龍勝棚田には1泊したほうが、村と自然のよさをより体感できて感動します。
このLong Ji Oneのホテル、お勧めです。
が、注意点がいくつかあります。
(ホテルについて)
ファミリー運営のゲストハウスなので(チェーン店ではない)部屋数も限られているし、運営も「一家でやっている」という感じです。
なので、ヒルトンとかハイヤットとか、そういったホテルのサービスをこのホテルに求めるのはまず、間違っています。
「宿」の延長で「ホテル」スタイルの部屋にとまれる、清潔感があって(バスルームは少々問題ありだけれども)部屋から景色を眺めたい、という人にお勧めで都会の大企業が経営するホテル並みのサービスと品格を求める人はさぞがっかりするとおもうので、何を求めるか?の水準が高すぎるとがっかりすると思うので気をつけてください。
ここは「村」です。
ただ、過疎地ではなくて、世界の国々から観光客が集まる「観光地化された村」です。
けれども大企業の進出はなく、村人たちが自分たちの精一杯の力で、地元の力で観光地化をがんばった、その中でゲストハウスも西洋人スタンダードにあわせられるようにお金を費やした、という場所です。
(予約の仕方について)
2012年の夏の時点で、オンライン予約はできませんでした。
ホームページからEメールを送り、オーナーとやりとりをして部屋を予約しました。
精算は現地精算で前払いの必要もありません。
オーナーは英語(もちろん中国語)を理解するので、メールのやりとりは英語でしました。
チェックインはいつか、
チェックアウトはいつか、
部屋、ゲストの人数、
泊まりたい部屋の希望、
代表者名、Eメールアドレス
これだけで予約できました。
ただ、オーナーの英語は完璧ではないので「予約をお願いします」「これを確定してください。○○日に会いましょう」みたいなメールをして「予約しますよ」という意思表示を最終的にするのを忘れずに。あやふやな英語、丁寧すぎる英語だと意味不明な回答がきたり、質問したのとは意図が違う返答がくることもあるので、基本メールのやり取りは「簡素に」が重要です。
(ホテルの料金)
ホームページに価格表がついていてそれ以上を請求されることはありません。わたしたちは2部屋を2泊、合計約900元で予約をしました。
(1部屋は2つベッドの部屋で、1つのベッドの部屋よりも若干安めでした)
この価格は平安村では「高い」レベルの金額です。
安さが命の人は、当日、Walk-inでどっかの宿に値段を交渉して泊まるのが一番だとおもいます。
繁忙時(中国の祝日)は特別価格になるみたいです。
この金額もちゃんとホームページに載っています。
(部屋の選び方)
「窓が2つあり、棚田(Rice Terace)の眺めがあるベッド1つの部屋」を指定しないといけません。ベッド2つの部屋は狭いし、窓が2つない部屋(角部屋以外)は眺めが極端に悪くなるし、棚田側ではない部屋の眺めは、ストリート側になってこのホテルのよさが皆無になるおそれがあります。
英語では
I need a King or Queen size bed room with 2 big windows to look out the rice terrace.
