ラマンチャ地方の外れの小さな村 Vara de Rey、さらにそこから森の奥へと分け入った人里離れた荘園の中にあるホテル。
周囲には本当に何もなく、ホテルのプールとガーデンの目の前から望むラマンチャ地方の地平線が180℃どこまでも続きます。
ホテルのオーナーの愛犬2匹がいつもお客さんを出迎え、テラスでお茶を飲んでるとこちらへやって来て横に座る姿がとても愛らしく、また裏庭にはロバが3頭おり、朝食後オーナーが朝食の残りを持ってきてロバにあげていいよと娘に渡してくれました。娘はものすごく喜んでたくさんのパンやクッキー等をロバにずっとあげていました。
小さなお子さんがいるファミリーには、本当にお勧めのホテルです。
オーナー夫妻はとても親切でいつも笑顔で対応してくれました。
またレストランでのディナーは本当に美味しく、このような人里離れた田舎の村でこれだけ素晴らしいお料理が出てきたことに驚きました。美味しいだけでなく、盛り付けも1流レストランに引けをとらない美しさ、なのに料金はこれまたビックリするほどお安く、100ユーロくらいはいくかな?と思っていたのに、その半額にもなりませんでした。
これまでスペインで色んなタイプのホテルに泊まりましたが、コストパフォーマンス的にはこのホテルが今のところ1位です。
一つ残念なところは、客室は全て小さなパティオ向き。
せっかくの絶景はどの客室からも見えず、テラスやガーデンに行かないと見れません。
ただお部屋のつくりは可愛らしく、バスルームも清潔で雰囲気のあるものでした。
また非常にアクセスの悪い場所にあるため、レンタカーなしではほぼ不可能です。(タクシーも最寄の村で拾うことはおそらく不可能)