2006/08/16 - 2006/08/16
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Nimo5さん
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江蘇省鎮江市に残る蒸気機関車の写真を撮りに出掛けて参りました。
この路線は、鎮江市高資鎮にある鉄鉱石採掘場で掘り出した鉄鉱石を、長江(揚子江)に面した船積み場まで輸送することを主な目的としており、採掘場に隣接した積み込み場から船積み場付近にある卸し場の間を結んでいます。
卸し場で卸した鉄鉱石は、そこから船積み場までベルトコンベアーで運ばれます。
鉄道線路は途中でY字型に分岐しており、分岐した一方が卸し場へ、のこる一方は国鉄京滬線 六擺渡站に連絡しており、この線路を経由して採掘場や工場への燃料輸送を行っておりますが、国鉄線経由での鉄鉱石輸送については不明です。
車輌は主力牽引機である建設型蒸気機関車と専用線内のK19型ホッパー貨車、そのほかに事業用レールバス及び保線用の車輌がありますが、客車の運行はありません。
国鉄線に連絡する列車については、国鉄の無蓋車が乗り入れています。
(2007年春を以て残念ながら建設型蒸気機関車は全機引退しました)
この撮影行においては、動画も同時に収録しております
http://www.youtube.com/watch?v=8Mqtk71gkIw (10分39秒)
で御覧いただけますので、旅行記をお読みになった後にでもご覧くださいませ。
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 1万円未満
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これが建設(JS)型蒸気機関車です。
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建設型蒸気機関車がバック運転で、荷卸し場から船山站まで空の貨車を回送してきました。
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これから機関車を切り離して、貨車の列の反対側に回し、駅のさらに奥にある積み込み場へ貨車を押し込みます。
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切り離された機関車が、貨車の向こう側の線路を走っていきます。
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これで押し込み準備完了。
積み込み場から別の列車が降りてくるのを待って、押し込み開始です。 -
積み込み場からの列車が来ました!
右の列車は、積み込み場から荷卸し場へと向かいます。
左の列車は、これから貨車を積み込み場へと押し込みます。 -
長い車列をゆっくりと押し込んでいきます。
右の貨車の列は、荷卸し場へ行く貨車の列です。 -
積み込み場へ押し込まれる貨車の先端には見張り係が乗って、無線で指示を飛ばします。
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積み込み場は、船山站構内の踏切のさらに奥にあり、そこまでバックで押し込み、荷積みします。
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これが船山站の本屋です。
旅客駅ではないので、切符などを売る施設やホームはありません。 -
駅本屋には、安全啓発のスローガンが書かれています。
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船山站構内から積み場の方を見たところです。
車が止まっている線路は使っていません。 その左側には機関車で使う水を補給するための給水塔があります。
右側の線路が、積み場へと続いています。 -
駅の構内は緩やかにカーブしています。
線路はこのようにヘロヘロですが、スピードが出るわけではないので問題ありません。 -
船山站の線路は、地元住民の生活道路にもなっているようです。
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給水塔付近の灰落とし場では、機関車から落とされた灰の中に混じっている まだ使えそうな石炭を捜す人がやってきます。
これは、かなり地道な作業と言えますが、機関車の石炭はかなり良質なものなので、幾ばくかの収入にはなるようです。 -
船山站構内のポイント操作をする係員の詰め所。
冷暖房完備で、良い人に巡り会えればここがオアシスとなります。
奥にいる裸男が我々のガイド兼運転手です。さっそく、オアシスの恩恵に浴しているようです。 -
船山站構内の端っこには、すでに廃車された建設型蒸気機関車が2両放置されています。
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全体が錆びついて朽ち始めており、復活ののろしを上げることはありません。
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船山站に事業用レールバスがやってきました。
保線用の貨車を繋いでいます。 -
これでも立派な国鉄製です!
よく見ると、警笛のラッパや足元の排障器がゴツイですね。
こんな車なのに連結器も取り付けられています。 -
貨車の上には、保線作業の道具が無造作に積まれています。
走行中の揺れで落っこちたりしないのでしょうか? -
船山站本屋の方から見るとこんな感じです。
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場所は変わって、船山站と卸し場の中間にあるヤードに近い有人踏切です。
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卸し場から船山站に向かう空車は、建設型蒸気機関車バック運転で牽引します。
建設型の炭水車はとても大きいので、後ろはほとんど見えないでしょう。 -
またまた場所を変えて、今回の撮影行で発見したポイントで・・・
見通しはあまり良くないのですが、卸し場へ向かって登り坂になっているので、機関車の息づかいが荒くなる場所です。
この建設6287号機は、国鉄上海鉄路局 南京機関区からの借入車で、燃焼効率がよく煙があまり出ません。 -
同じ場所で、撮影した建設6536号機。
こちらは、江蘇船山集団の所有する機関車です。
力がこもると、ものすごい黒煙を噴き上げます。
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