ホテルがあるのは雑居ビルで、他にも安いホテルやホステルが入居しているようです。建物の前に到着した段階で嫌な予感。ドアが開いていたエレベーターに乗込みボタンを押すも作動せず。3階(日本式で)にあるフロントまでスーツケースを抱えて上って行きました。3泊の滞在中に作動しなかった事が3度位あり階段を使いましたが、よくよく考えると閉じ込められてしまう危険性もあったなと思いました。
エレベーターはホテルのスペースの外にあります。3~4階がコンチネンタルホテルのようですが、ホテル内にエレベーターはありません。フロント係の女性にエレベーターが故障していることを告げると、「多分明日には直ると思う。」と適当な回答。思った通り翌朝には直っていませんでした。
予約はホテルサイトからで現地払でした。支払はチェックアウト時で、宿泊料金以外に1人1泊当たり0.75ユーロと別途税金がかかるとの事でしたが、予約した金額の倍額の564ユーロを提示されました。抗議し訂正してもらいましたが不信感をいだきました。
フロントから部屋に行くまでにまた階段があります。改装中の部屋があるようで、廊下中に溶剤の臭いが充満していました。部屋の鍵を開けてドアのすぐ横にある全てのスイッチを押しても灯りがつきません。フロントの人に来てもらうと鍵の部屋番号のキーリングに付いている定規の切れ端の様なブラスチックの板を通常ならカードキーを差込む所に入れるとの事でした。部屋が真っ暗で何も見えないのに「書いてあるでしょ。」と言われました。灯りが点くと、部屋の全てがピンク色。サイトの写真で見てピンクなのは知っていましたが、ベッドカバーも椅子のカバーも部屋中が薄汚れたピンク色で埃っぽく咳が止まらなくなりました。他の方が便利だと書いてあるプラスチックの収納ケースは底に茶色い汚れがこびりついていて使う気になりませんでした。
窓とテラスは一応ありましたが、開けてもすぐ隣の建物の壁。テラスはタバコを吸うためだけのスペースの様でした。
こちらは24時間の軽食コーナーがウリのようですが、こぼれたビールやカットフルーツ等にコバエが湧いていて気持ちが悪かったです。水やビールなどの飲み物をフリーで飲めるのは便利だと思いますが、部屋やホテル全体の印象から宿泊料のうちのかなり料金が食事代に割り当てられているのではないかと感じました。朝食しか食べないとすればこのホテルに宿泊する意味はないと思います。
他の都市で宿泊したホテルは満足度が高かったため、がっかりを通り越して怒りがこみ上げてきました。バルセロナを訪問する事があっても二度とこのホテルに宿泊する事はありません。