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今日は洞窟探検(まさにインディージョーンズの世界!)に行く日です。マヤの宗教儀式が行われた洞窟を見に行くツアーなのですが、朝8:00に通称ATMと呼ばれている洞窟の専門ガイドの人が車で宿泊している迎えに来てくれます。私はCHAA CREEKというサン・イグナシオの近くにあるエコ・リゾートに泊まっていたのですがそこでこのツアーの参加を申し込みました。今日の担当はフランシスコさん。CHAA CREEKに長期滞在しているご夫婦が「彼のガイドは最高よ!楽しんできて!」と声をかけてくれました。CHAA CREEK出発後、サンイグナシオで洞窟へのエントランス・フィーをフランシスコさんが払いに行き、1時間ぐらいのところでまずはトイレ休憩。それからさらにラフな道を20分走ります。途中民家兼検札所のような場所でチケットをみせて、さらに10分進むと駐車場があります。そこから洞窟までは徒歩です。木々が生い茂る山道を歩きます。ただ起伏がなだらかなので息切れはしません。いきなり歩き始めて5分のところで、靴を履いたまま川を渡りました。(もちろん橋はありません)膝ぐらいの深さの川を歩いて渡るのです。この後も洞窟につくまで同じような川を2回渡ることになります。歩き始めて1時間程度すると洞窟へ入る前に軽食が取れる簡単な場所とトイレ(自然の中に囲われた・・・)があるキャンプ際とに到着します。ここで洞窟探検をする前にCHAA CREEKで用意してもらった軽食を食べます。そして懐中電灯のついたヘルメットを渡されいよいよ出発。まず入り口からしてものすごく神秘的。<br />フランシスコさんは洞窟がマヤ人にとってどういう意味を持った世界なのかということをわかりやすく説明してくれました。洞窟の正式な名称は「アクトゥン トゥニチル ムクナル」発音難しい・・・ アクトゥンはマヤ語で洞窟の意味だそうです。<br />フランシスコさんが、「洞窟に入ったら先頭の人は僕が言ったことを正しく後ろに伝言すること。一語一句正しくね。」と洞窟での注意事項を皆に説明してくれました。なんか探検隊みたいと思いつつも多少の不安を抱きながらいざ出発。<br />まず、靴を履いたまま入り口から泳いで中に入ります。もちろん電気も道も手すりも何もない自然のままです。開発された観光地慣れした私にはちょっとカルチャーショック?です。途中胸まで水につかりながらここ通れるの?と思えるぐらいの隙間を入って洞窟の奥に進んで行きます。最終目的地はマヤ人が農業の繁栄を目的に祈りや生贄の儀式をしていた場所です。途中マヤ人が雨の神と呼ぶチャックの形のように見える自然が作り出した鍾乳石など美しい景色が点在しています。水の中を歩き、岩を登りやっとたどり着いた場所には儀式で生贄にされた人の骨や食事の仕度に使用した土器が発見されたときのまま残っています。もちろん柵はありません。遺跡を破壊しないために靴を脱いで靴下でガイドの説明と注意をよく聞いて土器や骸骨があるすぐそばを歩いて見学します。神秘的な鍾乳石に囲まれた場所に残された約1500-2000年近く前の遺跡を見ているとここまでのハードな道のりのことなど忘れてしまうほど感動します。ナショナル・ジオグラフィックのプレゼンテーターも絶賛している場所のひとつだというのも納得です。<br /><br />こういう自然のままの見せているのはおそらくベリーズだけだろうということです。これも人があまり多く来て収拾つかなくなったら変わってしまうのかもしれませんが…。体力的にはハードですが、フランシスコさんの助けをかりながらとはいえ、私が最後まで行って帰って来れたので、普通の人もがんばれば行けるツアーでしょう。本当にフランシスコさんお世話になりました!<br />また同じ道を戻り、駐車場へ。椰子の葉と木で囲いを作った簡易更衣室で着替えを済ませてCHAA CREEKへ戻ります。今日は思いっきりぐっすり寝られそうです<br />

