交通の要衝だが通過列車が多い
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- 旅行時期:2012/09(約13年前)
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by kunyuさん(男性)
クーフシュタイン クチコミ:1件
ヴェルグル駅はインスブルックとザルツブルクを結ぶ幹線上にある交通の要衝です。
西に行けばインスブルック、チューリヒ、北へ向かえばドイツのローゼンハイムやミュンヘン、分岐してザルツブルク、南東はツェル・アム・ゼーからザルツブルク方面へと向かう山越えルートです。
ただ、大きな町ではなく、これといった観光資源もないため特急の半分が通過してしまい、2時間に1本しか停車しません。
このヴェルグルの街は1930年代の世界大恐慌の際、独自の地域通貨を発行して地域経済の再生に成功した稀有な歴史を持っています。
その地域通貨は1932年に当時の町長が考案したものです。町長自身が借り入れた金を担保にして「労働証明書」という地域通貨を発行し、町職員や失業者対策事業の給与として使用しました。
この地域通貨の特徴は毎月額面の1%に相当する印紙を貼らないと無効になってしまうことで、つまり毎月1%ずつ価値が減っていくということです。このため町の人々は手元に持っていて価値が減ってしまうよりはと、できるだけ早くこのお金を使おうとするようになりました。
おかげで町内でお金が回るようになり、地域通貨は消費を大幅に促進する効果を上げました。記録によるとこの地域通貨は13.5か月間実施され、その間平均464回も循環し、本来の通貨の10倍以上の流通速度を誇ったそうです。
経済が活性化したヴェルグルはオーストリアで初の完全雇用を達成した街となり、アメリカをはじめとした恐慌に苦しむ世界中の都市から注目を集めるようになったのです。
- 施設の満足度
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3.0
クチコミ投稿日:2012/09/13
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