コロンブス親子が眠る世界遺産、セビリア大聖堂
- 5.0
- 旅行時期:2019/09(約6年前)
-
-
by piglet2017さん(非公開)
セビリア クチコミ:28件
ヒラルダの塔の上の風見鶏になっている女神像のレプリカが置いてある入口から入ると、すぐに探検家コロンブスの墓が見えてきます。そして大聖堂の本来の入口であった聖母被昇天の扉口と聖歌隊席の間に、エルナンド・コロンブスの墓もあります。2020年に出版された『コロンブスの図書館』で、エルナンドの正体が判明しました。コロンブスの次男で、少年時代には父親とともに航海に同行しています。日の沈まぬ大帝国をつくりあげたカール5世の側近でもあった政治家で、収入の大半を本に費やして個人図書館をつくり、現代の図書館分類法に通じる分類法を考案、膨大な蔵書の目録をつくりあげた知の巨人だったようです。今もオレンジの庭の向こうに、大聖堂の付属図書館としてのコロンブス図書館がありました。新大陸発見のコロンブスに、優秀な息子がいたことを、カテドラル観光で初めて知ることができました。
新大陸からの黄金をふんだんに使った天井にまで届く豪華な主祭壇、天井の浮彫装飾が美しい参事会控室と参事会室、ゴヤやムリーリョ、スルバランなどスペインを代表する画家による宗教画の数々など、美術館を兼ねたような見所の多い世界遺産です。出口付近にあるヒラルダの塔の前の回廊には、なぜかワニのようなトカゲの剥製が飾られ、天井から観光客を見送っていました。
- 施設の満足度
-
5.0
- 観光の所要時間:
- 1-2時間
クチコミ投稿日:2021/08/03
いいね!:0票
利用規約に違反している投稿は、報告することができます。 問題のある投稿を連絡する