最初にお断りしておかなければいけないことは、ホイアンに「ロングライフホテル」は2軒ある。当該の表題は「ロングライフホテル」となっているが、投稿されているレビューの内容はいずれも、筆者の投稿も含めて「ロングライフホテル・リバーサイド」のものである。もし上のカラムから予約を入れてしまうと「話と全然違う!」ということになってしまうかもしれないので要注意。
さらに、筆者のケースの場合話はさらに複雑で「ロングライフホテル」で予約を取っていたのだが、シーズンオフで空いていたせいか「ロングライフホテル・リバーサイド」に回されたという経緯がある。agodaで1泊1室2,439円でとったお部屋が、7,000円~クラスのお部屋に持ち出しなしで振り替えられたので、かなりトクをしてるという背景もご承知置きの上で以下をお読み頂きたい。
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ホイアンは「小京都」という言葉がぴったりの、清楚で気品のある町で、当該ホテルは町家風のつくりの建物に、ヴィラ風のお部屋が並ぶリゾートホテル。川向うに広がる古い町並みはどこでも徒歩圏内。レストランはフォーマルなものは近くにはなさそうだったが、大衆食堂みたいなお店ならたくさんあり、それでどこも十分おいしく、立地条件はとても良い。
今回あてがわれたお部屋は、中庭のスイミングプールに面していて、ベッドはキングサイズ、応接セットに、ビジネスデスク、バーカウンターまであり、バスルームはなんとパーソナルのジャグジーバスまでついている。アメニティには泡がぶくぶく出る入浴剤も。ベッドメイクはバスタオルで白鳥さんがハートを描いていて、なんで1人でこんなところに泊まってるんだろう…。ホイアンは、東南アジア有数の観光地のくせに「やらしい」雰囲気ゼロで、町でいかがわしげな女性の姿を見かけたりすることも全くなかった。ま、逆に言えば、やらしい雰囲気が苦手な潔癖な方でも、ホイアンなら楽しく過ごせると思います。
ここの特筆すべきは食事のおいしさ。朝食はビュッフェ形式で、パンに、おかずはジャーマンポテト、ソーセージ、中華風の炒飯など、盛りだくさん。特にパンはフランスパン、クロワッサン、デニッシュは日本にいてもそうそう見つからないほどおいしい。朝食の時間はゆっくりとることをおすすめします。
ちょっとひっかかった点は、裏口が開けっ放しの上、お部屋がヴィラ風の開放的なつくりで、防犯面で有利な構造とは言えないところか。まあ、ホイアンが、それだけ平和な町ということなんでしょう。