ケルトと石の遺跡達～＃３

2001/10 - 2004/09

アイルランドを旅する時は大抵車を利用しています。
古代の遺跡を訪ね、番号も付いていない‐時には案内板も舗装も
無い様な道をウロウロします。なかには余りの気味の悪さに
引き返した森の道もありました、、。
でも、アイルランドはドライブ旅行には向いている国です。
幹線を外れ田舎道に入った途端、大抵の道端にいる人や対向車
同士でも手を上げて挨拶し合います。初めて入ったパブでも
暫くすれば、誰かと一緒に楽しく飲んでいます（田舎は特に）。
もっと沢山の日本人観光客の皆さんに訪ねてほしい、
ケルトの香り漂う素朴な国です。

エリア その他の観光地(アイルランド)

アイルランド南部の観光名所ロックオブキャシェル
（ゲール語の岩の要塞と言う意味です）ここは大型
観光バスもやって来る程の名所の大御所？です。
４世紀にウェールズから来た豪族が要塞を築き１０世紀まで支配していました。その後は地元の有力者の手
に渡り礼拝堂や墓地まである今日の姿になりました。
今は廃墟と化していますが、一説には聖パトリックが
ここで異教徒（ドイルド教？）の豪族達を改宗させた
とも言われている由緒正しき丘です。
（史実ではパトリックはここまで、布教に南下は
していないそうですが、、）

テュラへリンTullaherinの円塔、１２世紀に塔の上部が崩壊、隣に建つ教会を直撃して中にいた学生が
亡くなったそうです。それでも現在残る分の高さで
２２?あります。

キルマリーKillameryの教会跡とハイクロス９世紀。
十字架の方は小さく写っていますが、これで精一杯
この時は前日の大雨で周りは泥のぬかるみ状態。
迷子も車も泥んこにハマってさぁ大変！ウシさん達
が寄って来たけど見物するだけ、、押してほしかった
、、諦めて戻った時には、青かった車が茶色に
変身してましたです。

キルリーKilreeの円塔とハイクロス、塔は高さ約
２９?、ケルト十字架は９世紀のものです。
塔のすぐ横は教会墓地、ここを訪ねた次の日に宿の
奥さんが「あそこは何だか気味悪いでしょう？」
数年前にドイツ人観光客の女性が殺され、ここに
捨てられていたそう、、比較的安全なこの国でも
こういった事件は起こります。迷子も改めて旅の安全を考えたのです、、。
無事に帰って来てこそ、旅は完了するのです！

キルモーグKilmogueドルメン、古代の墳墓跡。
地元ではLeac an Scail（ゲール語）と呼ばれてます、
意味は幽霊ドルメン‐何かでるのでしょうか？！
（びびる迷子、、）
出たのは、すぐそばにある民家の方でした。
ホッと安心して暫しお喋り、その方は前の年に仕事で
東京にいらしたそうで、ここで日本人に遭うなんて
奇遇だなぁと仰ってましたです。４〜５歳の坊やも
「ボク東京のディズニーランドに行ったよぉ！」と
迷子に大自慢。一度も行ったことの無い迷子は、
思わず−このガキャ泣かせたろかっ−嫉妬したです。

折角なのでドルメンの中に潜ってみました、写真では
大きさは分からないけど、結構デカイです。
ここへは割りと楽に辿り着けました、案内板が曲り角
ごとに立っていたのです、他の遺跡でも全部こうなら
迷子も迷うことは無いのですが、、、。
地元の観光案内に載っている場所でも、そこへ行く
道順が分かりづらい場合が多いのですよ。

キルキアランKilkieranにある３基のハイクロス、
９世紀頃のものです。ここにある聖キアランの聖泉
は頭痛を治すそうで、迷子もこのご利益に預かろう
と泉の水を見たら、、落ち葉やクモの巣で覆われ、、
飲んだら頭痛に効いても腹痛起こしそうでヤメたです
（でも、頭に擦り込んできました）

