2005/12/30 - 2005/12/30
22位(同エリア79件中)
ぱぶさん
ある日、アラブ人の同僚が「アカバへの日帰りバス・ツアーのとってもお徳なのがあるんだけど興味ある?」と、その様なことに熱心なぱぶさんに耳寄りな話を入れてくれました。
もちろん、「大興味あり」で具体的なことを教えてもらい、更には申し込みの電話と前日までにチケット購入にそれを主催する旅行社まで車で連れて行ってくれました。
12/30(金)の朝6時にこの旅行社前に集合なのだが、そんな早朝にタクシーも拾えないだろうし“どうして行こうか?”が次の問題。日本人ボランティアー夫妻も一緒すると言うので、“困った時のアリ先生頼み”(アリ先生はアラビア語の先生ですが本業に旅行社を経営している実業家でもあるのだ)で、この奥さんが先生に「何とかならない」と電話すると、先生、「大丈夫、車の手配します」!で一件落着。しかし、後ほど、もう一組のご夫妻も参加したいと言うことで、“普通の車1台では5人乗れないよう!?”となってしまいました。
当日朝、車を待っていると普通の乗用車が来ました!アリ先生に電話すると、「奥さんたち2人を前に乗せれば大丈夫でしょう?」しかし、さすがこれは無理、一番大きい男性が前に座り、後の四人は後部座席に少し腰を浮かし、互い違いして何とか集合場所を目指して出発!こちらの車は日本で言えば小型車で1200cc位が普通なため、車も大変、ぱぶさんら5人と運転手の重みで軋み音を出しながら坂を下る。登りはどうなるかと心配していたら(誰か降りて押す?)そこは運転手さんもなれたもので、上手に下り坂で加速をつけ途中で場所を聞いたりしながらも何とか集合場所にたどり着きました。(誰か“インシャラー”=神様のおぼしめすままに、とか、わめいていました!)
バスは2台待っており、どちらのバスに乗るのか、どの席なのか等々判りません。ここで例のアラブ人同僚の姪っ子さんが現れ(アラブは大家族なのでこの旅行社の添乗員であった!)“ハイ、こちら!”と手を上げて招いてくれ、席もまわりの人が貼り出された打席表から教えてくれました!ここまでは全くのアラビア語でしかコミュニケーション出来ない世界でどうなることかでした。(ハム・ドウー・リラー=神様のお陰で)
この様なスタートを切りましたが、初めてのアカバを日帰りバス・ツアーで楽しむことが出来ました。これはその記録です。
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バスの出発の直後より今日一日のスケジュールを添乗員さんがマイクで話すが、ぱぶさん達にはチンプン・カンプン。“まあ、一日なのさ、何とかなるよ。”で聞き過ごす。ちょうどその時、太陽が地平線の向こうに昇り始め、煌々と輝く朝日に見とれました。小一時間で最初のトイレ休憩所に止まる。暖かいコーヒーも飲めるのでちょっと一息入れる。なお、バスでは朝食のパンと飲み物が配られ、やがて、お客同士と言っても、大家族で旅行する人も多く、クッキーやひまわりの種と言った種類のものが他の人よりぱぶさんの座席にも届き、すすめられる。ぱぶさんもお返しに名古屋の“二人静か”をバラで配る!(これの受けは良かったみたい。)
バスの中ではアラブ音楽がかかり、4歳位の女の子がお母さんのひざの上に立って、手振りよろしくリズムを取って踊りだした!他の乗客も手拍子で合わせる。ぱぶさんも皆に真似て、両手を上げてウエーブ状に合いの手の拍子を打つ。また折には指パッチンで合わす。大いに盛り上がり喝采も続き、この様な打ち解けた状態で見渡す限りの土漠地(赤茶けた土の砂漠状の平地)を一路南に300Km突っ走る。ところどころに燐鉱石を掘った後のボタ山(と言っても十数メートルの高さの台地状のもの)を見る。
ぱぶさんは一人者なので、隣はアラブの男性。英語のわかる大学教授とかのエジプト人だそうで、3ケ月前に来たばかりで休日を利用して家族7人連れだそう。この後は彼が通訳してくれ、今日の予定もわかる。また、席が離れていた他の同僚夫妻のところにもヘバさんと名乗る女性が自分は英語がわかるので何でも聞いてくれと通訳をボランティアー!まあ、この様に必ず何とかなるものですね。
一路アカバに向けて走るバスですが、あるところでスピードを落とし最終的に止まってしまったので、はてな?と見ると、この高速道路を50匹位の羊さんの群れが横切っているではありませんか!!
