ヒルトンロスカボスは、周辺のリゾートホテルの中では、比較的リーズナブルな料金帯で、カボサンルーカスの町から少し離れてコリドー地区に位置していますが、ホテルは十分ゴージャスですし、町にもレンタカーを借りてホテル前の道1本でいけるので不便ではありません。それに大概のアトラクションはヒルトンまで送迎があります。
近年改装したばかりの客室は落ち着いたデザインの家具に、メキシコらしい鮮やかな色をアクセントに用いて、リゾートムードたっぷり。肩までしっかり浸かれる深いジェットつきバスタブのお風呂も気持ちいいです。ヒルトンならではの安定したサービスで、フロントや清掃、レストランのスタッフもみんな親切でした。数少ないアジア人客だからなのか、レストランでもプールサイドのバーでも、一度で顔を覚えてくれて、次からは初回にリクエストした場所の同じ席に案内してくれたり、とても気が利いてフレンドリーでした。
ジュニアスイートには、数室だけベランダが広いタイプがあります。私たちはヒルトンのサイトでホテルを予約した後、当日空きがあれば無料でしてくれるアップグレードのリクエストを入れて、この広いベランダの部屋をゲットしました。広いベランダで海を眺めながらルームサービスの食事をして、とてもいい気分でした。
町のほうのラグジュアリーリゾートはハネムーン客も多いようですが、ヒルトンのほうは子連れ家族客が多く、気軽でした。カボサンルーカス海流の強い場所で、海水浴向きではないのですが、ヒルトンの前のビーチにだけは入江になっている場所があって、唯一の遊泳可の場所になっています。砂浜はいつもきれいでごみが無く、日本の海水浴地のような臭さもありません。カモメやカツオドリが飛んできて、磯ではカニがかくれんぼをしていて、子どもは磯遊びに夢中でした。しかし海底はすぐに深くなるので、海に入っても遠くまでいかないように注意したほうがいいです。ビーチでは乗馬もできるようです。
プールサイドの土産物屋のブースでは、素焼きの皿や動物などの置物を買って、その場で色付けができます。これをお店の人が彼の家の釜で焼いて仕上げて翌日持って来てくれます。子どものいいアクティビティになって、いまでもいい思い出として子ども部屋に飾っています。