まるでラピュタ島 感じさせられた、平和の尊さ 戦争遺産と可愛いウサちゃん
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- 旅行時期:2020/09(約5年前)
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by とらっきーさん(男性)
竹原 クチコミ:1件
私達はコロナのGOTOトラベルのころに この島に行きました。
船で到着した私達をかわいいうさぎたちが出迎えてくれます。
人なつっこいウサちゃんが多く、みんな餌をねだってきます。
こちらも嬉しすぎてあげすぎたくなっちゃいますが、ほどほどにしましょう。
島全体にうさぎが居ますからすぐ無くなっちゃいますから。
遠く向こうから「あ、餌くれる人が来た!」と喜んで駆けて寄ってくるうさぎを見て、可愛いと思わない人がいないはずがありません。
「うっとおしい」と思う人は来てはいけない島です(笑)ずっと煩わしく感じますよ。
この島は一周することができ、その散歩道でこの島の黒歴史を垣間見れます。
戦時中の各施設で、毒ガス貯蔵庫跡、発電場跡・・・
それら施設は、いまでこそ、まるでアトラクションのような廃墟感がありますが、
実際リアルな廃墟であり、戦争のために使われた施設たちです。
戦時中、この島は秘密の島とされ、地図から消され、毒ガスなど人を殺(あや)めるため道具をつくる工場の島でした。
宿舎近くの毒ガス資料館はぜひ拝見なさってください。おどおどしいから避けてしまう方もおられるかもしれませんが、遠い過去になってしまったからこそ、「戦争」は忘れてはいけないと思っています。
宮崎駿監督の映画ラピュタ
その舞台である天空の島ラピュタはかつて地上を支配した天空の島でした。
今では廃墟になった天空の島には巨大で薄っぺらいロボット兵が住んでおり、
そのロボットが島に住む小鳥たちに優しく接する姿が描かれています。なんと微笑ましい光景か。
この島の廃墟たちは、まるでラピュタの世界を想像させてしまうような姿を留めています。建物の影から、優しいロボット兵がのろのろ姿を表してくるのではないかという雰囲気を漂わせています。
天空の城ラピュタ が廃れた理由はいくつか説がありますが、その中に、高度な文明を持ち反映するものの、その反面、それに頼った人間は人間本来が持つ生命力を弱めさせ、人口減少の末、奇病により滅亡したという説があります。
テクノロジーが発達した現在に対するメッセージかも知れませんね。
すみません、脱線しました・・・
この島は、戦争という悲惨な現象に心を痛めつつも、
うさぎを愛でながら家族で穏やかに過ごせる平和の尊さを感じられる貴重な場所に思います。
天国と地獄のような両極端な印象があります。
いつまでも、ウサちゃんを愛でられる平和の象徴のような島でありますように。
- 施設の満足度
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4.5
- 利用した際の同行者:
- 家族旅行
- 見ごたえ:
- 4.5
クチコミ投稿日:2025/03/01
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