エルパソ

2004/05 - 2004/05

　この写真は、エルパソで見た夕日です。燃えているようです。
　この町は、ほとんどメキシコでした。げんに、自分をここまで連れてきてくれたメキシコ人の友達が、突然イキイキとし始めました。ここはおれの町だ!ようやく着いた!わがメキシコに!、、、　そこまではいっていなかったけど、まあそう言いたげだった。それもそうでしょう。町並みに、既にメキシコ風味が感じられる上に、人々のほとんどがスペイン語を話すか話せるからです。
　それはちょうど、ハワイに行くと、ここは日本の植民地か！?と感じるようなものかもしれません。
　

エリア エルパソ(アメリカ)

　そのメキシカンと、そしてエルパソまで迎えに来ていた彼の友達と三人で、メキシコ料理を食べに行きました。昼間なのに、おいビールいるか。すすめられました。強く勧められました。
　二本飲みました。
　ところで絶対に忘れられないのはそのレストランで起こったことです。彼らはビールだけではなくて、これも食べろあれも食べろとすすめてきてくれまして、自分は何も考えず、皿の上におかれるものを次から次へとどんどん食べていた。それで、最後に　　　！？　　　　と、来る瞬間があった。特大サイズのハラペーニョをアボカドか何かかと思って思いきりかぶりついてしまったからです。これはとても痛かったです。痛くて、もうそのあとには何も食べることが出来ませんでした。思わず、席から立ち上がって、店の中をぐるぐると夢遊病者のように歩き回ってしまった。そしてメキシコ人の友達は言いました。
　「メキシコ人はいつも戦っているんだ。食事のときもそうなんだ！」
　さあ。そういうものかどうなのか。知りませんけど、このハラペーニョの「洗礼」を受けた自分はとうとう「真のメキシカン」になることが出来たのでした…。