白山スーパー林道へ

2006/08/19 - 2006/08/21

出発したときは能登半島を一周するはずだった。
一里野で音楽祭があると知り、予定を変更。

エリア 石川

• 交通手段: 自家用車

卯辰山の萩

卯辰山から浅野川を望む

21世紀美術館。…暑かった。

プールの底から空を見る

暑くて…

近江町市場

氷柱に汗が引く

融雪水の噴射口。道路は錆色。

一里野への途中立ち寄った「白山比神社」。

美味しそう…

口直し

ツバメ

上の子とケンカして無口に

古びた鉄橋

手取川渓谷

一里野を望む

（ブログから）

地図で地名をみた時、おそらく集落の範囲が４キロ四方もないのだろうと思った。金沢から小一時間も走れば、両側に迫る谷の底を流れる細い川沿いに、スキー客相手の民宿やペンションが並ぶ一里野に着く。ネコの額ほどの高原は、年に一度の音楽祭で熱気に包まれていた。とても避暑どころではない。でも白井貴子も来るとあって、賑わいの中に入っていった。

　プールに行くこどもたちと別れ、ウチワ片手にライブを楽しんだ。目当ての歌だけを聴き、早々と宿に帰ると、日焼けした人たちが「岩盤を」とか「2メートル掘削して・・・」などと話し合っている。宿の人に聞くと、泊り込みで林道の落石防止工事に来ているのだという。珍しい話が聞けて楽しかった。

　猛暑の昼とは打って変わり、夜は過ごしやすい。長期滞在の人たちは別として、ぼくたちの他に一般客は居ない。だからかどうか、カワハギの刺身や岩魚の塩焼き、それに山菜の天ぷらや和え物など、数々の手料理も奮発してくれた。秋を待ちわびる虫の鳴き声や、早朝からのケモノ脅しの空砲に寝不足気味ではあったが、６時過ぎに宿を出た。

　これからは、白山の北側を取り巻くようにして走る山道へ入る。渡れそうな吊橋を見つけたので車をとめると、開けていた窓から羽音と共に無数の虫が入ってきた。すぐにアブだと気づいたので、走りながら窓を全開にする。それでも車内に残った数匹に刺された。まるでヒッチコックの映画のようだったね、と話し合っているとスーパー林道の入り口に着いた。ここでも襲ってきたアブに手こずっていると、「エンジンを止めて！」と声がする。どうやら排気ガスに反応して群がってくるらしい。

　林道に入ると、景色が一変した。急峻な山容に圧倒されるのだ。ゲートが開く７時に入ったので、対向車も後続車も来ない。見所に車を停めたり、写真も気兼ねなく撮れる。辺りを見回しながらゆっくりと高度をかせいでゆくと、朝霧の向こうにうっすらと白山が見えた。眼下にはいま登ってきたつづら折れの道が見える。なおも走ると、この道路の最高地点に達し、石川県を去ることになった。

　岐阜県に入ると、穏やかな山並みがつづく。時折、山肌を這い上がったり、道路を覆うように漂うガスに、こどもたちは歓声をあげた。この辺りでライトを点けた対向車と出会う。平日なので通行量も少ないのだろう。右手下に白川の集落が見えると林道の終点だ。ゲートを出ると、秋を思わせる風にキキョウが揺れていた。　　

高原に立つこども

スーパー林道途上の滝

柔らかくて美味しそう

空を掴もうと…

ひと休み

…眠そう

左手奥が白山

無料だから嬉しい

石川県ともお別れ

サヨナラ石川…
三方岩隧道ー1440メートル

白川郷を流れる用水路のフタ

空き家かな？

御母衣ダム
堰堤は珍しい石組み

荘川櫻の由来

映画「さくら」に出てきた櫻の木

このあと東海北陸自動車道の「荘川ＩＣ」から「一宮ＪＣＴ」を経て帰洛。

この旅行記へのコメント （3）

• gamiさん 2007/08/08 07:18:36

  御母衣ダム・・懐かしかった！！

  石積みのダム・・
  
  確か、ロックフイルダムとかいうのですよね！？
  　　　（重量式）
  
  むかし、あの辺りを自転車で周りました。
  
  若かりし頃ですが！！
  

  crambon1948さん からの返信 2007/08/09 05:07:28

  ロックフイル式と呼ばれているのですか…

  知りませんでした。でもアーチ型の重厚な様式の比べ、素朴な印象を持ちます。いかにも人力で造った、といった感じです。
  「日常の…」いいですね。ぶらっと出掛けられるのが旅かもしれません。
  狛江は「岸辺のアルバム」の舞台になったところですね。
  行ったことはありませんが、懐かしさを感じます。

  gamiさん からの返信 2007/08/09 19:49:52

  RE: 御母衣ダム・・懐かしかった！！

  どーも・・です。
  
  今後とも、ヨロシク・・です！！