当ホテルの漢字表記は「墾丁大尖山飯店」です。住所は「屏東縣恆春鎮墾丁路302號」です。もし現地で場所が分からずタクシーを捕まえて運転手に「ダジェンシャン ホテル」と声調を付けずに棒読みしても通じない事は保証します。中国、台湾、香港、マカオ等の漢字文化圏なら漢字で書いたメモ書きを見せるのが確実です。
高雄駅や高鉄左営駅と墾丁を結ぶ4社共同運行高速バス路線「墾丁快線」のバスも停車する「墾丁牌楼」バス停前に立地しています。墾丁路の北側に面しており墾丁路と公園路の交差点の西側です。夜になれば、その交差点を渡って墾丁路を東に歩けば屋台が軒を連ねています。ホテルの建物の一階にはファミマが入居しており、ホテルのロビー側にもドアがあってファミマに入れるので、非常に便利な立地です。
もし墾丁快線の高速バスに乗って行くなら、南湾バス停を過ぎたあたりで降りる準備をして、道路右手にあるリゾートホテル「墾丁夏都沙灘酒店」を通り過ぎ、道路左手にマクドナルドの看板が見えたら下車ボタンを押してください。下りの「墾丁牌楼」バス停はマクドナルドの向いのセブンイレブン前にあり、そこから東に少し歩いて横断歩道を渡った所のファミマが入居する建物が当ホテルです。
ホテルの入口は建物の東側へ回り込んだ所にあります。ホテルの建物は古いですが、墾丁路に面してファミマも入居する南側は最近に部分的に改築したようで、建物が新しくなっています。2016年4月時点でagoda等に掲載されている写真は改築前の建物なので注意して下さい。
私はagodaで朝食無しのプランでダブル部屋を一泊約5000円で予約しました。今回の台湾旅行では同じ価格帯で台北のホテルのダブル部屋にも泊まりましたが、部屋の広さは一回り大きいです。私の泊まった部屋は改築部分ではない古い建物の部分ですが、私的には不快に感じるほどではありませんでした。しいて言えば、風呂場のお湯が出始めるのに時間がかかる事(恐らく、ボイラーから私の部屋までの配管が長い)と、お湯の出が悪い時間帯がある事(恐らくお客の湯の使用が集中する時間帯)です。
冷房は冷風は出ますが風力が弱いです。4月はまったく問題がないですが、夏は冷房能力に不足を感じるかもしれません。戸棚の中に扇風機が用意されているのもその対策なのか?部屋には電気ポットはなく魔法瓶が用意されていますが、各階の廊下には給湯器があるので不自由はしませんでした。wifiは問題なく使えました。ホテルの入口付近の路上で電動バイクのレンタル業者が営業しており、朝方はバイクを借りる客が集まって少々騒がしいです。
建物の構造は南北に細長くて、南面が墾丁路、東面が路地と空き地に面していますが、西側は隣の建物と隣接しており、西側の部屋は窓無しか窓があっても見えるのは隣の建物の壁だと推測します。私の泊まった部屋は東側なので、海は見えませんが大尖山がよく見えて眺めは良かったです。ホテル予約サイトで「Sea View」となっているのは、恐らく南面の改築部分の部屋でしょうが、海は見えるにしても墾丁路の向こうの公園の更に向こうに椰子の木の間から見える程度なので、海の眺めを期待して選ぶとガッカリすると思います。
ホテルのスタッフは民宿的なフレンドリーさで好感が持てましたが、私は中国語で用件を済ませたのでスタッフの英語力と日本語力は未確認です。ところで、当ホテルでは大きな犬を飼っており、いつもロビーのどこかで寝ています。ホテルに入ると入口に寝ている事もありますが、おとなしい犬なのでビックリしないでください。名前を聞くと「ターキー」との事。滅多に動かないので恐らく相当の老犬でしょう。数年後に墾丁に行った時にはもういないかもしれません。