運河の無いヴェネティア
- 4.0
- 旅行時期:2012/10(約13年前)
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by 地中海人さん(男性)
ケルキラ島 クチコミ:3件
ギリシャ北西にタツノオトシゴのような形をした、オリーブが生い茂る島がある。中央東に半島が突き出ており、突端のパレオ・フルリオ(8世紀ヴィザンチン時代の旧要塞)とネオ・フルリオ(16世紀の新要塞)の間に、ヴェネツィア時代の旧市街が今も残る城塞都市ケルキラ。
べッラ・ヴェネツィア・ホテルを東へ数分。木々に覆われたスピアナダ公園と芝生が美しいクリケット場を隔てる通りにはタクシー、観光馬車、ミニトレインが待ち構えている。
ややエーゲ海諸島の中世都市旧市街とは印象が異なる。
朝早くからテラスに陣取る子供達も色白が多い。 ゼネスト(10月18日)前日ではあるがこの日授業は無い?。
このクリケット場西側の幅広い大理石のリストン通りの北突き当たりに、アジア美術館がある。(入場料3ユーロ)
カフェが立ち並ぶ通りを北へ道なりに進みつつ海沿いで出て西へ曲がるとすぐビザンチン博物館がある。外側は装飾は無いが、中はすばらしい。今も市民が集うギリシャ教会だ(入場料2ユーロ)。
この教会を南へいよいよ旧市街の迷路に踏み込む。車の通れない二人並ぶときつい道ばかり拾って歩き、シナゴーグの表示をみて引きずられて捜し歩いたら迷ってしまった。
が、やや広い通りの交差点には必ず地図があり、コンパスのみで歩ける街だ。聖スピリドン教会前通りはにぎやかなみやげ物店が続く。
タウンホールの前に出て検討を付け、そこから旧市街の西端を護る新要塞(入場料6ユーロ)に入る。全く無骨な石作りの砦、内部には何も展示無し。
新要塞前通りのWiFi無料のタベルナで、ビール、シーフードリゾットで休憩(15−ロ)。 iPhonに地図をダウンロードして、今度は真東の旧要塞まで旧市街を横断する。
橋を渡って入る、ビザンチン時代に作られた旧要塞には、広い広場を前にし岸壁の上に立つ聖ゲオルギオス教会、イオニア大学音楽部があり、広々とした公園といった感じで、最上部(午後四時で閉鎖)には灯台がある。
中ごろにあるカフェテラスで休憩(ビール小5ユーロ)。
ケルキラは、この二つの要塞により(特にヨハン・マティアス・フォン・ダー・シュレンブルクの働きにより、1716年) オスマン帝国の攻囲を凌いだといわれており、他のギリシャ領土と異なりトルコ支配400年を免れた。
午後四時頃、ホテルに帰るにはまだ早すぎ、コルフ考古学博物館は閉鎖中。20ユーロのところ15ユーロでよいというタクシー運転手の誘いに乗り、アヒリオン宮殿に向かった。
2012年10月16日から3泊。
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交通機関
10月16日 ロードスA3215 16.15発 アテネATH17.15着
アテネ A3406 18.30発 ケルキラ着19.30
149.64ユーロ
10月19日 ケルキラ *OA 603 09:55発 アテネ着 11:00
アテネ A3 602 13:30発 ロンドン着 15:30
(キャンセル 10月18日ゼネスト
コルフA3 403 12.20発 アテネATH 13.20着
アテネA3 604 17.25発 ロンドン 19.20着)
213.15ユーロ
- 施設の満足度
-
4.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- 観光の所要時間:
- 1日
- アクセス:
- 5.0
クチコミ投稿日:2013/04/06
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