南群の寺院 Southern Group

寺院・教会

寺院の上からの周囲の農村風景

3.0
旅行時期：2012/03（約14年前）

by 白い雲さん（男性）

カジュラホクチコミ：1件

　カジュラホーの中心は、何といっても西群の遺跡。よく整備されているし入場料を支払った観光客だけなので落ち着いて観て回れる。精緻な彫刻に囲まれた寺院は時間をかけてゆっくりと回るのがよい。ただし、ヒンドゥー教の教えやいわれに基づいたものなので詳しく説明するガイドがいればなおよい。さらに緑の芝生、ところどころに栽培されているブーゲンビリア、ダリア、芥子の花なども心安らぐ。南群は全くその対極にある。
　カジュラホへは、バスで入ったが道路事情はよくない。道路幅は狭く中央部分だけアスファルト舗装ができているものの対向車が頻繁でその都度舗装部分の外側に出るので相当揺れた。カジュラホからは飛行機で出たが、飛行場は設備が不十分である。加えて係官(軍人と聞いたが)の対応に洗練されたところがなく混雑も相当なもの。聞くところによると2年後には国際化されるという。
　ホテルは、外国からの観光客に十分対応できるクラスのホテルが数軒あって、特段の不自由はない。
　住人は、観光関係の施設で働くことを望んでいるようで７０％（？）の人がかかわっているとも聞いた。これまでの産業は、唯一といっていいほど農業に依存していたという。現在も生活はあまり豊かではないらしい。見方によると物売りなどは真剣に生きようとしている姿なのかもしれない。