2004/12/21 - 2004/12
6位(同エリア11件中)
イチローさん
アジスアベバで大使館を見つけられず、やむを得ずビザなしでアタックしたエチオピアからの入国。粘ったあげくようやく「VISA 48hours」とパスポートにボールペンで殴り書きしただけの、VISAを貰って、何とか入国。首都ハルゲイシャで一泊し、48時間以内に隣国ジブチを目指す。
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「ビザがないんじゃダメだと思うよ」国境の町ワジャレでエチオピア出国時、イミグレ官に言われました。でもここまで来たからには当たって砕けろで行くしかない。
ソマリランド側のほったて小屋で。。
「ビザないのか?なぜアジスアベバで取ってこなかったんだ。無いと入国はできない」
「アジスアベバで大使館は引っ越していて見つからなかった。国境で取れると聞いたんだが」
「ボスに聞いてみるよ」
で、現れたのがボスに、散々粘った挙句、
「ジブチに行くのか。48時間のトランジットビザでいいか」
「それで構わない。サンキューベリマッチ!」
ボスは、我々のパスポートに、そこら辺のボールペンで「VISA 48hours」とメモ書きして、その上にスタンプを押しただけ。そして、「しっしっ」と小屋の中の他の者を全て追い出すと、身を乗り出して小声になる。「マネー」そして、紙に20USDと書いてみせる。分かりやすい行動だね。ワイロなんでしょ。20ドルか、仕方ない。釈然とはしないけど。
そして、何とかソマリランド入国を果たす。国境ワジャレから首都ハルゲイシャまで、乗り合いタクシーでの道のり、何度となく検問でビザのチェックがあるたび、こんな書きなぐりのビザで果たして大丈夫なのか、心配だったが特におとがめも何もなくハルゲイシャに到着。
(写真はハルゲイシャのホテル) -
いやー、首都とはいってもしょぼい。どんな国でも首都だけはそれなりだったりするもんだけど、ハルゲイシャは手作り感いっぱい。首都のセンター街も舗装路はなく、ぼこぼこの砂の道。10ドル分両替したら、お札が両手じゃ持てないくらいになった。国際的には国として認められてない訳だから外資もはいってこないし、仕方ないんだろけど。
でも、前評判どおり、人々は皆気さくで笑顔で親切。しょぼいとは言っても、電気もあるし、マーケットもあるし、車も動いてる。みんな元気一杯生きてるよ。
(写真はハルゲイシャのパン屋さん) -
ハルゲイシャで一泊した我々は、ジブチを目指す。ビサの有効期限はわずか48時間。そうは言っても、ガイドブックなんてないし、ジブチまでどうやって言ったらいいのかなんてことは、わからない。街で聞きまくり、連れて行ってもらったのはマーケットの一角のその名もジブチレストラン。そのレストランの前からジブチ行きの乗り合いが出るとのコト。
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12時に出ると言われた乗り合いは、もちろんその時間になっても何の動きもなし。結局出発は夕方、日が傾きかけてから。その間マーケットの一角で、人々の様子を眺めながらぼーっと過ごす。女性たちはパステルカラーの布を上半身をまとい、売り子に買い子に元気いっぱい。
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ビザの有効期限は48hours。入国したのは昨夕なのだが、入国時間が書いてない。
今日中に出国しなければモメるんじゃないか、、そんな心配をよそに、ジブチ行きの乗り合いは夕刻出発。ソマリランドを出てジブチに入るのは明日になると言う。まあ、急いでもしょうがないか。ビザのことでモメたら、その時はその時だ、この状況ではそうするしかないんだから。心配をよそに無事ジブチへ出国できました。 -
夜はほったて小屋風の食堂で食事をとって、そのまま一泊。こういうタイプの無賃簡易宿泊は、アフリカではよくあることですね。同乗者のオシャレな女性たちが、スパゲティを手づかみで食べてた姿が印象的でした。乗り合いのランドクルーザのルーフ上には、荷物がうずたかくくくりつけられ、時にパンクし、シート1列には4,5人押し込まれれ、砂漠の道を進みます。(写真はパンク修理中)
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わずかな滞在でしたが、マーケットでのんびりし、乗り合いで地元の同乗者とわいわいしながら、それなりにソマリランドの旅を楽しめました。それにしても、入国できてよかった。ソマリランドを後にし、次はジブチからエリトリアを目指します。
[道のり詳細]1日目:エイチオピア・アジスアベバ朝発→ディレダワ夕着(バス10H、105.3ブル)、駅前MekonenHotel(ツイン50ブル)。2日目:ディレダワ朝発→ジッジカ午後着(バス5H、30ブル)→ワジャレ=国境夕方着(バス3H、20ブル)→ソマリランド入国(48Hトランジットビザ特別発給20USD)→ハルゲイシャ夜着(乗合バンぎゅうぎゅうづめ3H、20ブル)、HotelUbax2(ツイン50ブル)。3日目:ハルゲイシャ夕方発→ジブチ翌午前中着(乗合4WD、25USD)。
詳細を知りたい方、掲示板に問い合わせて下さい。
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