パラドール デ サント ドミンゴ デ ラ カルサダのクチコミ

　サンティアゴ巡礼路フランスの道の途中にあるサント・ドミンゴ・デ・ラ・カルサダという田舎町にあるパラドール
　巡礼中はアルベルゲという一泊５ユーロの巡礼者宿に泊まってきましたが、この日は贅沢をして１００ユーロ（なんと２０泊分）のパラドールに泊まりました。さすがに建物も部屋もバスルールも立派。歩き始めて２週間経っていたので久し振りにゆっくり休むことが出来ました。パラドールのバーで飲んだリオハワインは１グラス２ユーロと予想外の安さに満足。
　Santo Domingo de la Calzada教会の隣にあります。この教会の名前にあるCalzadaとは石畳の道のことで、道路整備や救護施設の建設に尽力した聖ドミンゴの遺徳を偲んで建てられました。また、聖ドミンゴの奇跡の伝説もあります。

「聖ドミンゴの奇跡」
無実の罪で絞首刑になった若者が、聖ドミンゴが支えてくれたお陰で死ななかった。それを信じない役人が「それはテーブルの上のローストされた鶏が歌い出す様なものだ。」と言ったどころ、直ちに鶏が生き返り、高らかに鳴き声をあげた。そして、今も聖ドミンゴの奇跡を讃えるために、教会の中で鶏を飼い続けています。

巡礼路の途上にある最初のパラドール
話には聞いていたが日本では味わうことのできない雰囲気の宿だ。
設備はそれなりに近代化されているので新しいホテルとそん色はない。
けれども、外装や内装、それに調度品は昔のままの雰囲気を漂わせている。
日本いる時に会員登録をしていたので色々の特典がある。

スペインへ行く前にインターネットからパラドールを予約し、その時にAmigos cardに登録した。
送られてきたカ−ドには数千円分のクレジットが付いており、チェックインの時に見せればその分宿泊費が安くなり、ドリンクが一人一杯無料で飲めるサービスが付いていることが分かった。
普段は５〜１０€の巡礼宿に泊まり、シャワーと質素な夕食を楽しみ、鼾の中を寝る生活であった。
サントドミンゴ・デ・ラ・カルサーダでは、大きなバスタブ、豪華なディナーと朝食、静かな夜を送ることができた。
このパラドールは歴史的な建造物の感じはしなかったが、これから先、レオンやサンチャゴ・デ・コンポステーラなど巡礼路の途中にあるパラドールには積極的に泊まろうと決める。
しかも、早く予約すればジュニアスウィートが格安で泊まれることもある。