水が作った地中の芸術1
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- 旅行時期:2015/09(約10年前)
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by After9さん(男性)
ページ クチコミ:2件
Zion National Parkを出発し、グランドサークルアドベンチャーの第3章はAntelope Canyon(アンテロープキャニオン)!
スロット・キャニオンと呼ばれる地底に続く黄色い岩肌の地底の渓谷!
そのスロット・キャニオンの中で最も有名で人気があるのがAntelope Canyon(アンテロープキャニオン)!
Antelopeという英語読みは動物のカモシカの意味だが、アメリカ先住民ナバホの人々はTse bighanilini(ツェー・ビガニリニ)と呼び「水が岩を流れる所」という意味らしい!
かつて、はナバホ族がそのアンテロープ(カモシカ)などの家畜を放牧したり冬の寒さを凌いだ場所だった!
かつてはナバホ族の土地なのでに許可証が無いと入れない場所で、地質学者など特定の人しか知らない秘境だったが、1997年に観光のための開放がなされ一般人が入れるようになった!
さて、このアンテロープキャニオンはロッキー山脈が隆起した時のコロラド台地の部分に流れていく水が、柔らかい砂岩を侵食して出来た穴!
この砂漠の気候だが、スコールが生み出す鉄砲水がアンテロープ・キャニオンに流れ込みこの大自然の芸術を生み出した!!
観光のために一般開放されたからと言って勝手に入れる訳ではない!
あくまでもナバホ族の管理下にあるのでお金を払ってナバホ族のガイドさんと共に入る!
アンテロープ・キャニオンのルートは大きく分けUpper Canyon(アッパーキャニオン)とLower Canyion(ロワーキャニオン)て2つ!
アッパーキャニオンとロワーキャニオンの違いはその穴の形状!
アッパーキャニオンは英語のV型の穴で、地上部分が広くて、穴の底が狭く太陽が真上に来る昼の時間に約36mの開口部から一直線にビームのように光が差し込み幻想的な光景が見れる!
これがアッパーキャニオンの魅力で人気の高い秘密!
人気があるアッパーキャニオンツアーは、近くのPage(ペイジ)という小さな町のツアー会社または、代理手数料無料でThe Powell Museum(パウウェルミュージアム)で事前予約(WEB予約あり)または当日購入できる↓
そして、ツアー会社のジープなどの四輪駆動車に乗って出発する! http://www.powellmuseum.org/tours.php
アッパーキャニオンツアーは時間によっていくつかのコースメニューが選べるが、一番短い1.5時間ツアーで$48/大人~で光が差し込む昼のツアーは$58/大人と高くなる!
また写真好きやカメラマン向けの2.5時間ツアーもあり$85/大人
2.5時間フォトグラファーツアー http://www.powellmuseum.org/tours_antelope_photo.php
1.5時間スタンダードツアー http://www.powellmuseum.org/tours_antelope_standard.php
いずらにせよツアーに入らないと行けない!!
我が家もこのアッパーキャニオンに予約なしで当日入ろうと思っていたのが甘かった・・・
まずパウウェルミュージアムに向かうが休館・・・ペイジの町にいくつかあつツアー会社に直接行くがちょうどアメリカは労働者の祝日Labor Day(レイバーデー)だったのでツアーは3日間連続売り切れ!!
アッパーキャニオンに差し込む光を拝む夢は消えた・・・ 完全計画主義者の僕だが大失態!!
という事で一方のLower Canyion(ロワーキャニオン)ツアーに入るために直接ロワーキャニオンの入り口付近まで自家用車で行く!(アッパーキャニオンツアーのようにジープはない)
まずは駐車場のエントランスで人数分(1人$8)の料金を払い駐車場に入場・・・・すきな場所に車を停める!
そしてツアー会社の子屋がは2つあるのでどちらかの窓口でツアー申し込みをする!
こちらのロワーキャニオンも勝手に入る事は出来ず、ナバホ族のガイドさん付きのガイドツアーとなる!
かつて自由に入れる時期もあったようだが、突然降るスコールにより雨水がスロットキャニオンに流れ込む鉄砲水による死者や事故が多くガイド付きツアーのみの運用となったようです!
料金は大人$20、先ほど駐車場の入り口で入場料$8払ったので合計$28・・・アッパーのツアー料金のおよそ半額!!
チケットに書かれた時間に集合・・・ナバホの女性ガイドと客10名ほどのグループで出発!
ロワーの穴の形状はアッパーと逆で英語のAの断面で地上の間口が狭く、下に行くほど広くなっている!
このため、狭い入り口から鉄の階段やハシゴが取り付けられていてアッパーよりもアドベンチャー感が強い!(サンダルはNG)
下まで降りればかなり広いので歩く距離もアッパーよりもかなり長いらしい!
そのため、地底でも変化にとんだ光景が多く、アッパーの光が差し込むビームの魅力を除けばローアーキャニオンのほうが美しいともいわれている!
現にナバホのガイドさんは「ロワーのほうがベター」と言っていた・・・(汗;
また、他のコースとしては船でローワーキャニオンからパウエル湖の渓谷がつながる部分を見るツアーもあるらしいが穴の中に入ったほうが絶対楽しいでしょう!
数十キロ離れた地域で降った雨が鉄砲水となってキャニオンへ注ぎ込む危険な場所だが、今ではナバホ族の管理したツアーで安全で気軽に楽しめるようになった地底探検! ナバホの方々とガイドさんに感謝!
鉄砲水でその形を変えるので毎年違った姿を見せるが次回何十年後に来る時にはどのような神秘的な姿を見せてくれるのだろうか!?!
- 施設の満足度
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5.0
- 利用した際の同行者:
- 家族旅行
- 観光の所要時間:
- 半日
- 人混みの少なさ:
- 2.0
クチコミ投稿日:2015/10/02
いいね!:2票
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