レドニツェとバルチツェを両方見たくて選んだ宿でした。
大きな町ではないので、ペンションに近い小規模ホテル
ばかりでしたが、レドニツェ城が目の前という立地と
翌日バルチツェに行くための自転車もその場で借りら
れるというので選んだホテルでした。中心部は駅から
離れているので、往復共に送迎をお願いしました。
往路はホテルのオーナーの息子さんが、復路はオーナー
の知り合いらしい若いアフリカ系の男性が運転手でした
が、どちらもとても感じよく、タクシーにぼられるのは
嫌だったので、有料でも頼んでおいて良かったと思い
ました。
このホテルの奥さんは英語は片言で、ドイツ語かチェコ
語しか話せない人でしたが、私は多少ドイツ語が分かり、
奥さんは片言の英語を一生懸命話してくれたので、コミュニ
ケーションに問題はありませんでした。
部屋はすきっと清潔で広さもまずまずでしたが、若干天井
が低く、気をつけないと、頭を打ちそうになるので
注意が必要でした。それでもバスルームは熱いお湯が
よく出ますし、快適でした。
レドニツェ城が目の前というのは本当で、お部屋からも
その一部が見え、ここの観光にはとても便利でした。
ただ、ここで借りられる自転車は切り替え等はないのに
形はサイクリング車のようで、ママチャリに慣れている
人には乗りにくいものでした。また、ガイドブックや
口コミを調べたところ、レドニツェからバルチツェまで
は8キロ、その気になれば歩いても行けないことはない
し自転車なら30~40分とあったので、気楽に出発した
のですが、そんなものではありませんでした。
坂道も多いし、絶対8キロ以上あったと思います。
それでも乗りかかった船で何とか1時間以上かけて
到着しましたが、何とお城は臨時休業(前日がメーデーだった
ので、休みの可能性は考えていたのですが、この地域は
レドニツェもバルチツェも翌日を休日としていたようで、
レドニツェはまだ一部開いていましたが、バルチツェは
完全に休業で結局骨折り損のくたびれもうけ、あんなに
疲れたことはありませんでした。ホテルの人には確認して
大丈夫だと言われたのですが、当てになりませんでした。
もちろん、ホテルは観光案内所ではありませんが、マイナー
な場所ではなく、この地域の目玉と言える場所ですし、
客がホテルに周辺の簡単な観光案内を尋ねることは多いと
思うので、知っておいて欲しかったと思いました。
とても感じの良いホテルでしたが、このことと、乗りにくい
自転車は残念な点でした。