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史上最低のレストラン

  • 1.0
  • 旅行時期:2008/08(約16年前)
あじみさん

by あじみさん(女性)

ブダペスト クチコミ:1件

東欧の雑貨好きな著者の本に紹介されていたレストラン「ARANY PINCE(アラニ・ピンツェ)」が、宿の近くだったので旅の最後の夕食はそこで食べることに決めた。
予約しないで行ったけど、遅めの時間のせいか、すんなり入れた。
でも、あれれ?他の客は2組だけ。しかもどちらも観光客…。
地元民はいないの…?と一抹の不安がよぎりつつテーブルについた。

料理が運ばれてきた時、スープを取り分けたいので「取り皿下さい。」と頼むと、中年ウェイトレスのおばさんは、「それは一人前だ。」と言い捨てて持ってこようとしなかった。
そりゃそうかもしれないけどさー、気取った高級レストランに入ったワケでもないのにさー。
( ̄^ ̄)
量が分らないし、色んな料理を食べたいし…と、それまでのハンガリーの道中で取り皿を拒否されたのは初めてだったので、「意地悪なウェイトレスやなぁ。」と言い合ったけど、気にせず食べていた。

肝心の料理の味は、フォアグラソテーは甘味もあってとても食べやすくて美味だったけど、メインはごくフツーだったし、特別に感動するほどの料理ではなかった。

さて、デザート注文の段になって、コーヒーだけでいいという者もいたので「デザートはパラチンケン(クレープ)ひとつ」と言ったとたん、「フンッ!」と小バカにしたように鼻を鳴らして厨房へと引っ込んで行った。
しかも自分でオーダーを間違えて、もう一皿別のデザートを運んで来たので「これ注文してないよ。」と友人が言ったら、「あんたがオーダーしたでしょ!」と高飛車な態度でその友人に食ってかかる始末。
「注文したのはこれとコーヒー3つだけでしょ!」と抗議すると、プリプリと勝手に怒りながら間違った皿を下げて行った。

「何あれー? 客に対するあの態度! 信じられへーん!!」

食べ終えて、いざ清算チェックをしてみると、案の定、一皿余計に請求されていた。
ウェイトレスを呼んで「こんなん注文してないよ。」と言ったら、「サービス料だ。」と来たもんだ!

?なんどすて?なんどすて?なんどすて?
!!あんな失礼な接客しといて、どの口で言うてんねん!!

甘い日本人に対し間違えたフリして請求書をごまかす手口はよくあるが、開き直られたのは初めてだ。
もしこれがハンガリーに入国してすぐだったら、最初からサービス料が付くお国柄かと思ってしまったかもしれないけれど、何度も食事してきた後だったので、真っ赤な嘘なのはお見通し。
しかもそのサービス料とやらが、15%もの金額。
ありえませんがな。

「何日もハンガリーを旅行してきたけど、サービス料なんて初めて聞いたわ!」
「メニューのどこに書いてんねん!」
「入口にそんなん書いてんのん?」
「エッ、言うてみぃ!!」

つたない英語ながらも断固として抗議した。
こんな時ゃ、文法も何もあったもんじゃない。
手振り身振りを交えて英語の単語を並び立てるだけでも、十分通じるもんですなぁ。
激しく言い争ったが、最後にはウェイトレスもしぶしぶ取り消しに同意した。

「ヤッター! 勝ったー!」
…と喜んだのもつかの間、クレジットカードで支払うと告げたら、今度は「使えない!」ときたもんだ。
「ちゃんとカードのマークを確認して入店した!」と言っても「今日になって機械が故障した。」と、わざわざカードスキャンの機械をテーブルに叩きつけるように置きに来たりして。
ほんっと根性悪過ぎ!!
アンビリーバボー!!

どう支払うかを相談してたら、そのウェイトレスは私達のテーブルだけを残して周りの電気を消したりテーブルクロスを畳んだりして閉店準備を始めるし、呆れて物も言えん。

ハンガリー通貨が足りなかったので、ユーロで支払うことにしたら、えらく悪いレート(店側にとっては良いレート)で請求し直された。
腹が立つので、きっちりの現金(ユーロ)をテーブルに残し、黙ってさっさと店を出ようとしたら、入口の階段(店は地下1階にあった)で呼び止めてきやがんの。
「レシートは置いていけ。」だって。

私が持っていたので財布から出して手渡す際、渡すフリをして、手渡す瞬間ハタ目には分らぬ絶妙なタイミングで床に落とした。
彼女がしゃがんで拾う様子には目もくれず、スタスタと階段上がって店外へ。

店を出たとたんにレシートのことが話題になり、「え? あれ、わざとやったん!?」と友人二人は目を丸くしていた。
だって!そうでもせんと、気ィすまんやん!!
(ムダな抵抗だけどさ~)

昔は美味しくて繁盛してたようだが、今や観光客だけを相手にした不人気店に落ちぶれ果てた哀れな店。
ガラガラのテーブルがそれを物語ってた…。

旅の最後が最低な夜になってしまったけれど、旅のトラブルというものは、命の危険や怪我とかでなかったら、「あれひどかったなぁー。」と笑って思い出話に花が咲くもの。
ひどい接客もあそこまで徹底されると、ある意味滑稽だし、哀れみも誘うし、とにもかくにも強烈なネタを提供してくれましたわ、あの性悪ババ…(あ、いや、ムニャムニャ…)

私としては、たとえ中学生レベルでも“英語で議論して勝った!”というのがなんだか嬉しかったのもあって、正直なところ、あんまり腹は立ってないのだけれど。

でもさすがにもう二度とこの店には行くまいぞ。(▽_▽メ)

施設の満足度

1.0

一人当たり予算:
2,000円未満
コストパフォーマンス:
2.0
サービス:
1.0
雰囲気:
3.0
料理・味:
3.0

クチコミ投稿日:2009/07/10

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