アへニーAhennyに２基あるハイクロスの内の１基、
サウスクロス高さ３．３５?、ハイクロスでは古い
時代のもので８世紀頃のケルト十字架です。
ホッソリして見えますが実物はかなりの、存在感が
あります。ここは幹線から少し離れた村外れですが
モナスターボイスのハイクロスにも匹敵するほどの
美しい十字架を拝め、訪ねた甲斐がありました。

こちらはもう１基のノースクロス、同じく８世紀で
高さは３．６５?です。
これまで迷子も数々のケルト十字を見て来ましたが、
このアへニーハイクロスが一番好きです。
細部にわたるケルト特有の組み紐模様が、何より
素晴らしいっ！！この先の時代のハイクロスからは、デザイン自体もどんどんキリスト教の聖書を主題にした特徴が前面に出て来ます。

ニューロスNew Rossの街、バロウ川の河口奥にある、
アイルランドでは中位の規模の町です。
この船は１９世紀に造船されたSS Dunbrody 号です。
アイルランドの歴史に暗い影を残す１９世紀半ばに
起こった、ジャガイモ飢饉時に移民を運んだ船
です。現在は当時の資料館となり公開されています。

長らく英国の植民地支配が続いたアイルランドで
多くの小作人が苦しんでいた時期に、追い討ちを
架ける様に主食のジャガイモが病原菌で全滅、当時の
全人口９００万の内多くの餓死者や移民を出しました。最終的に残った人口は３分の１まで減り、現在
でも人口は回復されていません。飢饉の酷い状態の
時でも輸出用の小麦は大豊作で、英国政府はその間
何も対策は採らず、食料輸出で益々富を蓄えたそう。

ここはアイルランド南東部にある漁港、キルモアキー
Kilmore Quay人口４００人程の小さな村ですが、漁業
では大手の水産加工場もあります。この時期は蟹漁が
盛んでした。

注：この先写真の日付けが８７年１月になっている
物が混じりますが、迷子がうっかりカメラの日付け
モードを入れていたのです。しかも出鱈目の日にち
で現像の出来上がりまで、気が付かず、、、。

これがその蟹、通称ブラウンクラブです。
残念ながら折角蟹の水揚げで賑わう漁村に泊っていた
のに、迷子はこのカニを食べ逃してしまった、、。

何方か食べたことの在る方は是非々、迷子まで
連絡下さい！お待ちしているですよ！

キルモアキーの村には昔ながらの萱葺きの可愛い
お家が多くあります、アイリッシュコテッジです。
何年か起きにこうして屋根の葺き替えをします、最近
ではこの様なお家も減ってきているそうです。

タグモンTaghmonの教会境内にある十字架、
St Munnus Crossです。ハイクロスではないけれど、
しっかりケルトの十字架さんです。

Tacumshin（迷子は発音不能）の可愛い風車さん。
萱葺き屋根の風車でアイルランドに現存する２基
の内の１つがこれです。この辺は海の近くで風が
強いのですが、景色は抜群です。

ノルマン＆ゴシックリバイバルのお屋敷、
ジョンスタウン城です。お庭も広く孔雀が放し飼い
でチョロチョロしていました。
迷子はここへ行くにも道を間違え、正門ではなく
隣接する農業試験場の敷地を勝手に横切り、裏口
侵入してしまったです。

広いバロウ川を繋ぐ渡しです。この辺では川を
渡る道路は先程のニューロスの町まで無いのです。
車ごと大きな艀に乗せて川を横切ります、結構
利用者が沢山います。日本ならとっくの昔に橋を
架けているでしょうね。このノンビリさ加減が
何とも、、、およろしい。

南部ウォーターフォード市にあるレジナルドタワー。
元々バイキングの木造要塞だったものを１２世紀に、
サクソンが強固にした塔。
アイルランドにはここの様にバイキングが町の基礎
を築いた所が結構あります。（ダブリンもよん）
この町を有名にしているのは、ウォーターフォードの
クリスタル（高級品）、工場見学のツアーもあり、
いつも大型観光バスがやって来ます。
迷子も見学しましたが、タメ息は出るが金は出せず。

