1993/08 - 1993/08
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ロイヤルキッズクラブさん
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シーズンともなるとソレント、ナポリからやってくる連絡船が発着するいわゆ
るカプリの玄関口のマリーナグランデは、人であふれんばかりになる。カプリへ
登るケーブルカーの駅、ミニバスの停留所、タクシー乗り場などどこも行列だ。
有名な「青の洞窟」に向かう小型船もこのマリーナグランデから発着している。
タクシーが結構面白い。夏のシーズンだけだと思うのだけど、ほとんどのタク
シーがオープンカー。しかも、相当年代もの。何がおかしいのかというと、オー
プンカーにすだれの天井をわざわざ取り付けている。なんだか熱帯森林地帯の
国にやってきてしまったような趣を感じてしまう。夏の太陽があまりに厳しい
からなのか、訪れた観光客にエキゾチック気分を味わってもらおうということ
なのか? 運転手に英語で問いかけてみたが、いまいち意思疎通がうまくいか
ず、真相はわからずじまい。
ミニバスも面白い。カプリの小道でも走れるようにと、ヨーロッパの他の都市
では、まず見かけない小ささ。ブラッセルで走っているトラムの1車両の半分
くらいといえば分かりやすいでしょうか?
今回は、このミニバスでアナカプリまで移動。なかなか楽しいバス旅ですよ。
(といっても20分くらいのものですが…。)
マリーナグランデからカプリまでは緩やかな勾配の坂道で、両側にはオレンジ
やレモン畑が続くのどかな小道。
ただ、道路はとても狭い。車一台がやっと。車がすれ違うときは、かなり大変。
大騒ぎ。運転手同士お互いが身振りも大げさに、もっと右寄れよ!バックミラ
ーをたためよ!ここじゃ無理だから、あそこまでさがってくれ!いやそれより、
あんたがさがれよ!などと、やり始める。まぁ、僕らは遊びの旅行だから先を
急ぐわけでもないので、こんなやり取りもなかなか楽しい。
カプリまで来るとアナカプリへ向けて右折。ここから坂道はだんだん勾配がき
つくなり、進行方向右側は、だんだん切り立ってきて断崖絶壁。ガードレール
から見下ろすと、300m下の海面が真下に見えるほどほぼ垂直に落ち込んで
いる。高所恐怖症の人でなくてもおもわず足がすくむ。先ほど、バスに乗り込
んだマリーナグランデも遥か下のほうに行ってしまった。
遠くナポリ湾の向うにナポリの街とベスビオ火山を望め、眼下には紺碧の海、
それも澄んでいて海中の底まで透けて見える。上からみると舫ってある小船が
まるで宙に浮いているかのよう。大げさでなくそのくらい透明。
そんな絶景を眺めながら、ミニバスは、エンジン全開のローギヤーで急勾配の
坂道を登っていく。標高もどんどん上がっていく。右側だけ見ていると、まる
で小型飛行機で上昇していくような感じ。
坂道を登りきったかなと思うと、ミニバスはおもむろに左旋回。横Gで右側の
断崖側に車体を傾けながらカーブをまわって行く。断崖に放り出されそうで、
乗客の誰からともなく“ウォー”と低いうなり声がもれてくる。私もおもわず、
“ウォー”。
唸っているあいだにバスは、終点のアナカプリへ到着。バス停周辺は、おみや
げ物屋、カフェ、レストラン、銀行の自動現金引き下ろし機が立ち並んでいる。
でもちょっと裏手に入っていくと小路地があり、両側に漆喰で白く塗り固めたこ
じんまりした家々が並び、きれいに手入れされた庭のある家などが、観光地化
されてない素顔のカプリを垣間見せている。静かにこんな路地を歩いてみるの
もいいものです。特に夏の夕暮れ時の散策をお勧めします。白い家が夕日にオ
レンジ色に彩られるさまは、心洗われる思いがします。
夏(ベルギーに長年住んでいる人間の感覚なら5月でもほとんど夏ってかんじ)
の天気がよい日だったら、アナカプリからスキーリフトでソラーロ山の頂上ま
でぜひ登ってみたい。標高589mのカプリ一の高台からの眺めは絶景。カプ
リ島の全景、ソレント、ナポリ、ベスビオ火山が一望のもと見渡せます。
もちろん、「青の洞窟」は、旅行者必見ですよ。
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