キャンピングカー利用のおすすめ。そのメリットとかかる費用は。 - アメリカのクチコミ

　アメリカを自由自在に走り回りたい人たちには「キャンピングカー」がおすすめです。現地では「モーターホーム」あるいは「ＲＶ＝リクレーショナル・ヴィークル」と呼ばれる方が一般的です。まさに「動く家」そのもの。　キャンピングカーの起源は西部開拓時代の「幌馬車」だったそうです。現代のキャンピングカーは、大小いろいろありますが、基本的には「キッチン」「ダイニングスペース」「ベッドルーム」「水洗トイレとシャワー」が備わり、数日間から数ヶ月の移動・宿泊に必要なモノが全て備わっています。
　運転は21才以上、日本の普通免許があれば大型のクラスＡＳも運転可能です。オートマチックです。車幅と車長感覚を覚えると運転は容易。
定員は5?6名。

　レンタル費は季節によって違いますが、例えば10月から翌年の3月末まではOFF期と呼ばれ、クラスC25フィートサイズが1泊2日で180?（＋Sales　Tax）程度で借りることができます。
ミニマムレンタルは4泊が条件ですので、それでも800?。4人で借りた場合、4泊5日で一人の負担が200?程度です。このレンタル費の中には、最高限度額の車輌保険、乗車人数分の食器、寝具（毛布や枕、シーツ）、調理器具などが含まれています。

　レンタル費以外にかかるものは、ガソリン代とRVパーク代です。
RVパークとは、わかりやすく言えば日本のオートキャンプ場。でもインフラの整備状況が全く違います。各サイトに電気・水道・排水の他電話・テレビの端子が備わり、最近は無線ランが利用できる所が増えています。RVパーク代は季節とロケーションによってまちまちですが、一般的には１泊35?から50?程度。食事はスーパーマーケットで食材を購入しますが、贅沢しなければ一人一日10?もあれば十分です。

　キャンピングカーを利用するのは、基本的には自己責任で対応できる「アウトドア派」の人たちです。決して「上げ膳据え膳」ではありません。「自分たちの責任で旅を作る」事が条件になります。その代わり、全くの自分たちのペースで、自分たちの行きたい所に行って好きなように滞在する、精神的にも非常に贅沢な旅行ができます。

　アメリカでは数週間から数ヶ月単位で避暑地・避寒地を巡り歩いている定年後の熟年のご夫婦が珍しくありません。日本人として羨ましく思います。

　最近、北米方面への旅行では「フライ＆ドライブ」の機運が高まっています。キャンピングカーを使えば「フライ＆ドライブ」に「アコモデーション＝宿泊施設」が付いているわけですから、使い方次第では最も経済的な、もっとも効率の良い旅ができると私は信じています。