味暦あんべの親ガニ丼は絶品ですよ - 鳥取市 のクチコミ
味暦あんべの親ガニ丼は絶品ですよ
- 山菜迷人さん
- 男性 / 鳥取市のクチコミ : 4件
- 旅行時期 : 2009/12(約15年前)
弥生町、末広温泉町と言えば、鳥取市内中心部の飲食店街である。そのはずれに味暦あんべがある。小さな四角い蛍光灯の看板が出ているが、民家のような佇まいは、注意していないと通り過ぎてしまいそう。入口に、スポットライトを浴びた当店自信の一品、親ガニ丼、ぜひどうぞの掲示板が下がっている。
入口の引き戸を開ける中に入ると右手にカウンターが並んでおり、その奥に個室が3部屋。小さな店だ。今日は、鳥取の飲み友達の案内で、親ガニ丼会席コース(7品、6,000円)を肴に一杯やる。小鉢は、サザエの肝を醤油で煮つけたもの、お造りは、どこから来たかを尋ねたうえで県外からの客には蟹の刺身が付いている。焼き蟹は、小さな七輪で自分で焼いて食べる。焼き物はブリ。締めに本日の目的でもある親ガニ丼。
親ガニは味噌汁の椀に入るくらい小さい。その親ガニを塩茹でし身をほぐし、ご飯のうえにのせる。とても一匹では足りないので、おそらくこの丼いっぱいに何匹もの親ガニを使っているのだ。丼にのっている身の半分は味噌であえてある。中央部分にはオレンジ色をした内子を広げ、その真ん中に濃い紫色と言ったらいいのだろうか外子を丁寧にほぐしたものが盛られている。そして、親ガニの甲羅に大葉を敷き内子を蒸したものをを盛り付け、丼の縁に沿って置かれている。生の内子の濃厚な味わい、味噌をからめた身の旨味、外子のプチプチとした食感、この一杯に親ガニの色々なうまさが凝縮されており、文句のつけようのない旨さである。
味噌汁には大根と親ガニの甲羅を外して二つに割ったものがそのまま入っている。良い出汁がしみ込んだ大根が旨い。丼とセットで実に良い仕事をしているのだ。
かなりお酒をいただいた後だったけれど、一口食べたらもう止まらない。口もきかずに丼を抱え、一気に平らげてしまったのだった。
※親ガニ丼単独だと2,500円です!
- 予算(一人)
- 7,500円未満
- 料理・味 :
- 5.0
- サービス :
- 4.0
- 雰囲気 :
- 4.0
- コストパフォーマンス :
- 5.0
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