ふたつの記憶
- 5.0
- 旅行時期:2022/04(約4年前)
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by Lillyさん(女性)
朝倉・甘木・小郡 クチコミ:4件
平和祈念館を含む戦跡に関心があるのは私だけなので、母にチェックアウトを頼み、一人で鳥栖のホテルからここまで来ました。
9:00開館だったので周辺も散策したくて8:00にはこの辺にいました。
チェックアウトは10:00なので1時間はコーヒーでも飲んで待っていてと言い残し、記念館は1時間ほど見学しました。
そんなに大きな施設ではないのに1時間半なんてあっという間に過ぎました…見学しきれてない事に心残りがいっぱいです。
ここでの記憶は大きくふたつ。
一つは世界で唯一存在している零戦三二型を展示していた事。
マーシャル諸島のジャングルに不時着していたものを譲り受け復元したものです。
三二型の特徴は主翼の短さ。
直線的にカットされていたからです。
この時期はまだ零戦優位の時でしたが…。
尾翼のYは搭乗していた大佐の頭文字だそうです。
私は零戦を見るといつも操縦席をじっと眺めたりぼんやり見ています。
狭く孤独の操縦席だなと胸が詰まります。
たがらと言って艦攻や艦爆のように複数名の命が一瞬にして失われるのも酷。
飛行機に限った事ではないですけどね。
二つめは、さくら弾機の説明が聞けた事。
人間爆弾の一つです。
桜花は知っている人も多いと思いますが、さくら弾機はマイナーです。
その形状の不気味さには息を呑みます。
たまたま最近調べていたさくら弾機。
思わず係の方に色々質問していました。
まさかここで耳にするとは…偶然。
レプリカはなく、映像で知ることができます。
爆弾を抱いた零戦、桜花、さくら弾機、回天、震洋など人間が兵器にされた事には怒りしかありません。
ありえない自爆法はもっとたくさんありました。
せめてあと1時間は居たかったな…。
熱心に質問していた私が急に帰ろうとするのを見て係の人はビックリしてました!
事情を説明すると「このチケットはその日のうちなら何度でも入れるからまた後で来たらいいですよ」と仰ってくれました。
九州にはここよりもマイナーな資料館や記念館が多くあります。
こういう場所を巡るなら一人旅がいいなと思っているところです。
- 施設の満足度
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5.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 3.0
- コストパフォーマンス:
- 5.0
- 人混みの少なさ:
- 5.0
- 展示内容:
- 5.0
クチコミ投稿日:2023/04/17
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