足かけ７年かかった高知県とも今回でお別れ。いよいよ愛媛県、菩提の道場に足を踏み入れます。２月から腰回りの脂肪を取るべく、ダイエットを始め、同時に足腰を中心に筋トレを行ってきました。歩き遍路にその効果が出るでしょうか。<br />　今回、前半２日は相変わらず、道中で出会うお遍路さんが少なかったのですが、後半２日は結構出会うことができました。<br /><br />＜本日のデータ＞<br />行程：宇和島ターミナルホテル→４１番龍光寺→４３番明石寺→宇和パークビジネスホテル<br />天気：晴れ<br />距離：29.2?

第７回　歩き遍路紀行　３日目　

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2006/03/31 - 2006/03/31

370位(同エリア380件中)

#寺社

エリア

宇和島(愛媛)

同行者: 一人旅

交通手段: 高速・路線バス JR特急徒歩

　今日は、宿の関係上、30?も歩かないので、割と余裕があります。久しぶりに１日に複数の札所を訪れるので、ちょうどいい。
　７時15分、歩き始めました。遍路地図だと、根無川の右岸を歩くことになっているのですが、遍路マークに従って根無川左岸の道を歩きました。商店街の中を歩くので、こちらの方が楽しい。しかし、まだ７時台なので、行き交う人や車は少なかったです。
　県道57号に出ると、山間の道になりました。日の光が当たらず、息が白くなるぐらい寒かったです。相変わらず、前にも後ろにも遍路の姿がありません。道はだらだら登っていました。少しずつ暖かくなり、旧三間町に入ったころには汗ばむほどになりました。
　広々とした耕地にまっすぐ延びる道を抜けると、龍光寺門前の住宅地に入りました。
　団体さんで賑わっている参道を通り抜け、９時50分、41番龍光寺に着きました。長い石段を登り切ったところに本堂があります。
　長い石段を登り切り、本堂前に着いた瞬間、目の前にいたライダー遍路の若者からカメラのシャッターを押してくれるよう頼まれました。着いたばかりで、息が整っていないところで、頼まれたので、若干ムッとしましたが、いかん、いかん、遍路中でした。快く引き受けました。ぽかぽか陽気の中、気持ちよくお参りをさせていただきました。
　遍路マークに従って、龍光寺を後にすると、道は山の中の墓地へと続いていました。ショートカットして、県道31号に出ました。龍光寺方向を見ると、遠くに足取りがおぼつかない老夫婦遍路が見えました。広々とした景色の道なので、歩いていても気持ちがいいのですが、昨日と同様、風が強かったです。
　龍光寺を出て40分、10時50分、今日２ヶ寺目の42番佛木寺に到着しました。駐車場に観光バスが止まっていましたが、団体さんはお参りを済ませた後のようで、落ち着いてお参りさせていただきました。

　佛木寺の後は歯長峠が待っています。遍路地図では山門の前の道をまっすぐ西へ進むことになっていますが、地元のおばさんから「この先は行けない」と言われ、おばさんの指示に従い、北へ進む県道31号を歩くことにしました。いずれ、歯長峠への道に合流できるとのこと。どうやら四国横断道路工事の影響のようです。峠への山道の入り口でも四国横断道路の工事が行われていました。
　山道に入ると急な登りが待っていました。道は急でも石畳が敷いてあるなど、手入れが行きとどいていて歩きやすかったです。11時45分、休憩所に着いたら、中年男性の歩き遍路が休んでいました。携帯電話に夢中になっていて、宿の予約をしているようでした。それも10日以上先の。一段落したのか、こちらに話しかけてきました。３月６日から通しで歩いているとのこと。さらに宿の予約をする男性を残し、休憩所を後にしました。
　直後、感覚的には垂直に登る急な登りがやってきました。鎖を持ち、ゆっくりゆっくり歩を進めました。急坂ゾーンを抜けて、程なく、12時15分、歯長峠に到着しました。風もなく日当たりがいいので、とても気持ちがよかったです。
　歯長峠を後にしようとしたところで、先ほどの男性が追いついてきました。しばらくいっしょに峠を下りました。複数で歩くのはとても久しぶりの感覚でしたが、後ろからのプレッシャーを感じて歩き辛かったです。
　明石寺が近づいてきましたが、四国横断道ができたせいで、遍路地図が役に立たず、遍路マークに従って、訳も分からず歩かされることになりました。何とか迷うことなく明石寺の登り口まで来ました。急な坂を登ったところに43番明石寺はありました。
　お参りを済ませたら、時刻は14時30分、今日も遅い昼食を取りました。客がいない門前の食堂で大師うどんを食べました。具は椎茸や玉子など。何がどうお大師さんなのでしょうか。
　明石寺の裏山に続く、遍路道を歩きました。この道は西予市によって整備されているようで、とても歩きやすかったです。道沿いにミニ四国もあるようです。山道を抜けると、宇和聾学校の横に出てきました。さらに進むと、江戸時代の街並みが見えてきました。観光客もちらほらいるようです。遍路道はこの街並みを進むことになっていましたが、行き過ぎてしまい、国道56号から１本入った、商店街を進むことにしました。卯之町駅周辺は古い街並みで売り出しているようで、あちらこちらにそれを示す看板が立っていました。