そうだ、ここはベドウインのアラブ国、牧羊者に優先権があるのだと勝手に理解しました。
この写真はアカバへのバスが休憩所に入っているところです。 -
やがて、アカバの街に入る前で特区に入るのに必要なチェックの人、2名がバスに乗り込んで来て、各人の身分証明書を確認、荷物等もチェックする。一人の乗客は荷物を持ってバスの外に出され、念入りチェックを受け、戻って来ました。アカバの街は南国調。やしの並木がありさすが暑い。海岸沿いには高級ビーチ・ホテルが立ち並ぶ。ぱぶさん達のバスはアクア・マリーナ・ホテルと言うところについて、全員バスから降りた。
この写真はアカバ湾の風景です。この画像を元画像まで拡大すると、12月30日なのに泳いでいる人を確認できます! -
ちょっと45分位いホテルのプールぎわのテラスでくつろぎ、まわりのビーチで泳いでいる人等を見る。11時からツアー・グループの皆を乗せて、アカバ湾遊覧船のクルーズ゙が始まる。海の色はアクア・マリーンのブルーできれい!白波を立て、湾内を疾走する。お客はそれぞれにデッキに出たり、後方のキャビンに入ったり、はたまた上階に登って四方の景色を見たりと適当に動き回ってビーチや波止場やそこに停泊中の立派な客船や貨物船も見る。でも、案外静かな港である。余り多くの大型船は見えない。また、行き交う船も少ない。
この写真は遊覧船からアカバの街をみたものです。後方に見えるのはビーチに面した高級ホテルです。 -
ビーチの後方にはどこからでも見えるすばらしく大きく高い掲揚台があり、そこには何処からでも見える大きな旗がはためいているのが見える。(この旗はヨルダン国旗ではなく一時期結んでいたアラブ連邦旗と言われている!?)
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アカバはヨルダンが唯一海に接するところで、港としての重要さは計り知れない。また、ヨルダン随一のリゾート地で、冬でも気温は20℃をくだらない。美しい珊瑚礁もあり(実はエジプト側がとても有名で)ダイビング・スポットとしても人気が高い。アカバは旧約聖書にもソロモン王の銅貿易で栄えた街として登場。その後もアフリカ、アラビア、アジアとヨーロッパを結ぶ海上貿易の拠点、メッカ巡礼の中継地、近年はアラビアのロレンスの活躍の場としても知られている。
この写真はアカバ港の桟橋に停泊中の豪華客船。その後ろは大きな貨物船です。 -
1時間の遊覧の後、ホテルに戻りランチまでしばらく自由時間。ぱぶさん達5人はそれぞれに下見したいところがあるので、近くのイーラ遺跡(イスラム朝初期の都市跡。7〜10世紀頃はアカバの最盛期でこの地はイーラと呼ばれていた)を散策して、帰りのバス乗り場を確認後、2手に分かれる。ちょっと散策していたらランチの時間となったので、ぱぶさん達はもとのホテルに戻る。
この写真はイーラ遺跡公園と言ったところです。画像を元画像まで拡大すると7〜10世紀頃の街の礎石の柱跡が見えます。 -
ランチは、ホテルのレストランでビュッフェ・スタイル。結構美味しいものがあり、この地のパンであるホッブスもお代わりのためまた取りに行く。メインはサフラン・ライスにグレービーをかけ、チキンのついたもの(簡易マンサフ?)ランチの後はバスの出発時間の6時まで自由時間。ぱぶさんグループはビーチの下調べと言うか散策に向かう。
この写真はアクア・マリナ・ホテルのプール・サイド。 -
ワイキキで言えばカラカウアー・アブニューと言った通り(コルニーシュ通り)を歩くのであるが、ちょっと勝手が違い、浜辺が猫の額くらいしかない。また、夏の家の様な掘っ立て小屋風のものがビーチに立っており、これで道からは海岸の風景が見えない!仕方ないので、浜辺に降りて写真等撮るが、なかなか良い景色が纏まらない。判ったのであるが、良いところは皆、有名ホテルのプライベート・ビーチとなっている様で、パブリックでぱぶさんが泳いでみようと心の動くところにはたどり着けず、今回は単に全般的場所の確認とした。
この写真はビーチでスナップを撮っていたら、ちゃっかり入ってきた少年と一緒で! -
この様な動きをしていると、グラス・ボトム・ボートで珊瑚や魚を見ないかとの誘いがかかった。「いくら?」と聞くと「10JD」(ヨルダン・ディナール)と言う。そこで、ネゴ開始。色々まけられない理由を言うも、ぱぶさん達もそんなに乗りたい訳ではないので、行こうとすると、追っかけてきて、一人2JDx3=6JDで良いと言う。そこで商談成立!小さな外付けエンジンのグラス・ボトム・ボートに乗って50m位沖合いの珊瑚礁に向かう。
海岸から一旦深くなり、50m位沖合いで珊瑚礁のため1mくらいの深さになる。舟の底のガラス越に珊瑚や魚が見えるのであるが、沖縄や、ハワイや南太平洋で色々見ているぱぶさんからすると、余り大して感銘を受けるほどのものでは無い。魚も瀬戸内海の海にいる磯の小魚?ウニやナマコと言ったものも沢山見えた。
この写真はグラス・ボトムから海底の珊瑚や魚を見ているものですが、あまりぱっとしたものは見れませんでした。 -
ビーチ沖から海岸の景色や泳いでいる人たちを見るのはまた、この舟に乗った価値であった。(遊覧船は海岸線からかなり沖合いを通り、また別)しばらく歩くと何処からも見える国旗掲揚台のところまで来た。
この写真はビーチまでかなりな距離がありますが、下は1mくらいの浅さです!そのため、グラス・ボトムからは珊瑚や、ウニ、なまこ、魚が見えました。 -
ここはこの地の考古学博物館入り口。この博物館は一部屋位な小さなもので、イーラ遺跡からの出土品が展示されている。
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博物館とすぐ隣あわせにあるのがこのアカバ要塞跡である。16世紀始めにマムルーク朝の君主によって築かれたもので、内部の壁にはアラベスク模様やアラビア語の彫刻も残っている。この要塞城壁の砲台が座っていたと思われる高台の上にも登ってみた。(いつもの○○の高上がりである!)
