ソウルの旧市庁舎や旧大法院と兄弟建築!
- 5.0
- 旅行時期:2019/10(約5年前)
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by kksydneyさん(非公開)
大田 クチコミ:14件
大田市の旧市街地の中心部に現在も残されて活用されている日本統治時代の行政府の近代建築で1932年(昭和7年)竣工の現大田近現代史展示館(旧忠南道庁舎本館)です。
公州(コンジュ)に当時有った忠清南道庁が大田市中心部に移転して作られたこの庁舎は朝鮮総督府建築課の笹慶一(ささけいいち)が設計した昭和初期の典型的な日本統治時代の官公庁スタイル建築です。
当時流行したスクラッチタイルが外観に用いられ館内は質実剛健ながらも多くのカーブや装飾を配置した軽快ながらも重厚な印象を持つ建物になっています。
因みに笹慶一が計画や設計に携わった建築は~
1、
ソウル図書館(旧ソウル市庁舎、旧京城府庁)、1926年(大正15年=昭和元年)築、
2、
ソウル市立美術館(旧大法院、日本統治時代の京城司法庁舎)、1928年(昭和3年)築、
3、そしてこの大田近現代史展示館(旧忠南道庁舎本館)
と韓国国内に現存しています。
元々2階建ての忠南道庁舎だったのですが手狭で1960年に3階部分を増築しているので微妙にアンバランスで日本統治時代の趣やデザインでは有りません。
その後2002年に登録文化財指定を受け保存が決定しました。
更に2012年に忠南道庁舎が大田市郊外へ移転、空き家になった旧庁舎は歴史博物館として現在利用されています。
館内の旧忠南道庁舎執務室や会議室更に正面玄関車寄せ上のテラスも見学出来ます。
メインの博物館コーナーは大田市の日本統治時代から現代までの歴史展示です。
訪問時は特別展で「1905年以降の大田駅」をやってました。
入館無料で日本統治時代の大田を感じられる場所です。
訪問の際の最寄の駅は大田メトロ(地下鉄)1号線の中区庁駅(中區廳、チュングチョン、Jung-gu Office station、駅番号106)です。
- 施設の満足度
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5.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- 観光の所要時間:
- 1-2時間
- アクセス:
- 3.0
- コストパフォーマンス:
- 5.0
- 人混みの少なさ:
- 3.0
- 展示内容:
- 5.0
クチコミ投稿日:2021/12/15
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