらいの年の人と話した。彼はベルリンから来て地理を教えている先生<br />で、旅行が好きなのでボツワナのチョベ国立公園を丁寧に見て回ったといっていた。<br />あそこにはライオンがたくさんいて、ライオンが年老いた象を襲って食べたところを見たといっていた。<br /><br />

ラフティング

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2005/10/05 - 2005/10/06

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南国の女さん

今日はビクトリアの滝のザンベジ川でラフティングを一人95ドルで申し込んだ。
8時からスタートで朝食を食べてから待ち合わせ場所に8時に行くと朝食が用意されていた。
スターに参加する人たちは体力に自信のありそうな大柄のオーストラリアやヨーロッパ人がもりもりと
朝食をほうばっていた。8時25分小屋に集まってビデオを見せられ、怪我や命を落としたとしても
会社は一切の責任は持たない。救急車を手配などはするが、それらの費用は持たないと断言させられ
紙に署名をした。ヘルメットと浮き袋をつける。顔の大きな父はヘルメットが小さくて耳が痛そうだ。
トラックに乗ってザンベジ川の上流のところにアクセスするための道で下ろされる。
川にたどり着くまでの道は滑りやすい岩場を20分ほど歩く。母はひざを悪くしていたので心配で
両親のオールを持って降りる。足場が悪いので下りただけなのについたときには肩で息をしている母は
大丈夫か心配になる。川にはラフティングのボートに乗り込む。母はボートに乗るのも一苦労といった
感じである。経験のありそうなスタッフがボートの両サイドの人の配分を見ながら練習する。力のある
若い男の人が前に乗り両親は私の後ろの最後尾にいる。練習でオールの漕ぎ方やこぎながらGET DOWNといわれたら
しゃがみこむという練習をする。母は大きな体をしながらもオールで漕ぐ気はさらさらないらしかった。
激流がないときでさえもボートにしゃがみこんでつかまっているのに平たいところにいるときは
彼女の体重分みんなで漕がないといけないので重労働である。父は漕いでいるものの 
GET DOWNと言われる前から 自分が怖いとボートの中に勝手にしゃがみこんでいるので
スタッフにしっかり漕げと注意を受けていた。(スタッフも母のことはあきらめているらしかった。)
小さい流れのところでGET DOWNを練習しながら、いよいよ本番に行くぞーと出発した。
目の前で流れの速いところが ゴゴゴゴーとものすごい音を立てているとみんなオールを漕ぐのをやめて
GET DOWN。確かにスリルはあるが怖い! 一番初めの激流を下ってみんな必死になってボートのわきに
つかまる。自分のことで一生懸命で一瞬のことで何が起こったのかもわからないほどの激流。それを超えきり
はっと後ろを見ると母の姿がないので where is my motherと叫ぶ、
もともとは母このラフティングに来るのを躊躇していた。父と私でいってこいという
母の瀬を無理やり押してここまで来たという感じであったのだ。60歳の母に対して
自分のやりたいというわがままに申し訳ない責任の念にかられ、白い渦巻いている急流を
目をこらえて探すが見当たらない。この底知れぬ川の中でもがき沈んでしまったのかという絶望感すら
よぎる。探そうにもそこの淵は広く両岸の岩には激しく水があった砕け散っていた。するとスタッフが
あそこだーといった指差していた先には母が哀れに川に飲み込まれアップアップ泳いでいた。
もうひとつの緊急用のボートが母を救助して母は隣のボートでオートにおとなしく捕まっていた。
こっちのボートに乗るか?といわれたが、母は拒否をしてラフティングに乗りなれてるスタッフの
ボートでちょこんとしゃがみこんでいた。
練習の時には鬼軍曹のように支持してくるスタッフに不快を感じていた父も 猛烈な流れの混乱の中にもぐりこむ
とその練習の重要さが分かってきたようだった。最初よりさまになっていた。
その後、その激流以上の大きな流れに 何人かがボートから落ちてしまった。その後全員で落ちることもあった。
私は2度ほど落ちてしまったがだんだんそれが楽しくなってくる。滝の中に入るとただラフトの動きにしがみついて
アンバランスな猛烈な力と格闘するのだ。まったくの混乱の中に放り込まれる。
一番上手にやるには余り目の前の恐ろしく荒れ狂う流れを見ないことだ。目をそらし、目をつぶり、
何がなんだか分からないと案外簡単に猛烈な流れを超えることができるのだ。8つ目の流れのときに
私も皮に放り出されたが、とにかく一瞬の出来事で気づいたときには川の急流の中にいてもがいている
といった具合なのである。落ちるのは簡単だがボートに乗り込むのは一苦労だ。今日会ったばかりの人たちが
みんな協力し合ってボートに乗るのを手伝ってくれた。スタッフは極流のところにくると
その強さをSTEP1から5までにあらわした。父たち右側の人たちがみんな落ちたNO6はstep5(一番強い)
で天国への道と呼ばれているらしい。(the way to the heaven)
途中ラフトをみんなで降りてそのラフとボートを担ぎながら川を下るところで母と合流する。
朝は一日中ラフティングすると張切っていた父も 半日コースの人帰りますよーというと
私たちも(父と母)半日コースに切り替えたいと帰る準備をしていたので、私は両親とそこで別れ
一日コースに進むことにした。簡単なランチを食べ出発した。みんな体力に自信のある人が残ったという感じ
で、人数は半分くらいになった。前半に比べると激流が少なくオールで漕ぐことが多いので
手が疲れてきてかえって大変ではあるが、きれいなビクトリアの滝周辺を眺めることができた。
最後までつくと自然にみんなで拍手をする。すがすがしい気持ちになったが、この急斜を登れとのことだった。
山道は激しく斜めになっているのですごく登りずらい。スタッフの人は
まるでサルのようにするすると登っている。それも何十キロもあるボートを持ってだ。
1時間ほど登ってやっとでトラックのあるところにたどり着いた。ビールや水が出てくる。ありがたいサービスだ。
ウォーターフロントにつくと夕飯をレストランで食べてツアー終了だ。両親もレストランにいてビールを飲んでゆっくりしていたようだ。
ラフティングの仲間も私の両親はこの人たちにとって強烈な印象だったのだろう、見つけるとすぐに
’ご両親無事戻ってこれてよかったわね’といっていた。
私は一人できているドイツ人のお父さんくらいの年の人と話した。彼はベルリンから来て地理を教えている先生
で、旅行が好きなのでボツワナのチョベ国立公園を丁寧に見て回ったといっていた。
あそこにはライオンがたくさんいて、ライオンが年老いた象を襲って食べたところを見たといっていた。

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