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この要塞の中庭に立っている胡椒の木は何百年も経過している様な立派な大きなものだった。ここらでちょっと一休みと近くのテラス喫茶でコーヒーを飲む。
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一休みの後は、アカバのみやげ物街をひやかすこととし、あちこち回る。ここでは色々本格的に「負けて」のネゴだ!しかし、ここは特区、英語で十分。同僚の奥さんはアラビア語でもネゴ出来るくらいであるが、何故かぱぶさんが何処かで、応援参加で決着!洋酒が安いのではないかと期待していた同僚は意外に高いので、買わないこととする。
その後、バスの帰りにも免税ショップに寄ったので、ぱぶさんは“死海グッズ等”いくつか小物を買う。7時にバスはアカバを後にする。帰りは真っ暗なので、外は見えない。バスの中ではアラブのパラパラ音楽と言った乗りの良いものに皆、手拍子で合わす。中にはギリシャ音楽?“ゾルバ・ザ・グリーク”に似た様なぱぶさんの好きなメロディーもかかる。9:30pm頃にはまたトイレ休憩する。バスの中では更にビンゴも始まった!数字だけぱぶさん達のために英語で言ってくれる。お蔭様=ハム・ドウー・リラーで、同僚夫妻には電気スタンドが当たり、エジプト人の小6の娘さんにはシリア旅行券が当たった!
この1日バス・ツアー(往復600Kmの旅費、朝食、遊覧船、ランチを含め)のお代はしめていくら?答え:12JD(¥2000弱!)これではアラブの同僚も言う様に、“何処に利益があるんだ!”ですね。日本人ボランティアーの同僚もちょうど買いたかった電気スタンドが当たり、12JD以上のものを得た!夜の11時過ぎにバスを降りたが、タクシーはほんの近くまでなのに「5JD」(¥800強)と言う!「いや歩くよ」とお断り。もっと人通りの多い通りで拾ったタクシーは600フィリス(¥100位)と超安かったので、この時間帯、チップをつけて1JDあげました。この様に過ごした1日でしたが、十分疲れかつ楽しんだ1日でした。
まさに ”ハム・ドウー・リラー”(お陰さまで!)でしょうか? (*^。^*)
ようし、今度はダイビングに来ようと!また来る日までアカバの港よ、サヨウナラ!
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この旅行記へのコメント (2)
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- sunnyさん 2006/06/10 01:39:51
- はじめまして。
- ばぶさん
はじめまして。こんにちは。中東にお住まいなんですか!?ヨルダン&シリアの旅、楽しく拝見させていただきました。このあたりは行ってみたいと思いながら、遺跡のスケールが大きく感動を最後までとっておこうと思っています。
イスラムの世界に興味を持ったのはこの春イエメンを訪ねてから。これからしばらくは色々回る予定です。
中東近辺の写真があれば掲載してくださいね。楽しみしています。
sunny321
- ぱぶさん からの返信 2006/06/10 05:41:17
- RE: はじめまして。
- ぱぶさんのサイトにご訪問有難うございました。
もう数ヶ月こちらに滞在予定ですので、色々当地の様子を
あげていく積りです。
仰るように、当地にはずーと昔の旧約聖書の物語に登場するモーゼの
活躍場所やその後のヘレニズム、ギリシャ・ローマ、ビザンチン、
トルコと言った歴史の推移に従った数々の遺跡に事欠きません。海の
シルク・ロードやメッカ巡礼の中継地としても色々重要な役目を果たし、
栄えてきた場所でもあります。
昨晩も始めての経験でしたが、ジェラッシのローマン・シアター(南劇場)
では今も現役でオペラ上演がなされています。2千数百人の観客で
一夕を楽しみました。sunny321さんも是非自らもこれらの諸々の
歴史的地点、史跡に立ち、ワクワクを経験・楽しまれてください。
近々、アラビアのロレンスの活動地、またベドウインの石器時代からの郷、
ワディ・ラムや南の紅海、アカバでのダイビングと言った何でも見て
やろうの旅・報告をあげる予定で準備中ですのでこちらにもご訪問下さい。
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