絶景を堪能するために
- 5.0
- 旅行時期:2012/04(約14年前)
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by ヒリュウさん(男性)
トレド クチコミ:12件
世界遺産トレドの最大の魅力を感じるためには、ただ町の中へ行けばいいというわけではありません。
タホ川の南側の高台から、町を見渡す。
エル・グレコが惹きつけられてやまなかった、かの有名な絶景を観てこそ、なぜトレドが「中世で歩みを止めた町」と呼ばれるかが、実感できることでしょう。
しかし、この町を一望するには、手段が限られてきます。
展望台へは歩いては遠過ぎて行けません。
高台に建てられたパラドールに泊まるのが一番かもしれませんが、予約は埋まりやすく、宿泊料金もそれなりにします。
タクシーで展望台に行く手もありますが、それよりもシャレていてオススメなのが、ソコトレンで町を回る方法です。
ソコトレンというのは、よく遊園地などにあるような、小さな列車の形をし、何両も車両が連なった乗り物です。
速度がとてもゆっくりで、また窓もないので、ゆったりと景色を堪能できる、日本人好みの乗り物だと思います。
順路は、町の中心地であるソコドベール広場から出発し、ビサグラ新門を抜けて、アルカンタラ橋の方へ行き、そこからほぼタホ川に沿ってトレドの街並みを堪能。
サン・マルティン橋を見て、再びソコドベール広場へと戻ってきます。
所要40分程度、料金4.4ユーロ。
チケットは、ソコドベール広場から1本通りに入って、ほんの少し歩いた所にある店で売っています。
看板に案内が出ているので、すぐに分かると思います。
ちなみに、ソコトレンは右側に町の風景が広がるため、「進行方向から見て右側の席に座るのが良い」と、様々なガイドブックに書かれています。
しかし、「では具体的にどうしたら右側の席が取れるのか」については、言及された本を見たことがないので、ここで私の実体験を元に披露します。
ソコトレンは右側の片側にしか乗り降りする扉がありません。
つまり、ドアから見て、奥が左側の席、手前が右側の席となります。
よって、ソコトレンに先に乗り込むと、必然的に左側の席となってしまいますので、まず先客を乗せ、後から乗ると右側の席を確保することができるでしょう。
よくトレドの眺めは絵画のようだと言われますが、写真ではその魅力は充分に伝わりません。
ぜひ思わず息を呑むような、素晴らしい景色を実感して欲しいと思います。
- 施設の満足度
-
5.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- 観光の所要時間:
- 1日
- アクセス:
- 4.5
- 景観:
- 5.0
- 人混みの少なさ:
- 4.0
クチコミ投稿日:2014/06/04
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