ブラジル２ヶ月の旅

2005/11/09 - 2006/01/14

ブラジルに住む友人、というか父母のような存在の人たちのところへ２ヶ月間行ってきました。
大きなブラジルという国の右上あたりにあるバイア州マッタデサンジョアン市ジョタカ村。
この村は戦前の農業移民で行った日本人達がいまも畑を作って暮らしているところ。
NHKのドラマ「ハルとナツ」そのままの大変苦しい経験をしてきた人たちの村です。

私の友人はその村に３年前移民。
高齢になってきた一世の移民の方達と共に生きる決心をしてブラジルに夫婦で渡りました。二世、三世の日系人のための日本語学校で教師としても働いています。
私はその日本語学校で２ヶ月という短期間ではありましたが、美術の講師としてこどもたちとふれあってきました。

ジョタカ村、サルバドール、ジュアゼイロ、テシェイラデフレイタスの４箇所の日語学校をまわりました。
街の生活、村の生活、観光地、世界遺産であるサルバドールのペロリーニョなどなど、色々なものを見て回った２ヶ月間でした。

エリア サルバドール(ブラジル)

アセロラの実です。

旅行した１１月から１月にかけてはブラジルは夏真っ盛り！乾期なので雨は少なく、フルーツがとても豊富でした。
どこの家にもミキサーがあり、とりたての果物をジュースにして飲んでいました。
できたてのアセロラジュースの味は格別ですよ！

ブラジルで初めて口にした果物の中で一番驚いたのがコレ！カジューです。
ピーマンのような形をしていますが、ピーマンではありません。ヘタのような茶色い部分を下にして木からぶらさがって実っています。茶色い部分の正体は、カシューナッツです。
種が果肉の外側にできているのです。果肉の中には種はまったくありません。
種はカシューナッツに、果肉は搾ってジュースとして飲みます。
甘いのですが、エグ味というか渋味というか口の中がシュワシュワになってしまうような感覚がのこりますが、ブラジル人はこのカシューのジュースが大好きです。

これはブラジルにいったら是非試してほしい、マンガ エスパーダというマンゴーです。
小振りで緑色のマンゴーです。
食べ方が変わっていて、普通に皮をむいて食べてもよいのですがこのマンゴーは繊維が大変多く歯に挟まってしまいます。
そこでもうひとつの食べ方は、まず皮をむかずに指でまんべんなく押して果肉をほぐします。
中の種が動くのが感じられるくらいになったら、お尻を一箇所小さく噛み切って穴をあけます。
そうしたらその穴からチュウチュウと中のジュースを吸い飲みするのです。
これがものすごくおいしい！！
１００％マンゴージュースが楽しめますよ。

バイアの名産物、havaianas（ハバイアナス）のサンダルです。
みーーんなサンダルをはいています。
ハバイアナスのサンダルは日本でもときどき有名ブランドとのコラボ商品などを見かけますがサンダルのくせに５０００円くらいしたりする生意気なヤツです。
ブラジルでも他社のサンダルにくらべてやや高いように感じましたが、丈夫な上デザインが豊富で人気があります。
一番シンプルなタイプで１０００円くらいからあります。
スーパーマーケットなどではもっと安いかも。
お土産におススメです。

サルバドールのお土産物センター、Melcado（メルカド）で買った素焼きの人形。
クリスマスの降誕のシーンです。
顔の表情などとても素朴でかわいらしいものです。

ペロリーニョ広場。

ブラジルがポルトガルの植民地だった時代、アフリカから連れてこられた奴隷達がこの広場で売買されたり、みせしめにムチ打たれたりした場所。パステルカラーの建物や石畳はその頃の姿を保存しています。
そんな凄惨な場所であった事をいまは全く感じさせませんが、急な石畳の坂をのぼると、不思議な気持ちがしました。

ブラジルのトイレは水洗です。
が、紙を流す事ができません。
トイレットペーパーの質が悪くて水に溶けないからだそうです。
村のトイレだからではなく、空港のトイレでも同じ事です。
トイレのすみにゴミ箱がおいてありますのでそこに捨てましょう。
ゴミがたまっているとちょっとにおいますが、こまめにゴミを捨てていれば大丈夫です。

サルバドールには海水浴場がたくさんあります。
それぞれに名前がついています。
ここは地元の人たちがよくいく庶民的なビーチ、GUARAJUBA（ガラジューバ）です。
海にはパラソルつきのテーブルがたくさんたててあり、座るとすぐメニューをもったお店の人がやってきます。
ガラナジュースやカニを注文しておしゃべりをしながら日長一日すごすのがブラジルの週末の過ごし方。
水は透き通っていてぬるく、遠浅なので泳ぐのにもってこいです。
寝そべっても高い並みは来ませんのでぬるいお風呂につかっているような気分があじわえます。