中国旅行　お土産品の返品顛末 - 成都のクチコミ

2012年9月に中国に旅行しました。

その際に買い物をしたのですが、後日日本で受け取ってみると粗が目立ちどうにかして返品の上返金をして欲しいと思うようになりました。

勿論品物を見た上で買ったのですから、自分の我がままという事になります。
その上で無事返金までどうしたか、他の方の参考になればと思い口コミします。

品物はシルク絨毯。店で見たときは裏の模様まで確認したのですが、手元で見てみると裏に糸の切れ端が毛羽立ち・糸の結び目等が目立ちます。

自分が見て買ったもので当然そういうものに手を出した責任があります。がこの品物は受け入れ難いと感じました。費用がかかっても自分が悪いので勉強代だと思って返品返金を働きかけてみようと思いました（９月下旬）。

幸いだったのはこの店がツアーで行った阪急旅行社の指定店だった事です。

名刺も有ったのですが、念の為阪急旅行社のお客様相談窓口というような部署に電話し、縷々説明をして返品希望を言って連絡先の電話番号も伝えました。指定店の事もあり出来るかどうか連絡してみるとの事です。

暫くして不都合な部分の写真をメールで送るように言われました。山積の絨毯で押し付けられていた不良部分が配送中にぼこぼこ頭を出してきていたのです。（沢山送った為メールが開けず、幾つかに分けての再送などで時間を食いました）

これを根拠に先方と交渉して頂き、無事に返品返金に応じる旨の連絡をいただけました。今回交渉手配万端なかに入ってお世話いただいた相談窓口の女性から、先方の話では返送には３万円もかかるがいいのかとの確認がありました。自己責任もありますので勉強代と思い返品する事にしました。頂いた名刺や店の場所とは違う場所の住所を指定され、念の為二度目にＦＡＸで漢字を確認して返送しました。

ところが返品の送り方にひと手間かかりました。

送って来た会社では先方の業者の輸出入に登録されたナンバーが必要で撥ね付けられました。

ではと海外送品で使った事のある宅配業者に問い合わせると、この場合タイプ打ちのインボイスが必要と言われました。

それではと以前に外国人が発送していた事を思い出し郵便局に行くと、そこでやっと受け付けてくれる局の案内と必要な事を掲載した書類を頂く事が出来ました。

必要ならばインボイスも印刷物に手書き記入だけ。送る方法は金額が高い順に３タイプ。至急で航空便（一週間程度・これなら３万円かかります）別に急がないタイプ（ニ・三週間）兎に角安い船便（一ヶ月）分り易く頼りになります。

絨毯をビニールでカバーし、送ってきた箱に押し込め、その上から新しい箱を被せる様にしっかり梱包して汚れに備えました。

２０１２年１０月。折りしも反日騒動で日本からの品物は全品検査されて普通以上の時間を食うとの情報です。急いで発送してもメリットが無いので別に急がないタイプを使う事にしました。しかも限度は１０万までといわれた保険付けても畳んだ絨毯のサイズだと９千円弱で送れました（先方からの保険は何と３万円しかかけていませんでした）

返送品は１０月頭位に発送。相当日数がかかると思いきや、二週間もかからずに、ご丁寧に阪急さんから到着の連絡が来ました。その際クレジットカードへの返金は為替の都合で支払った金額より目減りする可能性もあるとの事。

驚く事に１０月下旬にクレジットの返金がありしかも目減りは一銭も有りませんでした。

まとめてみると
＊旅行会社の指定店で買い物をした。
＊旅行会社のお客様相談で返品を依頼した。
＊送料がかかるといわれても承知で返品を希望した。
　（これは壊れ物でなかったのが幸いしました）
＊支払いはクレジットカードを使った。
　（現金郵送のリスクも振込み等の費用もなかった）
＊発送は郵便局で色々な方法を親切に教えてもらえた。
　（返品の事情を言うと反日騒動で全品検査中なので
　　高い航空便のメリットがない等と教えてもらえた）
以上が今回の返品返金でラッキーだった部分です。

相談窓口の方が細かく連絡を下さる等
親切に対応していただけたのも有り難かったです。

だからと言って何が何でもツアーでは指定店でお買い物をと薦めるわけではありません。寧ろ指定店でもこういう事がありますと参考にしていただければ幸いです。
それとお客様相談窓口のある旅行会社は頼りになると感じました。

本当に馬鹿な買い物をした自分の愚かさにがっかりです。
失敗した買い物を泣寝入りせずに大変よい経験をしました。