埔里温泉、と言うのが廬山温泉とは別に存在する、と知ったのは去年の事。
このホテルの更に隣には「廬山箱根温泉」なる入浴施設まで有るとのことだが、
平日は夕方5時からしかオープンせず(週末は午後2時から)、ここに入っていると
埔里行きのバスが無くなってしまうので、こちらのホテルの50分泡湯(パオタン)コースを400元で
利用した。
スタッフの女性はとても親切で、先に近くの観音瀑布などを探索した後に、入浴して埔里へ帰りたい、
と言うリクエストに快く応じてくれて、荷物も無料で預かってくれた。
彼女は少し日本語も話せて、観音瀑布は登れば5分で第一の滝に辿り着ける、と教えてくれたり
本当に親切。泊まっても良いかと思ったら、その日は4人部屋しか開いてないとのことで
予算に見合わず、次回は予約して行きたい。
さて、埔里温泉の湯は?広い浴槽にお湯が溜まるのを待ってたら50分なんかあっという間に
なってしまうので水深15cm溜まった後は、据え置かれてた手桶で、ジャブジャブ肩にお湯をかけながら
漬かった。
無味無臭、無色透明で本当に温泉か?と思ったら、気が付くと皮膚表面に小さい泡がビッシリ付いて居て入浴5分経過すると、泡が大きくなり始めて、炭酸泉と言う事が分かった。
なので水深15cmで尻と太ももくらいしかお湯に漬かってないにもかかわらず、10分で
体がポカポカ、首の後ろ辺りまで汗が伝うのが分かった。
きっと体毛が多い人の方が泡が沢山着くので、楽しむには有利だろう。
廬山温泉とは又違った、思わぬ所に特徴の有る温泉だった。
他には廬山よりも標高が低くなり、油桐の花がこの辺りは沢山見られ、ホテル横にも3本
油桐の花が満開になっているのが、楽しめた。