映えとか要らないから!!
- 3.5
- 旅行時期:2022/12(約1年前)
-
by Lillyさん(女性)
呉・海田・安浦 クチコミ:14件
何年も前から大和などに関する映画や本、完全ガイドを見てきた私が遂にここへやってきました!
外展示も多くて数時間は見学できます。
私はホテルに家族を置いて(私以外に関心ある家族がいなかった)じっくり閉館になるまで見学しました。
まずは企画展。
阿川さん半藤さんの本はかなり読みます。
大和とは関係ないけれど、ここに来る数日前に阿川弘之の「雲の墓標」を読んでいたくらい。
大和に関してはそこそこの知識を持っていると言えます。
「戦艦大和と一万二百個の握り飯」も読んだばかり。
ここに展示されているのは天一号作戦時の最終型。
第2第3主砲塔上に機銃座が置かれています。
こんな場所に配属されたら鼓膜が破れる。
かなり無謀。
高角砲、機銃が増えたため「はりねずみ」と呼ばれていました。
展示されている大和には零式水上観測機が付いていますが天一号作戦時にはもう搭載されていません。
勝算のない攻撃で死にに行くのに観測機を搭載する意味がなかったんだと思います。
莫大な費用をかけて、その大きさを軍内部にまで秘匿しながら造られた大和。
武蔵もですが、それなりの活躍はできずに終わりました。
大艦巨砲主義は時代遅れ、これからは航空戦だと提言した人もいたけれど日露戦争での栄光が脳裏に刻まれたまま払拭できずに突き進んだ結果でしょう。
その点では戦況を読めていなかった。
私でも戦艦を作るなら空母と戦闘機を作るべきだったと思います(もちろん戦争は反対ですが)。
大和の他にも零式艦上戦闘機や海龍なども展示されていて見応えはあります。
欲を言うならば無機質な機械的な内容ばかりではなく、兵たちの日常生活の展示が欲しかったな。
何を食べていたのか、どういうふうに食事を作っていたのか、お風呂やトイレ、どんな場所で寝ていたのか、洗濯のやり方、娯楽などなど。
そういう日常生活をもっと展示した方が女性も関心を示すだろうし、大和との距離感が縮むと思います。
更に欲を言うならば、ミズーリのように内部まで入れるようにすればいいのに。
1/1スケールの模型を作って。
大和が誕生した呉だからこそ最大限にその環境を生かせたら観光客が増えるに違いありません。
ミズーリの主砲は実際に見て、あまりの巨大さに釘付けになり固まりました。
大和はミズーリより主砲が大きい艦です。
実物大を見たい人は私を含め大勢いるのではないでしょうか。
映え狙いでライトアップされていましたが、とても展示が見にくかった!
ライトアップなしでしっかり見られた時間が少なかったのは、せっかく行ったのにすごく残念。
薄いブルーはまだ良いのですが、濃いブルー、グリーン、特にピンクは逆効果です。
全然映えていません。
カラフルな写真を撮りたい人が来るような場所ではないとまでは言わないけど、そういう人はごく少数だと思います。
また行きたいかと聞かれたとしたら微妙かな。
大和ミュージアム、私には物足りなかった。
ミズーリを何度も見ているだけに。
てつのくじら館の方が良かったと思います。
呉にはまた行きたいので、もし気が向いたら企画展次第でまた寄るかもしれません。
500円で大和ミュージアムとてつのくじら館の出入りが自由。
興味ある人が隅々まで見学したら半日はかかると思います。
- 施設の満足度
-
3.5
- 利用した際の同行者:
- 家族旅行
- アクセス:
- 5.0
- ホテルから車で5分くらい
- コストパフォーマンス:
- 5.0
- 500円で二つの施設が見られるのは安い
- 人混みの少なさ:
- 5.0
- オフシーズンだった
- 展示内容:
- 3.0
- 本気で映え意識はやめて欲しかった 日常生活の展示も見たかった
- バリアフリー:
- 5.0
クチコミ投稿日:2023/02/07
いいね!:0票