アードモアArdmore村の聖デクラン教会跡の壁、
キリスト教のモチーフが彫刻されています。

ここへは円塔などを見たくて向かったのですが、途中村までお爺さんを乗せることに、、教会跡見学後
１軒のパブに一休みに入ったら、さっきのお爺さんも
お仲間達と一杯やっていました。帰り道で迷子パパが
（この時は同伴旅行）突然「あの爺さん乗っけたのは
ここら辺だけど、何処から来たんだべぇ？」！！
そうなのです、お爺さんを拾った場所は見渡す限りの
原っぱで家など何処にも見えません！
ああしていつも何キロも歩いて一杯飲みに行くので
しょうか、、それとも、、、
もしかしたら“妖精じじィ”？！！

アードモアの１２世紀の凛とした円塔、高さは約
２９?あり完全な形で残っています、他の円塔とは
少し作りが違うのが分かるでしょうか？ここの塔は
上に向かって円周が序々に小さくなっています。
青空に映える堂々とした塔です。

アードモアの海岸にある聖デクランの石、この下を
潜るとリューマチが治るそうな、、。
（蛇かトカゲ以外は無理だと思う）

海岸高台にある聖デクランの泉です。かつては
巡礼の人達がここで体を清めていたそうです。

ウォーターフォードの町近くにある、ノッキーン
Knockeenのドルメン。このタイプは冠石が二重に
なっているドルメンです。
ここも私有地の中で、道すがら案内板はあるのですが
最後の最後で場所の特定が出来ません。いつものこと
で近所のお宅訪問、アイルランドを旅する内に自然と人に場所を尋ねる英会話だけは上達した‐はず？？

天皇陛下ご夫妻も訪ねられた有名観光名所、
グレンダロッホの円塔です。これもまた保存状態が
良い１０世紀の高さ３３?の塔、ここは聖ケビン
（キリスト教初期のアイルランドの司教）が興した
一大宗教施設です。当時は大勢の学僧が集い、祈り、
瞑想、又は農業、牧畜、工芸等々日々の生活を送って
いました。教会の他に周辺には色々聖ケビンに所縁の
ある場所や建物があります。上＆下の２つの湖が
あり、小道も整備され散策には最高です。ビジターセンターも併設され、中では聖ケビンについても
お勉強できます。

教会入り口手前（橋を渡る前）にあるディアーストン
これにも聖ケビンに纏わる話がありますが、何と言っても嬉しいのは、女性がここに溜まる水で顔を
洗うと若返る！と言う伝説。ここに行かれたら皆さん
是非試してみましょう！

グレンダロッホにある何の変哲もない十字架、
これに腕を回して手が組めたら幸せになれるらしい。
が、出来た例が無いっ！未だ幸せになれず、、、。

グレンダロッホはダブリンの南、ウィックロウの谷間
にあります、日帰りでも十分観光が出来ますよ。
ダブリンの町からも年中ツアーバスが出ています。

この旅行記へのコメント （14）

• 萌愛さん 2006/05/12 12:08:51

  さすがに…

  今日は1枚、1枚のお写真をアップで　見られるだけの余裕？ができたようです。うーん、ケトルの十字架ってピンとこなかったのですが、近くで見たら抱きついて「蝉」と固形化しそうな私どす。
  
  聖デクランの石・泉の石？　す・て・き　でぇす。あるよぉ。

• 萌愛さん 2006/05/10 15:14:27

  もうダメっす

  よだれ通り越して、失神寸前っす！
  
  迷子さんのアイルランドのアルバムのなかで、一番凄いっ…というかお気に入り。
  
  でもヘーパーの私、行って見るには不可能な場所？？？

• ちょめたんさん 2006/05/08 07:53:30

  お早うさんだす。

  本当だ！３冊とも投票出来ただす。さすが、堕天使見返る様だすな！イナバウアーな身の荒業だすな。
  今朝は生ごみの山との格闘だした。ごみは無休で回収すると広報に出てから４〜５年、相変わらず、GWと正月はしっかり休んでいるだす。トラックで町中のごみを庁舎の前にぶちまけたいだすよ。

