ボストンのホームステイと寮

回答日：2007-07-12

しろさん、こんにちは。

ボストン郊外（ニューハンプシャー）のハイスクールの寮（二校）と、シカゴのホームステイ、シアトルのホームステイ、このについて経験したことをお伝えしようかなと思います。なお、いずれも短期の留学ではなく高校・大学の卒業を目的とした留学で活用しました。

まず、ホームステイがいいか、寮がいいかという事ですが、事情は様々です。
学寮は大抵の場合二人部屋です。外国人である私達は、インターナショナル枠で入校することが多いですから、ルームメイトもアジア系・もしくはスパニッシュを話す人になる確率が高いと思います。ルームメイトとおしゃべりすることで、相手の国の言葉や文化に触れることが出来、メリットはありますが、日本人の様な清潔さを相手に求めることは無理です。自分が全部掃除をするようなつもりで入ったほうがストレスはないですが、基本的にシェアすべきですよね。

ホームステイの形態も実に様々ですが、大別すると、何人ものホームステイの生徒を預かり、それで生計を立てている家（アジア系移民の家庭によくみられます）と、生徒一人だけ預ることで生徒の国の文化を楽しもうとする家庭（比較的生活感情にゆとりのある家である場合が多いです）があります。両方体験しましたが、もちろん後者にあたれば、かなり幸せなホームステイになります。家庭によってルールが違いますから、その家庭のルールに従うことが当然大切で、適応力にすぐれているほど豊かな経験が出来ます。ステイ先に恵まれれば、ニューヨークまで二時間あまりですから、ファミリーの方の車で連れて行ってもらえる可能性もありますし、ミュージカル観劇を体験できるかもしれません。

基本的にどちらも何がしかのストレスはありますが、気楽なのは学寮でしょうか。ルームメイトと意気投合さえすれば、かなり楽しい学校生活になります。学寮に入ると、ダウンタウンなどに出かけるのが自由という訳には行かなくなると思います。その点、ホームステイは、自由です。学校のカフェテリアの食事は、おそらくお口に合わないと思いますが、好き嫌いを言わなければひもじい思いをすることはありません。ホームステイの場合の食事システムは家庭によって様々で、ひとくちに言えば冒険に満ちています（笑

健康な体とタフな精神をもって、よき体験をされんことをお祈りいたします。