《ガラパゴス諸島》悠久の大自然に抱かれて・・・Part.?

2004/11/04 - 2004/11/16

神秘的な島々での夢の様な生活・・・選びきれないハイライト・・・すっかり現実的日常生活を送りながら感じることは、“本当に夢ではなかったか〜？！”・・・ 　　　　

何より印象的だったのは動物たちが人間を恐れない事。　話には聞いていたけど、何とも不思議な感覚でした。　理想の共存の形だと感慨に耽る事もなく、俗な人間はただひたすらにシャッターを切りました。　アシカ・鳥・イグアナ・ゾウガメなど魅力的な被写体達が「撮って！」と言わんばかりに逃げないのだから・・・ 　　　　
一流カメラマン気取りで・・・夢中で収めた画像は1000枚を超えました。残念ながらイメージを超えるものはありませんでしたが、夢ではなかったと鮮明な記憶を呼び起こしてくれます。 　　　　

◎ゴムボートの真横でマンタが、餌を捕るために水面で何度も回転した事。　　◎夜、みんなでデッキに集まり船の照明を全部消して、満天の星に包まれた事。＞＞＞この2点は写真が取れなかったけど、そのときの興奮は今でも鮮明に脳裏に浮かんできます・・・p(==*)q・・・　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

大した知識もないので偉そうな事は言えませんが、ガラパゴスには考えさせられる要素がたくさんありました。
奇跡的な条件が重なり独自の進化・生態系を育んでいる事。　同じ餌を争う違う種類の鳥達が、隣同士に 巣を構えている事。　かつて人間が持ち込んだ家畜が生態系を壊し、今それらが害獣として人間に殺されている事。　逃げ場がなく異常気象の影響で危機に晒されている事。　「悪いのは全て人間じゃないか」と
悲観的にもなりますが、動物達は私達を敵とは見なしていない様でした。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

あの島を守る事は地球の未来を守る事だと思います。　いつまでも生命の神秘に触れられる機会を受け継ぐために、地球の裏側からでも出来る事があるような・・・少なくとも意識が持てるようになり、とっても貴重で有意義な旅をしてしまいました

エリア ガラパゴス(エクアドル)

日本を出たのが11月4日・・・飛行機を4回乗り換え、2日がかり（途中、グアヤキル1泊、キト1泊）でやっとガラパゴス諸島の玄関口、バルトラ島の空港に降り立った・・・あ、あ、暑い・・・さすが赤道直下だ！

小さな空港の前に立ち並ぶ、お土産屋・・・

壁にハンマーヘッドシャークの絵が・・・この世の物とは思えないへんてこりんな顔してる・・・噂には聞いていたけど本当にこの辺に出るんだ〜・・・

空港から最寄の海岸まで、バスで5分・・・いよいよここから船の旅の始まり始まり〜

まずは、ゾディアックと呼ばれるゴムボートに乗って、豪華(?)客船に向けてLets go〜♪

行く手には、“豪華っ！”とはちょっと言えない、なんとなくレトロな客船が待ち構えている・・・後々“愛しのポラリス号”・・・と呼んでしまう様になる事なんて知る由もなく・・・

客船に着くと「Welcome to *?\\\\&$?\\〜！」とすごく早い英語でナチュラリストリーダーのエマに出迎えられた。いよいよ一週間の船旅の始まり始まり〜♪

言われるままにラウンジに集まると、ウェルカムドリンク（グアバジュース）やフルーツ、お菓子が並んでいた・・・“豪華”客船でなくて、下がり掛けていたテンションが一気に最高にv(~o~)v

質素だけれど、機能的で清潔な客室・・・トロピカルでかわいいファブリックにも心がときめいた☆
　一日に３，４回は客室係がルームメイク（いない間に入っているから会う事はない・・・）に入り、使用済みのタオルは何度でも勝手に取り替えてくれるし、脱ぎ捨ててある物、散らかしてあったものは綺麗に整理整とんされ、常に快適でいたれりつくせりの小さなお城で・・・夕食後部屋に戻ると毎日、枕元に1粒のチョコと明日の予定表が置かれていたり・・・とさりげない心配りも完璧！