ベリーズで洞窟探検 マヤ人たちの儀式で生贄にされた人の骨も残るATM

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2006/05/16 - 2006/05/18

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Free-Lance Hiroさん

今日は洞窟探検(まさにインディージョーンズの世界!)に行く日です。マヤの宗教儀式が行われた洞窟を見に行くツアーなのですが、朝8:00に通称ATMと呼ばれている洞窟の専門ガイドの人が車で宿泊している迎えに来てくれます。私はCHAA CREEKというサン・イグナシオの近くにあるエコ・リゾートに泊まっていたのですがそこでこのツアーの参加を申し込みました。今日の担当はフランシスコさん。CHAA CREEKに長期滞在しているご夫婦が「彼のガイドは最高よ!楽しんできて!」と声をかけてくれました。CHAA CREEK出発後、サンイグナシオで洞窟へのエントランス・フィーをフランシスコさんが払いに行き、1時間ぐらいのところでまずはトイレ休憩。それからさらにラフな道を20分走ります。途中民家兼検札所のような場所でチケットをみせて、さらに10分進むと駐車場があります。そこから洞窟までは徒歩です。木々が生い茂る山道を歩きます。ただ起伏がなだらかなので息切れはしません。いきなり歩き始めて5分のところで、靴を履いたまま川を渡りました。(もちろん橋はありません)膝ぐらいの深さの川を歩いて渡るのです。この後も洞窟につくまで同じような川を2回渡ることになります。歩き始めて1時間程度すると洞窟へ入る前に軽食が取れる簡単な場所とトイレ(自然の中に囲われた・・・)があるキャンプ際とに到着します。ここで洞窟探検をする前にCHAA CREEKで用意してもらった軽食を食べます。そして懐中電灯のついたヘルメットを渡されいよいよ出発。まず入り口からしてものすごく神秘的。
フランシスコさんは洞窟がマヤ人にとってどういう意味を持った世界なのかということをわかりやすく説明してくれました。洞窟の正式な名称は「アクトゥン トゥニチル ムクナル」発音難しい・・・ アクトゥンはマヤ語で洞窟の意味だそうです。
フランシスコさんが、「洞窟に入ったら先頭の人は僕が言ったことを正しく後ろに伝言すること。一語一句正しくね。」と洞窟での注意事項を皆に説明してくれました。なんか探検隊みたいと思いつつも多少の不安を抱きながらいざ出発。
まず、靴を履いたまま入り口から泳いで中に入ります。もちろん電気も道も手すりも何もない自然のままです。開発された観光地慣れした私にはちょっとカルチャーショック?です。途中胸まで水につかりながらここ通れるの?と思えるぐらいの隙間を入って洞窟の奥に進んで行きます。最終目的地はマヤ人が農業の繁栄を目的に祈りや生贄の儀式をしていた場所です。途中マヤ人が雨の神と呼ぶチャックの形のように見える自然が作り出した鍾乳石など美しい景色が点在しています。水の中を歩き、岩を登りやっとたどり着いた場所には儀式で生贄にされた人の骨や食事の仕度に使用した土器が発見されたときのまま残っています。もちろん柵はありません。遺跡を破壊しないために靴を脱いで靴下でガイドの説明と注意をよく聞いて土器や骸骨があるすぐそばを歩いて見学します。神秘的な鍾乳石に囲まれた場所に残された約1500-2000年近く前の遺跡を見ているとここまでのハードな道のりのことなど忘れてしまうほど感動します。ナショナル・ジオグラフィックのプレゼンテーターも絶賛している場所のひとつだというのも納得です。

こういう自然のままの見せているのはおそらくベリーズだけだろうということです。これも人があまり多く来て収拾つかなくなったら変わってしまうのかもしれませんが…。体力的にはハードですが、フランシスコさんの助けをかりながらとはいえ、私が最後まで行って帰って来れたので、普通の人もがんばれば行けるツアーでしょう。本当にフランシスコさんお世話になりました!
また同じ道を戻り、駐車場へ。椰子の葉と木で囲いを作った簡易更衣室で着替えを済ませてCHAA CREEKへ戻ります。今日は思いっきりぐっすり寝られそうです

同行者
一人旅
航空会社

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  • 生贄にされたと考えられている若い女性の骨 この洞窟で唯一発見された女性の骨だそうです

    生贄にされたと考えられている若い女性の骨 この洞窟で唯一発見された女性の骨だそうです

  • ガイドのフランシスコさん この洞窟の数少ないライセンスガイドの1人 

    ガイドのフランシスコさん この洞窟の数少ないライセンスガイドの1人 

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