2016年3月に3泊しましたが、ここでの滞在は忘れられないものになりました。
まず何よりその立地です。
朝、部屋のドアを開けると目の前にディランやラカポシなど、雪を抱いた山々がいきなり飛び込んできます。
さらに、2階にあるテラスまで出ると、その山々に見下ろされたフンザの谷を余すところなく一望することができ、もうこの感動は一言では言い表せません。
ホテルの背後にもレディフィンガーやウルタルなどが見渡せ、フンザという世界の中にどっぷりつかった自分を発見することが出来るでしょう。
夜は、それらの山の存在をうっすら感じながら、星があり過ぎて困るような夜空も堪能できます。
とにかく、この眺望を独り占めできるというだけでもこの宿に泊まる価値は充分!
その他、気づいた点をあげておきます。
・食事のクオリティが高いです。特にスープ類は毎日楽しみでした。あと、道中ではなかなか味わえない生野菜のサラダもここでは安心して食べられます。
・お湯は時間帯を問わずちゃんと出ます。フンザの宿の例に漏れず水は濁っていますが(笑)。
・タオル類は、ややくすんだ色ではありましたが清潔でした。
・3月でしたが、ちょっとバスルームから吹き込むすきま風が寒く、部屋の中では厚着が必要でした。暖房がないので寝る際の防寒対策は必須です。
あと、かわいらしいデザインの湯たんぽをくれたので助かりました。
・Wi-Fiは部屋までほとんど飛んできませんでした(ロビーまで出れば使えますが、回線はそれほど速くありません)
・部屋によってはベッドの装飾が大きすぎて、部屋を歩いていると足をぶつけます。私は数回悶絶しました(笑)。
あと、映画ファンとしては「草原の椅子」の劇中で見た景色がふんだんに出てくるのが嬉しかったです。
(最後に出てきた椅子もテラスに置いてありますし、ラストシーンを撮った場所もテラスから見えます)
ぜひ、テラスでフンザウォーターを飲んでみてください!