三神堂の御神木は朝鮮王朝時代と共に歩み、600年の時を超えて今なお河回村と民の願を成就する
- 4.0
- 旅行時期:2014/09(約10年前)
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by ヨヘンジャさん(男性)
安東 クチコミ:2件
安東河回村を散策すると迷路のような路地に入り込みます。丁度、村の中心部付近になりますが、かまわず突き進むと土塀を超えて大きな枝葉が現れます。大きな葉は太陽を遮りここだけヒンヤリ感じ、更に進んでいくと無数の短冊が幾つもの細縄に巻き付けられた大木に遭遇します。
この大木は欅の木で、樹齢が600年を超えており、安東河回村の守り神になっています。朝鮮王朝時代から現在に至っていると考えられ、短冊は御神木が長寿と困難に耐え抜いてきた木力にあやかり願を成就する力として縄に結び付けられています。
この短冊の結びつけ、河回村を訪れた日本人観光客によるものが発端だとか。
守り神である御神木を河回村では、子宝を授け、子の成長を助ける「産神ハルモニの木」として崇めているとのことです(安東市のホームページ情報による)。現在とは違い食糧事情が悪く子供が幼いうちに亡くなる時代は、産婆さんの存在は大きかったんですね。
安東河回村を訪れたら三神堂の御神木を是非訪れてください。「堂」となっていますが、周囲を土塀で囲んでいるだけです。
- 施設の満足度
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4.0
クチコミ投稿日:2015/09/21
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