とてもかわいいゾディアックボート型のトレイに乗ったアメニティーセットや環境に優しいシャンプー・石鹸など全て完備されていた・・・

まずは、ラウンジに全員集合し、スタッフの紹介＆挨拶。宿泊マネージャーもナチュラリストのリーダーも女性だったので心がホッと和んだ・・・♪

まず、一日目のイベント！　すぐお隣のサンタクルス島の周りをゾディアッククルーズ（ゴムボートでの散策）・・・木の上に巣を作るフリゲット（グンカンドリ）のつがいが・・・

“ブルーフッテッドブービー”（青足かつお鳥）・・・ガラパゴスに行ったら、これを見たいと思っている人も多いのでは？・・・ペンキを塗ったかのような真っ青の足がとってもキュート♪

“フライトレスコーモラント”（ガラパゴスコバネウ）飛べない鵜は世界中でこいつだけ・・・オマケのような羽がかわいい。

2日目の朝ごはん・・・だ〜い好きなビュッフェスタイル(^^)バラエティに富んでいて、ついつい取り過ぎてしまう・・・エクアドルはフルーツが有名なので、種類豊富なトロピカルフルーツがたっくさん食べられて幸せ〜！

“カッショクペリカン君”と“オオアオサギ君”会談中・・・

ポラリス号からゾディアックボートに乗り込むところ・・・大型の船は島の近くまで寄せられないから、沖に停泊し、ゴムボートに分散して島に上陸するのです・・・

砂まみれになってひっくり返っている、アシカさん。黒い体が暑さを少しでも吸収しないように、白い砂をわざと体に付けているのかな・・・？？？

“モッキングバード”（マネシツグミ）はほとんどの島にいて、足元に寄って来ては、首をかしげて人間達の顔を見上げる・・・まるで「何かエサちょうだい♪」と言っているみたい。　もちろん一切あげてはいけないルールになっているのだけど・・・でも人間から何かもらったことがあるのかも・・・

“マスクドブービー”こんなに近づいても、全然逃げない・・・逆に無視されている感じさえする。

タマゴを温めているところなのに、全然緊張感なし・・・タマゴがかえる瞬間が見たいなあ・・・♪

突然、ウエストポーチの上に飛び乗ってきた！！！ペットボトルの青い蓋を口ばしでツンツン突き、まるで水が入っているのを知っている様・・・ま・さ・か・・・

三脚の回りに集まってきた・・・ホントに好奇心旺盛なマネシツグミちゃん

スズメくらいの大きさのYellow Warbler(キイロアメリカムシクイ)。動きもスズメに似ている。マネシツグミとは違って、近づくと逃げてしまう・・・

ついに登場！私の一番お気に入り、ウミイグアナくん。お近づきになれウレシ〜♪２ショットv(^^)v

歩道に横たわるのは、アシカの親子・・・動物に１ｍ以上近づいてはいけない・・・とか言われていても、こういう場合はしょうがない・・・またぐかっ！

楽しみなランチタイム・・・朝食と昼食は毎回ビュッフェ。食べ放題〜♪たっぷ〜りいただきマ〜ス！　　　　皿の手前側にあるのはキャッサバという芋のフライ。フライドポテトみたい。クルミのタルト、ライスプディングなどなど・・・どれもホントに美味しい！

夕食前のサンセットを見ながらのカクテルタイム・・・オードブルやポップコーンをつまみ、一杯飲みながら・・・デッキでわいわい♪

毎日バーカウンターのところに、“Today`s　cocktail”があり、この日は「ブルーフッテッドブービー」（青足かつおどり）のカクテルだった。

デッキの一角に吊るされているハンモック・・・快適〜♪

フロレアナ島のパーキンソニア・・・葉がとっても変わっていて面白い！・・・・・＞乾季に行ったので、ほとんどの島で植物が葉も花もなく枝ばかりで荒涼とした景色が多かった中、この花だけは、きれいに咲いていた。

