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 95年に自転車遍路を決行してから10年目。今回はいつもより気合いが入ります。しかし、出発直前に38度台の熱を出して、数日間ダウンしてしまいました。熱はすっかり下がったものの、咳が止まらないまま、お遍路に旅立ちました。<br /> 今回は3日間のみの日程で訪ねた札所はたったの1カ所。相変わらず、道中で出会うお遍路さんの少ないこと。長かった修行の道場も間もなく終わります。<br /><br /><本日のデータ><br />行程:(中村駅→)クマチバス停→38番金剛福寺→民宿みかんの家<br />天気:晴れ<br />距離:38.5?<br />

第6回 歩き遍路紀行 1日目 

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2005/03/26 - 2005/03/26

276位(同エリア280件中)

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10

くろちゃん

くろちゃんさん

 95年に自転車遍路を決行してから10年目。今回はいつもより気合いが入ります。しかし、出発直前に38度台の熱を出して、数日間ダウンしてしまいました。熱はすっかり下がったものの、咳が止まらないまま、お遍路に旅立ちました。
 今回は3日間のみの日程で訪ねた札所はたったの1カ所。相変わらず、道中で出会うお遍路さんの少ないこと。長かった修行の道場も間もなく終わります。

<本日のデータ>
行程:(中村駅→)クマチバス停→38番金剛福寺→民宿みかんの家
天気:晴れ
距離:38.5?

同行者
一人旅
交通手段
高速・路線バス 新幹線 JR特急
  •  3月25日、21時6分、名古屋発の近鉄特急は定刻通り、難波駅に到着しました。今回は、京都・大阪〜中村・宿毛を走る夜行高速バス「しまんとブルーライナー」で四国入りします。<br /> 日付が変わり、6時少し前、バスは窪川の道の駅に止まりました。トイレのため車外に出ると、肌寒さを感じました。バスは窪川駅前、土佐佐賀、入野役場前を経由して、定刻より随分早い7時過ぎに中村駅に到着しました。途中、歩き遍路を2人ほど見かけた。今回の出発点となるクマチバス停に向かうべく足摺岬行きバスに乗るのですが、次が8時30分発なので、中村駅でゆっくり待つことにしました。<br />

    3月25日、21時6分、名古屋発の近鉄特急は定刻通り、難波駅に到着しました。今回は、京都・大阪〜中村・宿毛を走る夜行高速バス「しまんとブルーライナー」で四国入りします。
     日付が変わり、6時少し前、バスは窪川の道の駅に止まりました。トイレのため車外に出ると、肌寒さを感じました。バスは窪川駅前、土佐佐賀、入野役場前を経由して、定刻より随分早い7時過ぎに中村駅に到着しました。途中、歩き遍路を2人ほど見かけた。今回の出発点となるクマチバス停に向かうべく足摺岬行きバスに乗るのですが、次が8時30分発なので、中村駅でゆっくり待つことにしました。

  •  バスの出発が近付き、バス乗り場へ行くと、白衣を着たおじさんがいました。わたしと白衣のおじさんを含め、数人の客を乗せたバスは定刻通り中村駅を後にしました。バスに揺られること30分、周りに人家が無く、滅多に客の乗降がないであろうクマチバス停で下車しました。直後、若い自転車遍路が下ノ加江方向へ走っていきました。

     バスの出発が近付き、バス乗り場へ行くと、白衣を着たおじさんがいました。わたしと白衣のおじさんを含め、数人の客を乗せたバスは定刻通り中村駅を後にしました。バスに揺られること30分、周りに人家が無く、滅多に客の乗降がないであろうクマチバス停で下車しました。直後、若い自転車遍路が下ノ加江方向へ走っていきました。

  •  ザックから白衣を取り出し、身に着けた。気持ちが一気に引き締まります。9時5分、今回の歩き遍路をスタートさせました。まず、目の前に見える足摺岬を目指して歩きます。昼過ぎには着けるでしょうか。天気も良く、気分がいい。<br /> 国道を歩いていると、「あしずり遍路道」と書いた道しるべが出てきました。道しるべに従って進路を取りました。軽く登る山道なので、すぐに体が熱くなり、たまらず、白衣の下に着ていたジャージを脱ぎました。Tシャツの上に白衣を羽織って、再び歩き始めました。国道に戻ったと思ったら、またまた「あしずり遍路道」。

