秋の国境地帯　?　三合→開山屯

2006/10/28 - 2006/10/28

開山屯までの道路は完全舗装ではないのですが快適でした。到着までに２つの鉄道駅を確認することができました。写真は山間部から見た北朝鮮の街です。

エリア 中国

１５：００過ぎに三合を出発し１５分ほど走ると

対岸に小さな集落が見えてきました。

先祖代代住んできた人達なのでしょうか？子供の声や犬の鳴き声も聞こえて来ました。田舎の小さな小さな村。

写真を撮っていると運転手さんが“もうすぐ行くと駅もあるよ”とのこと。そちらを見ることに。

１０分ほどで鉄道駅のある地点。

上流　三合方面

駅名は望遠鏡が無いのでよく見えません。

地図で確認する限り“仁渓”駅だと思われます。

駅舎には金日成の肖像画

下流　開山屯

よく見ていると

川で洗濯している人がいました。

村の人の声もよく聞こえます。

共同で作業している人の姿も・・・１５分ほどの見学となりました。

さて、三合からここまで来る間に不思議なことがありました。山道を走っている時、あたりにまったく何もないところに男が一人ポツリと立っていたのです。鋭い目をした男が。

その男を通り過ぎ周りを見ても車がありません。車がないとしたら山道を３０分以上かけて山中まで歩いてきたことになります。いったいなぜ？

もしかすると誰かがある目的を持ってその男をそこまで送り、後で回収するのかもしれません。（一人か二人増えていたりして・・・）よくわかりませんが日が暮れてからこの道は絶対走らないほうがいいと思います。

運転手さん“暗くなる前に行こう！国境警備をする人が出てくるから”

仁渓駅からさらに１０分ほど山を登ったところにまた村が見えてきました。

“鶴浦”駅と思われます。

何かの塔が見えます。

図們江沿いには１０数名の村人が何かしていました。

だんだんと暗くなってきました。運転手さんの話によるとここから１０分ほど山を下ったところが次の目的地、開山屯だそうです。

目的地到着

９月末の開山屯
http://4travel.jp/traveler/enyasu/album/10094438/

ここにも監視カメラがありました。

中国側税関

警戒区

遠くから汽車の汽笛が聞こえてきました。

“汽車の駅に行きましょう！”

税関から開山路を通り駅までは車で１分

汽車が駅に到着していました。

この列車は朝陽川から来て開山屯駅が終点だそうです。朝陽川は長春方面から来ると延吉駅の一つ手前の駅です。

この路線は汽車は走っているようですが、現在は貨物線で旅客運輸は行っていません。

開山屯駅の次の駅は北朝鮮の三峰駅です。

１６：２０頃延吉に向けて出発。車はライトをつけなければ危険な時間帯になりました。この日通過してきた山の中の道、その対岸にはどのくらいの明かりやネオンがあるのでしょうか？１７時過ぎに延吉市内に到着後はハンバーグを食べに行きました。

今延吉にはお隣の国の方がたくさん集まって来ているようです。近い将来一般の人も自由に延吉に来て、朝鮮族の街を見学、観光し、日本人とも交流できるようになることを期待します。