早朝、用意されていたサンドイッチやフルーツを小腹に入れて、楽しみにしていた“ポスト・オフィス・ベイ”へ・・・ここでポストカードを出すと、次にここに来た旅行者が拾って、宛て先に届けてくれる・・・という、歴史ある所・・・もちろん自分達宛てに出してみた・・・いつ、どんな人が届けてくれるのか・・・楽しみ〜♪

ナチュラリストがちゃんと、一枚一枚スタンプを押すパフォーマンスをしてくれる・・・(^^)
「LUCKY STAMP〜♪」とか言いながら・・・

ポストオフィスベイで一大イベントを済ませ船に戻ったら、朝食が待っていた(^-^)

午前中はスノーケリングやグラスボトムボートを楽しみ、あっという間にランチタイム♪・・・あっ今日はエクアドリアンフードの日だ(^o^)/・・・伝統的なエクアドルの料理を堪能するぞっ！・・・　　　　　　　　

いきなり、豚の丸焼きがお出迎え！・・・サングラスかけてる〜っ！

典型的なエクアドル料理のひとつ“セヴィーチェ”レモン汁に漬けた小エビやイカと玉ねぎをオレンジ果汁、トマトソース、ケチャップで和えたもの。ポップコーンを乗せていただきま〜す♪

キャッサバのチップスが美味しかった（＾＾）

デザートも甘すぎず、かなり美味しく、毎日違うものが出てきて、びっくりした・・・

この旅行記へのコメント （9）

• boobyさん 2005/10/13 16:35:58

  豪華ですね！！

  はじめまして！
  
  私は去年のゴールデンウィークにガラパゴスに行って来ましたが、一番小さな船だったので、こんなに豪華ではありませんでした。貧乏旅行だったので、日程も半分のものです。だからガラパゴスコバネウとかマスクドブービィには会えませんでした。ロンサムジョージには会えました。
  
  船の豪華さはともかく、せっかくあんなに遠い場所に行ったので日程的には２倍を選択すればよかったと後悔しています。ChiHiroさんがうらやましいです。

• jamyamaさん 2005/07/21 20:37:32

  ガラパコス島すてきな旅行ですね。

  ChiHiroさん
  はじめましてjamyamaです。
  
  ガラパコス島すてきですね。
  
  >◎ゴムボートの真横でマンタが、餌を捕るために水面で何度も回転した事。　　◎夜、みんなでデッキに集まり船の照明を全部消して、満天の星に包まれた事。＞＞＞この2点は写真が取れなかったけど、そのときの興奮は今でも鮮明に脳裏に浮かんできます・・・p(==*)q・・・　<
  
  ワァー是非「マンタ」と「満点の星」出合ってみたい！！みたい！
  
  でも旅行記読んでいるうちに
  どれもこれも全部体験したいものばかりで〜す。
  「ブルーフッテッドブービー」という足が青い鳥・・。見てみたいですね。
  それにその鳥の名のカクテルなんておしゃれですね。
  
  いつか是非ChiHiroさんと同じ旅をしてみたいです。

• fkczさん 2005/05/11 23:08:21

  ゾウガメですか？

  一番上の写真はゾウガメですか？
  本当にすごいですね！！
  
  古代に舞い戻ったような気分になったのでは？
  
  マンモスの時代から，進化していないのかな...
  と考えて写真を見て，うなりました。
  
  マンモスは寒いところにいて絶滅した，
  でも暑いところに生息している生物は
  進化が止まっても子孫を絶やさないのですね？
  
  普通の旅行者がこれほど素敵な写真を撮れるとは...
  ビックリした写真です。

  ChiHiroさん からの返信 2005/05/12 00:34:49

  RE: ゾウガメですか？

  fkczさん、私の旅行記をごらん頂き、本当にありがとうございます(^-^)
  