     ザックから白衣を取り出し、身に着けた。気持ちが一気に引き締まります。9時5分、今回の歩き遍路をスタートさせました。まず、目の前に見える足摺岬を目指して歩きます。昼過ぎには着けるでしょうか。天気も良く、気分がいい。
     国道を歩いていると、「あしずり遍路道」と書いた道しるべが出てきました。道しるべに従って進路を取りました。軽く登る山道なので、すぐに体が熱くなり、たまらず、白衣の下に着ていたジャージを脱ぎました。Tシャツの上に白衣を羽織って、再び歩き始めました。国道に戻ったと思ったら、またまた「あしずり遍路道」。

  •  内陸を歩いて行くと、白いホテルのような建物の裏側に出てきました。営業しているのか、廃業したのか分からないような不気味さを感じながら、歩き続けると、大岐海岸が見えてきました。幅2キロぐらいありますが、お遍路さんらしき人は見えません。国道を離れて、砂浜に降りました。海辺を歩くのは気持ちがいいのですが、砂に足を取られて、少々歩きづらい。足腰が鍛えられるのか、それとも足腰に負担がかかってくるのか。波打ち際で貝か海草を拾っている人が何人かいますが、わたしの前にも後ろにも遍路の姿が見られないまま、大岐海岸を歩き切りました。小川を渡り、崖を登ると、車道に出ました。行き交う車は全くありませんでした。<br />

     内陸を歩いて行くと、白いホテルのような建物の裏側に出てきました。営業しているのか、廃業したのか分からないような不気味さを感じながら、歩き続けると、大岐海岸が見えてきました。幅2キロぐらいありますが、お遍路さんらしき人は見えません。国道を離れて、砂浜に降りました。海辺を歩くのは気持ちがいいのですが、砂に足を取られて、少々歩きづらい。足腰が鍛えられるのか、それとも足腰に負担がかかってくるのか。波打ち際で貝か海草を拾っている人が何人かいますが、わたしの前にも後ろにも遍路の姿が見られないまま、大岐海岸を歩き切りました。小川を渡り、崖を登ると、車道に出ました。行き交う車は全くありませんでした。

  •  12時頃、窪津集落に入りました。昼食を手に入れたかったのですが、店はなりません。山越えの遍路道の入り口で打戻りと思われる男性遍路とすれ違いました。コンクリートで整備された道を一気に数10メートル登りました。海に背を向けて歩くと、前方から畑仕事のおばさん3人組がやってきて、自分たちの話に夢中のまますれ違いました。再び県道に出て、窪津小を過ぎたところで、朝のバスに乗っていたおじさんとすれ違いました。ますます寂しい雰囲気になってきました。先ほどから行き交う車は皆無。ぽつりぽつりと家が建っていますが、人の気配が全くありません。遍路地図で頼みにしていた岡崎商店は廃業していました。これで足摺岬まで食料を得る手段が絶たれてしまいました。

     12時頃、窪津集落に入りました。昼食を手に入れたかったのですが、店はなりません。山越えの遍路道の入り口で打戻りと思われる男性遍路とすれ違いました。コンクリートで整備された道を一気に数10メートル登りました。海に背を向けて歩くと、前方から畑仕事のおばさん3人組がやってきて、自分たちの話に夢中のまますれ違いました。再び県道に出て、窪津小を過ぎたところで、朝のバスに乗っていたおじさんとすれ違いました。ますます寂しい雰囲気になってきました。先ほどから行き交う車は皆無。ぽつりぽつりと家が建っていますが、人の気配が全くありません。遍路地図で頼みにしていた岡崎商店は廃業していました。これで足摺岬まで食料を得る手段が絶たれてしまいました。

  •  1時頃、津呂集落に入ったところで、目の前に遍路小屋が現れました。とりあえずいすに座って休憩しました。湯茶や土佐文旦がお接待用に置いてありました。奥をのぞくと囲炉裏や寝床がありました。壁には納札が貼り付けてあり、数多くの人たちが利用してしてきたことが伺えました。民主党の菅直人氏の直筆メッセージも貼ってありました。本当ならゆっくりしたいのですが、先を急ぎたいので、数分腰掛けただけで、再スタートしました。相変わらず人の往来も車の往来もありません。次第に周りの木々がくねくねした南国風の木に変わり、自転車遍路の時の記憶がよみがえってきました。もうすぐ足摺岬です。

     1時頃、津呂集落に入ったところで、目の前に遍路小屋が現れました。とりあえずいすに座って休憩しました。湯茶や土佐文旦がお接待用に置いてありました。奥をのぞくと囲炉裏や寝床がありました。壁には納札が貼り付けてあり、数多くの人たちが利用してしてきたことが伺えました。民主党の菅直人氏の直筆メッセージも貼ってありました。本当ならゆっくりしたいのですが、先を急ぎたいので、数分腰掛けただけで、再スタートしました。相変わらず人の往来も車の往来もありません。次第に周りの木々がくねくねした南国風の木に変わり、自転車遍路の時の記憶がよみがえってきました。もうすぐ足摺岬です。