上の文は「棚田の眺めが見える、大窓2つのベッド1つの部屋が必要です」の訳です。
(もし2ルーム必要なら、aを2に書き換えて、RoomをRoomsと複数形にするといいです)
King or Queen size bedというのはベッドサイズを指します。
どちらも部屋に1つのベッドどいうことで、ベッドサイズは2人でシェアが可能なベッドです。なぜ、King or Queenとしかというと、「King」と指定すると「Queen」サイズのベッドになるよ、とか、「one bed room」って書くと「ベッドサイズはQueenだけどいいの?」とか余計なメールがくるので「ベッドがひとつの部屋だったら、ベッドサイズはキングだろうがクィーンだろうか、問いません」という意思表示のためです。
この指定の部屋は私の推測ですが、4つしかないとおもいます。(か、それ以下)
希望の数、ベッドルームが確保できないこともあるので、たくさんの部屋数が必要な場合はこのホテルは適しません。
「この部屋ならあるよ」みたいなオファーは受け付けないほうが良いです。
日付を変えるなりして、希望の部屋をゲットすべきです。
(この部屋を2部屋確保しなかったことを、私はとっても後悔しました)
(バスルーム)
上に書きましたが、中国本土の典型的なバスルームです。
日本人スタンダードにしたら「汚い」とはいわないけれども綺麗とも言いずらいバスルームで、私は備え付けのスリッパをはかないとこのバスルームには入りたくなかったです。
臭いがするし、夜9時以降のシャワーは温水がなくなる恐れがあるので覚悟して、温水がでなかったら、部屋についている電気ポットでお湯を出すか、早朝にシャワーをあびるかの決意が必要です。
フロントにクレームをしても「しばらくお湯を出せばお湯がでる」というだけで、実際は、その日のうちの「ホテルのお湯」を使ったらもうでません。10分、お湯をだしつつけても、お湯はでないときは、もうでません。(笑)
たぶん、どこの平安村のゲストルームも同じようなクオリティーとおもいます。
上記書いたマイナス面が受け入れられないなら、この平安村に滞在するのは日帰り旅行のみにして、宿泊しないほうが言いと思いますが、それでもわたしはやっぱり、この平安村のよさは夕方、早朝、観光客がいっせいに引き上げた後の静かな村だとおもうので365日のうちのたった1日や2日、お風呂にはいれなくても、トイレが若干くさかろうが、
我慢する価値はあるとおもいます。
(空港からホテルまで)
残念ながら公共のバスを使うのは大変です。不可能ではないですが、大変だとおもいます。桂林空港からのカーサービスをこのホテルを通して事前に予約しました。
ちなみにカーサービスは450元でした。車はバンで、快適でした。ドライバーは中国語しかわかりません。英語を理解する人を頼むとさらに割高になりますが、ここは意思の疎通はいらないので、中国語が分からなくても、大丈夫ですよ。
空港の出口で予約したゲスト名の看板をもって出迎えてくれていますし、出迎えが終わったら話すことはありません。お金のやり取りも運転手と直接はしません。オーナーにホテルの部屋代と一緒に払います。
(食事)
何もついてきません。すべて有料です。
夕ご飯しかこのホテルで食べていませんが、西洋風の調理方法で私の口に合いました。(生粋の中国人である義理両親の口にはあわなかったようですが)
あえてこのホテルで食事をしなくても、平安村にはたくさん食事をする場所があるので、これは適当にぶらぶら村を探索して探しても良いと思います。
ちなみに、この平安村で食べる「鶏」はとてもおいしいです。
鶏のスープ、一匹丸々鶏が蒸されているので見た目はキツイかもしれませんが、コラーゲンたっぷりで本当に美味です。鶏の姿蒸しをみても気分がわるくならないなら、この村のレストランで、鶏のスープ頼んでみてください。
(隣のDazai村へのトリップの手配)
オーナーを通して手配すると仲介料みたいのを約100元から200元とられるとおもったほうがいいです。が、しかし、オーナーを介さないでいきなりドライバーを探すというのも難しい話。中国語を理解する、ということであれば、桂林についてから電話をしようすることが可能なら、このドライバーさんにコンタクトさテルといいかも?
電話番号 1−363−517−4480
桂林旅遊包車という会社の連絡先で、この平安村に住んでいる(ホテルの近くに住まいがあるはず)ドライバーさんで、親切でしたが、中国はなにごとも交渉。各自、がんばって交渉するのは必須だと思います。
(必需品)
スーツケースに空きがあるなら、懐中電灯をもっていたほうがいいです。
外灯が限られたところにしかないため、日が暮れた後の平安村は暗くなります。
さらに、ホテルの部屋も間接照明のため、日没後の部屋でスーツケースから物をさがすのが困難です。懐中電灯があると、なにかと役立ちます。