• ジュリままさん 2006/04/27 10:42:54

  ケルトと石の遺跡達〜＃３を見たあるよー

  迷子さん旅行頻度高いあるねー
  この旅行記に出てくるハイクロスは芸術的あるねー
  細工が細かくて、美的あるよー
  カニ食べられなくて残念だったあるねー
  そして妖精じじぃに会ったあるか？
  すごい旅ある！
  
  横浜ファンの望みは小さいあるよ・・・（＾＾；
  『生きてるうちに横浜の優勝が見れるとは思わなかった・・・』
  と、二度めの優勝をしたときにファンの多くが思っていたある。
  横浜ファンは最下位にさえならなければいーと思ってる人が多いある。
  ただ巨人には勝ってほしーと思っているある。
  そしてあわよくばAクラス程度で満足あるよー
  私はまた37年待って、もー一度横浜の優勝を見てあの世の行くあるねー
  
  『ほしの夢』あるかー？
  知らないあるねー・・・(･＿･;
  ファン失格あるねー
  昔、某たばこ会社で働いていたころ、その会社は米とかトマトとか作る部門もあって、
  そこの研究者が開発した新種米の名前を子供に付けたそーな・・・
  子供に名前の由来を説明したいので、物心つくまで発売中止にならないといーなーと言ってました。
  その研究者は結婚前に海外に米の研究に行ってて、
  そこで知り合ったラテン系娘はなんと彼の後を追って日本に来たそーな・・・
  情熱的な話ある・・・（＾＾；
  
  
  ジュリまま

• あまざけさん 2006/03/14 00:28:05

  足跡についてきちゃいました♪

  ご訪問ありがとうございました。
  プロフの言葉に惹かれついてきちゃぃました。
  
  旅行記、楽しませていただきました。
  ロックオブキャシェル、行きました！
  
  私の場合は、バスで。
  ダブリンから行けば、何てこと無い場所なのに
  反対側から行ったので、乗換をしたりして
  かなり時間がかかりました。
  
  アイルランドのバス、電車は、ダブリン往復にすると効率いいんですよね。
  
  私は石系が好きなので、フランスのカルナック・ドイツのリューゲン島の石に遭ってきました。
  さて、次はどこの石に遭いに行こうかな・・・。
  では、またゆっくり訪問させていただきます〜。

• auntofasiaさん 2006/02/04 21:40:33

  何度見ても

  アイルランド３連発は飽きませんね
  「ＫＩＬ〜」って何か意味有るの？
  コーンウォールだと、「ＴＲＥ〜」＝ＦＡＲＭとか、
  「ＰＯＲＴＨ〜」＝ＣＯＶＥとかの意味があるそうですが
  
  安直検索でハイクロス調べたの
  英語だからあんまり良くわかんないけど
  よかったら見てみる？
  http://en.wikipedia.org/wiki/High_cross
  それぞれ各地各地方によって由来は色々、断定はロマンが無くていかんね
  英国内でもハイクロスのある町ってけっこうあるものね
  でもね、去年行った英国南部では見かけなかったような気がする・・・

