鎮魂の祈りを込めた「白玉山塔」
- 3.5
- 旅行時期:2011/09(約14年前)
-
-
by kobusakuraさん(女性)
大連 クチコミ:39件
白玉山景区での見どころは旅順港と白玉山(はくぎょくざん)塔です。私は個人ツアーでこの場所を訪れました。その際のガイドの説明によると、この場所で命を落とした日本兵は5万、対するロシア軍は3800人だったとのこと。日露戦争終結後に乃木将軍と東郷平八郎が鎮魂の祈りを込め、白玉山塔が造られたということです。
事前に写真で見ていた白玉山塔はどことなくちっぽけなイメージでしたが、実際には近づくにつれその大きさ、迫力に圧倒されます。それもそのはず、高さは66,8メートルもあるというのですから見上げれば圧巻です。また白玉山塔の基盤となる石は、乃木将軍が故郷から運んできた花崗岩を使っているとのこと。そんなエピソードを知って臨めば、当時の思いがしのばれます。
ここからは旅順港をくっきりと見渡すことができます。旅順港と言えば大連港と共に「不凍の良港」と言われ、ロシアが極東侵攻の足がかりにと目論んだ港です。ドラマ「坂の上の雲」を観た方ならご存知でしょうが、まるで旅順への侵入を阻む狭き門のような地形が旅順港の特徴、湾内に停泊を続けたロシア艦隊が目に浮かぶようです。
その日は小雨模様でしたが、中国人観光客が多く来ていました。旅順港には中国の軍艦や軍事施設があるため近づくことはできないので、このポジションからしっかり見ておくと良いでしょう。また、白玉山塔内には有料で入ることも出来るとのこと。私は入りませんでしたが、興味のある方はトライしてみてください。
- 施設の満足度
-
3.5
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- 観光の所要時間:
- 1-2時間
- アクセス:
- 2.5
- 景観:
- 5.0
- 人混みの少なさ:
- 4.0
クチコミ投稿日:2012/04/12
いいね!:0票
利用規約に違反している投稿は、報告することができます。 問題のある投稿を連絡する