2004/05/14 - 2004/05/17
1616位(同エリア2017件中)
サボ10さん
カリフォルニア州のサンフランシスコとロサンゼルスの中間をカリフォルニア・セントラル・コースト(中央沿岸)と呼んでいます。 中央沿岸の南よりの旅でした。
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サンタ・バーバラから州道154を北西に約48キロ運転するとサンラファエル山脈の麓の谷間、サンタ・イネス・バレー(Santa Ynez Valley)に着きます。
この谷間に位置する町で最も有名なのはソルバング(デンマーク村)ですが過去に数回行っているので、今回は他の二つの小さな町を訪ねました。 その一つがサンタ・イネス。 ワイナリーがあるので知られている場所(葡萄酒を製造地)です。 -
サンタ・イネスのレストラン(Vineyard House Restaurant)。 ビクトリアン・スタイルの建物をレストランにした所で昼食。 この町には未だに古い建物が残っています。そして新しい建物、例えば隣りのホテルも、ビクトリアン調に建てられています。
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サンタ・イネス・バレーの葡萄園と葡萄酒製造所です。
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この写真の建物は1884年に建てられたアドベ(アラモ・ピンタード・アドベ)、今はここで葡萄酒の味見(ワインテースティング)が出来ます。
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カリフォルニア・ミッションの19番目。 サンタ イネス(Santa Ines Mission)は1804年に建てられました。
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ミッション・サンタ・イネスのイネスはスペイン語、英語ではアグネス、そう、アグネス・チャンと云う歌手がいましたがそのアグネス。
ローマ時代(304AD)に13歳で宗教を捨てなかったために処刑(殉教)されたイタリアの少女 Agnes(イネス)が付けられています。 -
この写真は1804年に建てられた(建物の)残りです。
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ミッション・サン・イネズから見たサン・ラファエル山脈の麓の景色。
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Los Olivos スペイン語のオリーブ園(Los Olivos)と名の付いた町にはオリーブの木がありません。替わりに中央に第一次世界大戦の兵士を称える旗ざおがたっています。 芸術家の町としても知られ、小さい町なのに画廊が数軒ありました。
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画廊の一つの店頭に置いてあった鉄屑で作られた動物の彫刻、犬などをつなぐリーシ付き。 この場合リーシ(leash)と云うよりは盗まれないようにつないであるだけのようですが。
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湖の彼方に砂丘が見えます。
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Oso Flaco Lake(オソ・フラコ)はサンタ・マリア市の西。 オソ・フラコとはスペイン語の”痩せた熊”と言う意味です。 1769年にスペイン人の探検家達がこの辺で熊を殺したので付いた地名。オソ・フラコ・レークのトレイル(Oso Flaco Lake trail) は片道1マイルの歩道です。 その歩道の始まりは湖にかかった橋で、それから野生の植物が育つ草原に通じ、そして砂丘の上を歩く道となり最後は海岸に到達します。
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グアダルペは名が示すとおり昔はメキシコ領だった小さな町です。今は農業(畑)で働く者の町で、メキシコ系住民の町です。 この町に1910年に建てられたバンガローを利用した砂丘センター(ビジターセンター)があります。
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オソ・フラコの湖には様々な鳥と動物がいます。 その一つがカリフォルニアの保護鳥リースト・ターン。シール・ビーチでは遠くにいて見られなかった鳥を近くで見ることが出来ました。 保護鳥をこんなに近くで見るのは初めての経験。
ターン(tern) は日本語であじさし、カモメの一種だとか。 カモメと比べると非常に小さい、だからリーストと呼ばれるのかな。 -
我々はサンタ・マリア・スタイルのバービーキューをサーブするFar Western Tavern で昼食。 サンタ・マリアはグアダルペの近くにある町ですが、面白いのはサンタ・マリアの町にはサンタ・マリア スタイルのBBQのレストランがありません。
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オソ・フラコ湖の橋を渡ると草原となり、春には色々な種類の野生の花が咲いています。
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地面が砂地なので余り水を必要としないのでしょう。
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カリフォルニア沿岸、ピスモ・ビーチから此処までの29キロにわたる砂丘(Sand Dunes)。 何千年もの間サンタ・ルチア山から流された砂が砂丘を造りました。
砂丘は高い所で137メートル。 砂丘は風で移動します。 あ〜と云う間に砂丘の位置が変わり、遭難する人もいるとかで要注意のサインもありました。 -
砂丘はリースト・ターンなどの野鳥の産卵所にもなっていて人間は立ち入り禁止になっている(場所も)あります。
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W.C. Field と言う昔の喜劇役者がこの町を「ロンポック」と呼んだのでいまだに多くの人が間違ってそう呼んでいますが、実際は「ロンボーク」と発音する町です。アメリカの切り花の多くは此処から出荷されているので”花の町”としても知られるところです。
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スウィートピー。
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ロンポークの町は新しい地域と古い地域があります。古い地域の古い建物を飾る(隠す)意味で壁画を描き今は町の名物になっています。
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ソルバングの南にあるのが、ノホキの滝(Nojoqui Falls)。 カリフォルニアの中央ですから、北の方の滝に比べると”ちょろちょろ”落ちる滝ですが、75フィートもあります。 滝の水にはカルシウムが含まれているので「しだ」(maiden hair ferns)が育っています。
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カリフォルニア・ミッションの女王と呼ばれるミッションは10番目、1786年12月4日に建てられたもの。
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この旅行の帰途、サンタ・バーバラの東にあるカーペンテリアで昼食。
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カーペンテリアの町の風景。
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この旅行記へのコメント (3)
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- shinbashiさん 2007/06/23 13:30:34
- この写真の風景は
- 映画、Sideways で出てきたワイナリーでは? 前後のサンタバーバラの写真も映画で出てきた風景と似ている気がしますが違いますか?
Sideways は、主人公が自分とオーバーラップして好きな映画なので.....
- サボ10さん からの返信 2007/06/23 19:26:17
- RE: この写真の風景は
- Shinbashiさん書き込み有難うございます。
Sideways は見たのですが場面の記憶がありません。 カリフォルニア・ミッションは良く映画に使われます。 古い映画ではヒチコック、キム・ノバークの映画 Vertigo(めまい)に サンワン・バチスタ が使われました。
Sideway は横道ですよね。 日本の道路工事現場に 「Please walk sideway」と書いたサインがあったそうです。 「工事の道を避けて横道を使ってください」と云うことなのですが、これが日本人の英語(Japangrish)とされました。 Walk sideway が蟹のように 横向きに歩く と云う意味になってしまうからです。
- shinbashiさん からの返信 2007/06/24 10:31:39
- 返信ありがとうございます
- ホームページ拝見しました。
すばらしい人生を送られていますね。私なんか迷いややばいことばかりの人生です。
Sideways は不倫を罪とも思わないキャラクターと、離婚しているのに新しい恋に優柔不断なキャラクターのコントラストを描いた映画なので共感したのだと思います。
私も人生半ばを過ぎて2人のキャラクターの中間みたいなところで揺れ動いていますので。
サボ10さんみたいに迷いの無い人生が遅れるのが羨ましいです。
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