  ゾウガメ・・・っていうのは、“海イグアナ”の事ですね・・・(^^)多分。
  
  説明不足でごめんなさい。海に住むイグアナは世界中でガラパゴスにしか
  
  いないそうで、海草しか食べなくおとなしくてとてもかわいい奴です♪でも
  
  近くでみると、かなり迫力があり、恐竜みたいですよ〜。
  
  私のガラパゴス旅行記はまだ３０％くらいしか書けてないので、
  
  これからまだまだ続きがありますので、また良かったら見に来て
  
  くださいネm(--)m
  
  ガラパゴスゾウガメもこれから登場しますので、お楽しみに〜☆
  
  

  fkczさん からの返信 2005/05/12 00:43:49

  恐竜みたいですよ〜

  恐竜みたいな動物の写真たくさん期待していますよ。
  
  何しろ，ふだん，恐竜は想像の絵しか見ませんからね。

• Morikonさん 2005/05/01 00:51:26

  ＣｈｉＨｉｒｏさん、こんばんわ！

  ＴＶなどで断片的に情報は得ていましたが、
  いや〜凄いところですねガラパゴス！
  動物大好き野郎なので、天に召される前に一度は行かねば（笑）
  旅行記の続き、楽しみにしております！

• 鉄人６０さん 2005/04/02 05:42:45

  凄い体験ですね

  素晴らしい写真ありがとう
  私もガラパゴスへ行く予定が舟がいっぱいで取れませんでした。何日のクルーズで行かれたのですか？又何人乗りですか？他にアドバイスがあれば教えて下さい。また舟によって行き先は違うと思いますがこの島だけは絶対見逃すな…があれば教えて下さい。

  ChiHiroさん からの返信 2005/04/18 12:31:19

  RE: 凄い体験ですね

  鉄人６０さん、私のホームページを御覧くださり、ありがとうございます(*^-^*)返事が遅くなってごめんなさい・・・どの島を推薦しようか・・・？いい加減な事は言えない・・・ナドナドと考えていたら、遅くなってしまいました！・・・
  　鉄人６０さんも素敵な旅をたくさんしていらっしゃいますよね〜・・・私も将来は夫婦仲良く世界中を旅する事が夢です・・・♪
  
  　ところで、ガラパゴスについてですが、本当にどの島も良くて、ココ！と言われると、選ぶのがとても難しいのです・・・あと季節によってもかなり見所が変わってくるかもしれませんので、参考になるかわかりませんが・・・個人的にいいと思った島を二つあげますと・・・
  
  　?ジェノベサ（ヘノベサ）島
  ここは、ガラパゴスで最も隔絶された離島と言われ、鳥達のパラダイスです。特にマスクドブービーやレッドフッテッドブービーやグンカンドリがたくさんいて、他にもいろいろな鳥をいっぺんに間近で見ることができます。（行くのに時間がかかるのでハーフコースのツアーではなかなか行かないと思います）
  
  　?サンティアゴ（サンサルバドル）島
  ちょうど時期が良かったのか？たくさんのアシカの子供がいて、無邪気に赤ちゃん同士でじゃれあう姿や、一生懸命親に付いて行こうとする子や、家族でほほえましく潮溜まりで遊ぶ姿などなど、見ていて時間が経つのを忘れました。　他にも私の好きな海イグアナもたくさんいて、アシカとイグアナのコミュニケーションも本当に面白くて、多分一日中この島にいても飽きなかったと思います。
  
  とにかくどの島でも、動物達が生き生きと楽しそうに生きている姿を見れて、本当に癒されました・・・
  　ひとつ見たいのに見られなかったのは、グンカンドリの雄が赤い胸を大きく膨らませて雌への求愛をする姿・・・これは１月〜の雨季シーズンに行かないと見られないそうです。
  　私が行った乾季は一応シーズンオフになるそうですが、それでも十分に満喫できました。
  
  ７泊８日、８０人乗りのクルーズ船で行きましたが、ちょうど良かったと思います。
  
  私の旅行記ですが、まだまだガラパゴスの続きがたくさんあります・・・。デジカメ以外で撮った写真もたくさんあり、それらをスキャナーで読み込んだり・・・と、とにかく１０００枚以上の写真から厳選するため、かなり手間取っています・・・またぜひ覗いてみて下さいね・・・あと、他にも何か質問があったら遠慮なくしてくださいね。喜んで、答えさせていただきます♪
  
  　

  鉄人６０さん からの返信 2005/04/19 10:45:39

  RE: お礼

  お返事有難うございました。
  参考になりました。出来るだけ早い機会に行こうと思っております。