『ゲーム・オブ・スローンズ』ロケ地となった世界遺産、ペドロ1世が建てた壮麗な王城
- 5.0
- 旅行時期:2019/09(約5年前)
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by piglet2017さん(非公開)
セビリア クチコミ:28件
戦国時代のイベリア半島で覇権を争ったカスティーリャ王国の青年王ペドロ1世が、その絶頂期に建てた宮殿です。友好関係にあったグラナダ王国のムハンマド5世から、アルハンブラ宮殿を手がけたムスリムの職人を借り受けて完成させています。
中心となる大使の間には、ぜひ、フェリペ2世の天井の間にある孔雀のアーチから入場することをおすすめします。馬蹄形アーチの上に、王の鷹狩りに使われた鳥の姿が描かれ、一番上の両端に永久不滅のシンボルだった孔雀が描かれた美しいアーチです。孔雀に託したペドロ1世の永久不滅への願いはかなわず、宮殿完成のわずか5年後に34歳の若さで、王位を争っていた同い年の異母兄に刺殺されます。
尚、アルカサルは、ファンタジードラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』のロケ地にもなっています。大使の間、マーキュリーの池、ペドロ1世の愛妾だったマリア・デ・パディーリャの浴場、庭園で撮影されたそうです。マーテル家の居城であるドーンのWater Gardenにふさわしく、宮殿内のパティオにも庭園にも、水を使ったエリアが散見されました。
- 施設の満足度
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5.0
- 観光の所要時間:
- 1-2時間
クチコミ投稿日:2021/08/05
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