映画ロケ地の経由地として訪れた町だが風光明媚な土地で恵まれた滞在となった
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- 旅行時期:2021/06(約5年前)
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by ごーふぁーさん(非公開)
セゴビア クチコミ:2件
いつまでも胸に刻まれている思い出深きスペイン映画「ミツバチのささやき」と「エル・スール」。監督したのは寡作の巨匠と呼ばれるビクトル・エリセ(Víctor Aras)、彼は長編映画を3作品しか監督していない。その彼の不朽の名作の2作品のロケ地を巡る。
舞台となったのはスペインのセゴビア(Segovia)近郊の オユエロス(Hoyuelos)村。ともに首都マドリードから列車で数時間で行けるが、オユエロス村はあまりに小さく、地元の方もご存じなく訪れるのに難儀した。たどり着いた際には嬉しさもひとしおであった。
● スペイン映画の名作「ミツバチのささやき」と「エル・スール」
● 世界遺産を眺めつつ、スペインの片田舎を模索する
● 映画「ミツバチのささやき」のロケ地 オユエロス村 に向かう
● 小さな農村 オユエロス村 に詰め込まれた映画の舞台
● 後日談 ソテラーニャ修道院とオユエロス村のホテル
この忘れ得ぬ2作の映画「ミツバチのささやき」(1973年)と「エル・スール」(1982年)はスペイン出身の映画監督兼脚本家、ビクトル・エリセ監督によって撮られた。
映画評論家の故・淀川長治さんも「この映画は詩であるから何度とりだして見つめても聞きいっても飽きることはない」と評していた。それくらい2作とも光の加減と画が美しい。何度も見返しているうちに、舞台となった場所への関心が募ったものだった。
そうした関心の高まりを抑えきれず、両作品のロケ地を訪問した。訪問したのは映画が撮られて30年ほど経た後のことだが、美しき映画とそのロケ地はそのまま残っていた。
● 世界遺産を眺めつつ、スペインの片田舎を模索する
「ミツバチのささやき」の舞台となったのは、スペインの片田舎・オユエロス(Hoyuelos)村。旅の前に、ロケ地となった村の名前は調べがついたものの、スペイン語の読み方すらままならない。当時はグーグルマップなど手軽に調べられる手段はなく、小さな村では市販の地図にも載っていないので、探すのも一苦労であった。
日本でだいたいの場所を把握したが、詳細な行き方は不明。現地に行けばなんとかなると考えて、あたりをつけたオユエロス村近くの大きな都市 セゴビア(Segovia)まで行ってみた。
セゴビアの町中には全長728メートルもある世界遺産の水道橋がある。紀元1世紀、つまり2000年以上も前に建築されたものなのに、保存状態がとてもよい。映画ロケ地の経由地として訪れた町だが風光明媚な土地で恵まれた滞在となった。
詳細はコチラから↓
https://jtaniguchi.com/el-sur-colmena-segovia-hoyuelos/
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- 観光の所要時間:
- 半日
- アクセス:
- 4.0
- コストパフォーマンス:
- 4.0
- 人混みの少なさ:
- 4.0
- 展示内容:
- 3.5
クチコミ投稿日:2021/06/03
いいね!:4票
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