新セン一の繁華街、東門歩行街にほど近いお洒落なホテルです。
場所は、東門歩行街の中心から人民北路を北へ320メートルほど進んだ所にあります。ホテルはビルの4階にあって看板が地味なので、うっかり通り過ぎてしまいそうです。同じビルの1階にある中国建設銀行(China Construction Bank)の看板が遠くからでも目立つので、これを目印とするとわかりやすいと思います。なお、4階に上がるには通りから少し奥まったところにあるホテル専用のエレベーターを利用します(中国建設銀行の看板手前を入って行く)。
エレベーターを出ると白を基調としたロビーがありフロントは正面です。フロント係りのお姉さんは、ほとんど英語ができませんでしたが印刷したバウチャーを出すと、てきぱきと手続してくれました。近くのおすすめレストラン(一人でも行ける麻辛火鍋をリクエスト)を訪ねると、筆談を交えて一生懸命こちらがわかるように説明してくれて、親切な方でした。
部屋はむき出しのコンクリートの上に花の絵柄や英語のメッセージが描いてあるデザイナーホテル風の空間にダブルベッドが置いてあり、けして広くはないですが一人で泊まるには十分快適でした。設備もエアコン、液晶テレビ、電気ポット、ヘアドライアー、蚊取りマットなど一通り揃っていましたが、冷蔵庫はありませんでした。
アメニティーは、歯磨きセット、くし、シャワーキャップ、石鹸、爪磨きキット、室内サンダルでシャンプーとボディーソープはシャワールームに備え付けです。この他、無料のミネラルウォーター2本付。なお、夜の営み用のアメニティーも有料オプションとして置いてありました(爆)。
バスルームはノズルが上部に固定されたシャワーのみですが、水圧は強めで気持ちよく温水シャワーを浴びることができました。トイレとシャワーの間に透明の壁があるのでトイレが濡れることがない作りなのは良い点だと思います。
このホテルでは全館で無料WIFIが利用でき、私の部屋はかなりフロントから奥まったところにあったのですが、部屋の中でも電波が強く快適なネット接続が可能でした。スピードもiPadの大画面でも表示に遅延はなかったので早いほうだと思います。
ビュッフェ式の朝食ですが、中華と洋食があり品数は多くないですが、それぞれのクオリティーが高くフルーツも新鮮で満足できるものでした。ただ、座席数が多くないので席が空くまで10分ほど待たされました。また、朝食券が必要だったのですが、チェックインのときに渡し忘れたようで部屋番号をチェックされただけでOKでした(食事担当のお姉さんは英語が上手でした)。
今回はじめて深センに来たので、食後にフロントで行くべき名所を訪ねてみましたが、メモに手書きで行き方を詳しく書いてくれたりと親切に教えてくれました。ちょうどiPadに百度地図アプリを入れていたので、それを使って地図上でいろいろ説明してもらい、言葉が不自由でもなんとかなりました。
香港滞在中に急遽、新セン行きを決めたため当日予約で一泊朝食付き220元(約4400円)と高めでしたが、あらかじめ予約しておけば3千円台とリーズナブルな価格で泊まれます。なお、チェックイン時に別途保証金として200元が必要です(チェックアウト時に返金されます)。
東門歩行街周辺は人気があるためホテル代が高めですが、ここは比較的リーズナブルな価格ながら設備も綺麗でしっかりしており、朝食の質も高い、そしてフロント係りも親切と総合的にコスパの優れたホテルだと思います。
難点は、英語が通じるスタッフが少ないので多少中国語がわからないとコミュニケーションに困るというところでしょうか。