  •  2時過ぎ、ジョン万次郎の像の前を通過し、38番金剛福寺に到着しました。土曜日なので、岬周辺は観光客であふれていると思っていましたが、そうでもありませんでした。10年前の自転車遍路で訪れたのも土曜日で、その時は観光客であふれていました。仁王門をくぐり、境内に入ると、数人の車お遍路さんがお参りをしていました。わたしも荷物を置いて、本堂、大師堂の順でお参りしました。<br />

     2時過ぎ、ジョン万次郎の像の前を通過し、38番金剛福寺に到着しました。土曜日なので、岬周辺は観光客であふれていると思っていましたが、そうでもありませんでした。10年前の自転車遍路で訪れたのも土曜日で、その時は観光客であふれていました。仁王門をくぐり、境内に入ると、数人の車お遍路さんがお参りをしていました。わたしも荷物を置いて、本堂、大師堂の順でお参りしました。

  •  2時30分を過ぎ、空腹感も吹き飛んでしまったので、食べずに歩き続けることにしました。左足の付け根が痛み出しました。急に風が強くなり、肌寒くなったので、白衣の上にジャージを羽織りました。断崖上の道を海を眺めながら歩きます。足摺スカイラインへ行く道と分かれて、民宿が続く小道を歩きました。

     2時30分を過ぎ、空腹感も吹き飛んでしまったので、食べずに歩き続けることにしました。左足の付け根が痛み出しました。急に風が強くなり、肌寒くなったので、白衣の上にジャージを羽織りました。断崖上の道を海を眺めながら歩きます。足摺スカイラインへ行く道と分かれて、民宿が続く小道を歩きました。

  •  歩き続けて松尾集落に入りました。松尾集落を抜けると、山越えの遍路道に入るのですが、道路の整備がなされているし、へんろシールや看板が見当たらないし、よく分かりません。へんろみち保存協力会の地図では、県道を分かれて、民宿「つりの里」の前の道を進むことになっているので、その道を歩くことにしました。幸い工事関係の方がいたので、道を尋ねると、その通りでした。少し歩くと、山の入り口に遍路看板が立っていました。うっそうとした山道を独り登ります。1キロほど歩いたら、車道に出ました。と思ったら再び山道になり、今度は下ります。しばらくして左下に県道が見えてきました。県道と合流して、再び海を眺めながら歩きました。<br />

     歩き続けて松尾集落に入りました。松尾集落を抜けると、山越えの遍路道に入るのですが、道路の整備がなされているし、へんろシールや看板が見当たらないし、よく分かりません。へんろみち保存協力会の地図では、県道を分かれて、民宿「つりの里」の前の道を進むことになっているので、その道を歩くことにしました。幸い工事関係の方がいたので、道を尋ねると、その通りでした。少し歩くと、山の入り口に遍路看板が立っていました。うっそうとした山道を独り登ります。1キロほど歩いたら、車道に出ました。と思ったら再び山道になり、今度は下ります。しばらくして左下に県道が見えてきました。県道と合流して、再び海を眺めながら歩きました。

  •  大浜集落を通過し、中の浜集落に入ると、ジョン万次郎の碑がありました。商店があったので、お菓子を買い、腹の足しにしました。この時点で、5時を回っていました。墓地の中の細道を登っていくと、集落をオーバークロスする県道に出ました。そして、県道を横断して、山越えの道に入りました。1キロほどだらだらした登りが続きます。昼食も取らずにすでに8時間歩いています。これは体にこたえます。風が冷たくなってきましたが、体は熱い。ようやく下りになり、木々の間から、今日の宿泊地あたりが見えてきました。足摺スカイラインが寄ってきて、再び県道と合流しました。<br /> 6時、ようやく民宿がある緑ヶ丘集落にやってきました。

     大浜集落を通過し、中の浜集落に入ると、ジョン万次郎の碑がありました。商店があったので、お菓子を買い、腹の足しにしました。この時点で、5時を回っていました。墓地の中の細道を登っていくと、集落をオーバークロスする県道に出ました。そして、県道を横断して、山越えの道に入りました。1キロほどだらだらした登りが続きます。昼食も取らずにすでに8時間歩いています。これは体にこたえます。風が冷たくなってきましたが、体は熱い。ようやく下りになり、木々の間から、今日の宿泊地あたりが見えてきました。足摺スカイラインが寄ってきて、再び県道と合流しました。
     6時、ようやく民宿がある緑ヶ丘集落にやってきました。

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