ひかりのまち

2005/11/10 - 2005/11/12

やさしいひかりに照らされる夜。

やわらかな陽に建物の重みを感じさせられる昼。

その町並みは、たしかに美しい。


だが、植民地、新大陸という言葉が脳裏をよぎると、
手放しでは賞賛できなくなってしまう。

メキシコは行く先々で、そういう難しい気分になる。


しかし、煮え切らない思いを抱えながらも、
それでも気が済むまで眺めたくなる、
ここは、そんなひかりのまち。

エリア プエブラ(メキシコ)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 高速・路線バス

ソカロ（中央広場）周辺の様子。

ここに座って、
町と人と空を眺めるのが、よかった。

あまり僕は、教会で写真撮るのを好まない。

異教徒である自分がその場にいるだけでも、
なんだか空気を乱してしまっているとさえ感じるからだ。

しかし、この日ばかりは、その重さのある美しさに一歩踏み込んでしまった。

フラッシュ止めたのを念入りに確認して、
こっそり撮った一枚。

プエブラは料理の町でもあるらしい。

確かに、おいしかった。
まあここに限らず、メキシコはおいしい。

この写真は、カルネ・アサダ。
日本語では焼肉。

通りを歩いていると、
一台の小型トラック。

ＢＩＭＢＯって堂々と。

そのわりに、ボロボロではないな。

パンに囲まれて、
帽子には、ＢＩＭＢＯのＢの字。

貧乏なのに、健気に笑うこの子は、
切なく涙ぐましい。

パン、買いますね、たくさん。



さてさて、このＢＩＭＢＯ。
メキシコでは、有名サッカーチームの
スポンサーとして胸ロゴになるほどの大企業。
貧乏(ＢＩＭＢＯ)どころか大金持ち。

基本的にはパン屋だと思いますがですが、
ポテトチップなどのお菓子も見かけます。

無理やり日本で言えば山崎製パンかな。

ともあれ、メキシコにいるとき、
とっても気になったＢＩＭＢＯパン。

風船おじさん。

空に飛ばされる前に、売り捌かないとなぁ。

すでに１センチ、
地面から浮いているとか、浮いていないとか。