  迷子さん からの返信 2006/02/04 23:34:26

  RE: 何度見ても　はい、ハイクロスは良いのどす。

  あれ〜調べてくれたどすね、嬉しいわん。
  確かキル〜の付く地名って教会在る場所だったような？
  そうどす、コーンウォールにはお仲間のコーニッシュクロス、
  イングランドにはサクソンクロス、スッコットランドにはピクト石が
  あるのどす、迷子の夢はそんなのを沢山見て廻ることなのどす。
  夢はデカイが予算は小さい、、のどすョ。そろそろ春が近づくと
  （こっちはまだどすが）どこかに行きたくなるどすな〜。
  後でそのサイト覗きにいくどすよ、あんがと！

  auntofasiaさん からの返信 2006/02/05 02:23:10

  今夜は寒すぎる

  不良中年は今帰宅じゃけん
  おんもは薄っすら雪が積もって・・・
  寒すぎる
  あたちもケーキ食べたいなぁ
  
  さすが迷子殿　あっちゃこっちゃのハイクロスを知ってらっしゃる
  あの彫り物がたまらなくいいのよね
  教会入り口のアーチも同じように興味深いでしょ！
  
  

• auntofasiaさん 2006/02/01 19:51:55

  ♯３良かったです

  ごぶさたでーす
  迷子さんとこは多分ずっーと雪？だすね
  こっちはそんなに寒くない雨です
  いいですねェ
  ケルト３連発
  どれもこれも見ごたえありましたね
  ハイクロスの事もっと知りたいです
  今週末に「オセロ」おせーるから、ハイクロスおせーて！
  （あぁ〜ぁ　かなりすべった・・・）
  
  map ofで地図検索したけど
  あまりヒットしませんでしたが、ダブリンから南下してきたのですか？
  すごい！改めておみごとでした
  

• ちょめたんさん 2006/01/31 14:39:28

  素晴らしか〜迷子しゃん

  中身の濃い旅行記だすな、本当に方々走り回っていて羨ましい限りだす。
  茅の吹き替えまで見られるなんて日本に居ても出来ませんだす。
  
  牛と泥と迷子さんで三位一体だすな。ハイクロスがなんだか素敵に見えるようになってきただす。また見せてもらいますだす。

  迷子さん からの返信 2006/01/31 23:01:59

  RE: 素晴らしか〜迷子しゃん　生みの苦しみを知りましたどす。

  お陰様でやっと旅行記も生まれましたどす。
  ちょめたんさんの仰るように、土日のお休みに掛けては
  ４トラも出産ラッシュの様で、迷子も陣痛に苦しめられたどす？！
  次のお産はいつになるやら、。
  それと、お気に入り登録も無事済ませたどすよ有り難うどす！

  ちょめたんさん からの返信 2006/01/31 23:31:04

  必ずご返事を差し上げるうつけもので御座います。

  産後の肥立ちが悪いと大変です。雪掻きなどでご無理なさらないで下さいだす。
  
  登録および過分なお言葉ありがたく頂戴し、幸せな気分で眠りにつきますだす。明日も遊んでくれろだす。
  
  標語、大変素晴らしい作品だすな。次から次へと湧き出る言葉！凄い才能だすな。もしも作家デビューされる折には
  是非とも手羽先で描いたサインを一番におくれだす。

• パパスさん 2006/01/31 09:00:00

  テュラヘリンの設計は誰が？

  迷子さん、おはようございます。
  
  昨日も遅くまで４traＵＰされた様だすね！
  アイルランドの地図はもう迷子さんの頭の中に入っているのでは無いだすか？
  それにしても毎回見事な解説だすな！
  感心するだす。
  
  今回の旅行記にも耐震偽装のテュラヘリンの円塔が有りましただすなぁ！
  その時居なくて良かっただす。
  
  次は何処だすか？
  
  パパス。

  迷子さん からの返信 2006/01/31 22:52:18

  RE: テュラヘリンの設計は誰が？（カツラ疑惑もある）アノ人ではありません。

  先程、無事にお気に入り登録させて戴きましたどす。（感謝！）
  アイルランドに尽いては、まだ々皆さんに紹介したいエピソードも
  在るのですが、写真のほうがないのどす、、。
  （当時は旅行記を作ろうとは想像もせず）
  これだけ、この国をヨイショしたので向こうの政府観光局から
  何か付け届けがあっても良い筈だろが、と在らぬ期待をする迷子どす、。