誰も知らない？トラスカラ州?

2005/08/13 - 2005/08/21

主な旅行ガイドにも載っていない、メキシコ人にとっても影の薄い、メキシコで一番小さい州トラスカラに住んでいます。
首都メキシコシティから東へ車で2時間弱。チョルラ遺跡のあるプエブラ州の隣にあります。ちなみに、青の壁画群と呼ばれる古代壁画があるカカシュトラ遺跡は、トラスカラ州にあるんですよ。その他にも、スペイン占領時に、スペイン側に協力したという興味深い歴史や、アシエンダ、コロニアルな州都、オコトラン教会を代表とするたくさんの教会、トラスカラ・カーニバルの踊りやワマントラ祭りの木屑カーペット、タラベラ陶器やアレブリへなどの民芸品などなど、小さい割（？）には、見所たくさんの州です。
現在、8月に行われる、ワマントラ祭りのプロモーション中です。
トラスカラ州ワマントラ市では、毎年8月に同市の守護聖母であるVirgen de la caridad慈悲の聖母を祭るお祭りが開催されます。見所は、14日の聖母像巡礼です。その巡礼は、色付き木屑と花びらで作られたカーペットが敷き詰められた町のメイン通りで行われます。巡礼は、夜通し町を練り歩き、翌朝聖母像が教会に戻るまで続くことから、別名　誰も眠らない夜と呼ばれています。

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カーペット作成風景