2002/03/24 - 2002/03/31
46位(同エリア56件中)
napoさん
2002年の復活祭は3月31日の日曜日で、その前の一週間を「聖週間」(スペイン語でセマーナ・サンタ)という祝祭日である。
2回目のロングステイの地・アリカンテでセマーナ・サンタの行進を見学した。
このキリスト教の祝祭日は、移動祭日で、何によって決めるのか知らないが、毎年同一日とならない。通常復活祭は四月の日曜日が多いように承知していたが、この年は三月の最終日の日曜だった。
スペイン人の友人に連れられて見学に行った。
詳細はhttp://u-go.to/spain/
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セマーナ・サンタの行進は、教会の教区毎に行われるようだ。
われわれは初日に行進のあるサン・ブラス地区に行って行進が始るのを待った。
時間に遅れて始るのがスペインである。暫く待つと行進の音楽が響き始める。しかし、なかなか現れない。それもそのはず。やっと現れたのを見ると、その歩みは遅々たるものだ。御輿が重いから30m毎に一休みしながら進んで行くのだ。 -
その五日後の「聖金曜日」にはアリカンテの海岸通りにある、美しい遊歩道”Explanada”に見学に行った。ここに各教区からの行進が集まってくる、セマーナ・サンタ最大の行進を見るためだ。
遊歩道には、両サイドに有料の椅子席が設けられているが、われわれはその後に陣取る。辺りにはいつも自由に使える木製の折畳み椅子が放置されているから、それを持って来て坐れば無料の椅子席となる。 -
女性も御輿を担ぐ。みんな立派な体格をしている。そうでなくては、この仕事は勤まるまい。日本でも三社祭などでは女性が御輿を担ぐのを見るようになった。昔のことはよく知らないが、世界的に女性パワーが強くなったということか?
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御輿の上の人間像は聖書の中の話から取ったものであろう。この御輿ではゴルゴタの丘に登るキリスト像で十字架を背負っている。聖書を知らないわれわれでもそれくらいは理解できたが、その他はよく判らなかった。
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同じような御輿でも担ぐ人間がこのように真っ白い衣裳にすっぽりと全身を包まれて行進するものがときどき見受けられた。ちょっと不気味な感じもあるが、美しさと清潔感も感じられた。
これらの行進に小さな子どもが付き従って、見物の子ども達にキャンデーを配って歩いていたが、東洋人が珍しかったのかわれわれにも配ってくれたのはご愛嬌であった。でもなぜかとても嬉しかった。
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